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● 中国の原子力発電所立地点 より
http://news.searchina.ne.jp/topic/tepia.html
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ここヘンJAPAN 2011年5月16日
http://zhongwenfanyi.blog69.fc2.com/blog-entry-490.html
中国語翻訳者のつぶやき
中国語が好きな人、中国が好きな人、中日翻訳を目指している人に向けて発信するブログです
未だ収束の兆しさえ見えていない福島原発の事故。
中国政府もこれまで日本政府の原発事故に対する処理について固唾を呑んで見守ってきたことは、当ブログでも何回も取り上げました。
そんな中国ですが、ここのところの中国国内メディアの報道を見ると、中国の原発を再評価する論調が目立ち始めています。
中国国内の各専門家の言葉を報じ、
「中国の原発は福島原発事故のようにはならない」
とことさら強調しているのです。
そのきっかけとなったのは、5月11日の東日本大震災2周年、そして12日に日本のメディアが報じた
「福島第1原発1号機にメルトダウンが発生していた」
という東電の発表だったようです。
事実この発表に前後して、中国では、専門家による原発に関するセミナーが相次いで開催されているのです。
東日本大地震から2カ月となる5月11日、中国能源(エネルギー)協会は北京で
「福島事件が中国の原子力発電の発展に与える教訓に関するシンポジウム」
を開催しました。
シンポジウムの席上、専門家や業界関係者は
「福島原発の核事故は、原発発展において必ず安全を第一に据え、建設中の原発や建設される予定の原発に対して全面的な安全検査を行う必要があることを示している」
と呼びかけました。
しかしその一方で、専門家は
「国の第12次5カ年計画における原発発展の政策を変えるべきではない。
安全確保を基礎として原発を高い効率で発展させなければならない」
と指摘しています。
その翌日の12日に開催された「第7回中国原子力国際大会」でも、多くの専門家が
「2020年までに発電量を7000万キロワット以上にする」
というわが国の原発発展に関するロードマップは大まかに明らかになっていると述べました。
実際のところ、3月16日開催の国務院常務会議で、
①.直ちに国内の原子力設備に対して全面的な安全検査を行う
②.稼動中の原子力施設の安全管理を適切に強化し、運営管理をしっかり行う
③.建設中の原子力発電所を全面的に検査し、安全性の評価を行うとともに改善する。
安全基準に合致していないものは直ちに建設を取り止める
④.新たな原発建設プロジェクトについては許認可を厳格化する
――といういわゆる「原発発展の国家4条」が制定されてから、中国は新規原発プロジェクトの許認可を一時的にストップさせ、全国の稼働中の原発、そして建設中の原発に対して全面的な安全検査を行っています。
これらの安全検査は5月末に終了し、最終的な検査報告が発表されることになっており、検査が終わり、準備が整い次第、新規の原発プロジェクトの許認可を再開することになっていると国内メディアは報じています。
12日開催の「第7回中国原子力国際大会」の席上、鄒樹梁国家原子能機構国際合作協調委員会委員は
「国内の原発の緊急対応の安全設計に関する規範は大体基準に達している」
としながらも、
「多くの発電ユニットは、(福島原発事故のような)極端かつ多重的な自然災害の事故に耐えうる能力を持っていない」
と指摘するとともに、
「原発発展計画と平行して、原発の安全計画を策定しているところだ」
と明かし、国際基準以上の指標を国内の原発に求めていく方針を明らかにしました。
さらに鄒樹梁委員は
「新規の原発プロジェクトの許認可についてさらに厳格な基準を設ける」
と説明しました。
新たに原発が建設されないとなると、2020年までに原発による発電量を7000万キロワット以上にするという目標が達成できるのかどうかという懸念がありますが、徐玉明中国核能行業協会副秘書長は、
「現在建設中の原発と現在稼働中の原発をあわせれば、この目標にほぼ届く」
と自信を見せています。
また5月13日にアモイ大学で開催された「原発の安全・技術と原子力プロジェクトの教育」と題するシンポジウムで演説した 王鲁闽ミシガン大学は中国新聞社の取材に応え、
「中国の原発で幅広く採用されている第二世代原発技術は、日本で採用されている第二世代原発技術とは異なっており、安全係数は日本よりも高い」
と胸を張りました。
