2011年2月11日金曜日

レアアース 日本の備蓄50年分 ?

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 サーチナニュースから。


サーチナニュース 2011/02/11(金) 19:02
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0211&f=business_0211_060.shtml

中国のレアアースは15年で底をつく、日米から購入する時代も?

 中国メディア経済参考報は10日、「わが国のレアアース(希土類)は残り15年で底をつく」と報じた。

 省エネ・環境保護・新エネルギー・新エネルギー自動車などの分野で注目を浴びるレアアースは、中国にとって重要な戦略性新産