中国は日本の原発による汚水排出については比較的厳しく批判しましたが、日本政府のこれ以外の原発関連の動きについては一貫して「静観」の態度を維持しています。
これにはやはり、日本の原発事故の教訓を「他山の石」として、国内の原発政策に取り入れたいとの思いが中国政府にあるからだといえます。
14日の環球時報は
「原発政策を闇雲に進めてきた日本は、反面教師になった」
と評しています。
日本と同じように原発政策を「闇雲に」推し進め、いまや世界一の原発大国となった中国にも
「日本のようにはなってはならない」
という強い気持ちがあるのでしょう。
原発見直し論さえ政府の声で押しつぶしてしまう中国。
このままで行くと、世界で唯一の原発推進国となりかねません。
』
『
NEWSポストセブン 2011.05.01 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20110501_18579.html
ケタ違いの数の原発建設計画ある中国の安全性に疑問の声
ご存じだろうか。
中国では将来、原発を230基も建設するという。
世界にも類のないケタ違いの計画だ。
盗用・パクリが当たり前と言われるこの国で、
はたして安全性に問題はないのだろうか。
* * *
現在、中国では13基の原子炉(総設備容量は1080万kW)が稼働中だが、中国国務院はすでに32基の新規建設を承認し(内28基は建設中)、建設承認の前期作業に入った原発は38基ある。
建設・計画中だけで計70基で、2020年までに現在の7倍の約7000万kWと、日本を上回る規模になるが、中国政府は
2050年までに230基(3億2400万kW)まで増やし、
世界最大の原発大国となる計画である。
世界的にも例のないスピードで建設を進めているわけだが、なぜこれほど急ぐのか。
中国の原発事情に詳しいエネルギーアナリストの窪田秀雄氏はこう説明する。
「中国では電力供給の約7割を石炭火力が担っています。
中国は石炭大国ですが消費量も多いため、資源可採年数は38年(2009年BP統計)と推定されています。
石油や天然ガスも枯渇に向かっています。
また、中国政府として公約した二酸化炭素の排出削減をするためにも早急に原発への転換を進めているのです」
背景には化石燃料資源の枯渇がある。
しかし、これほど性急な建設には、政府内でも意見が分かれているという。
前出の窪田氏が解説する。
「1月に国家エネルギー局を退任した張国宝局長は、“やみくもな拡大計画は絶対に許可できない”と発言しました。
国務院研究室も目標を下方修正すべきと提言しました。
その理由はあまりにも速いペースで開発が進んでいるためです」
窪田氏によれば、原子力発電開発の一つのネックとなっているのが「人材不足」。
中国では多数の大学で原子力工学科が設立されているが、開発のスピードが速すぎるため、とくに経験を積んだ人材の不足が恒常化している。
原発の増加に人材供給が追いつかなくなると安全な運転に支障をきたすという側面も否定できない。
もう一つは「品質のムラ」だ。
中国で建設・計画中の原子炉は、フラマトム(現アレバ)の炉をベースに改良したCPR1000と、ウェスチングハウス(東芝の傘下)の最新型AP1000が主体で、前者の国産化率は80%に達し、後者も国産化を進めている。
原子炉の部材には極めて高い品質が要求されるが、品質保証システムが十分でないうえに工期を急ぐため、品質問題がたびたび発生していると国務院研究室は指摘している。
続けて窪田氏が指摘する。
「AP1000をベースにした国産化では、出力を100万kWから140万kW、170万kWへアップしようとしています。
開発にあたってはウェスチングハウスもかかわっており、将来的には輸出も視野に入れています」
だが不安は残る。
こんな先例があるのだ。
中国は日本から新幹線を導入する際にも、営業最高速度250kmで設計した車両(CRH2)を独自に改造して 350kmで営業運転を開始したため、JR東日本と川重が厳重抗議したことがある。
オリジナルと性能が同じでは大国のメンツに関わるのかもしれないが、高すぎるプライドは身を滅ぼすことになりかねない。
※SAPIO2011年5月4・11日号
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ここはなにしおう汚職大国。
手抜き工事がしごく平常の世界。
原発の手抜きは考えただけで恐ろしい。
とすれば、そのいくつかは核爆発を起こすと考えておいて不思議はない。
そのときの、影響はどうか。
放射性物質の日本への飛散は免れないであろう。
「かわいそうな私の日本」
<future design>
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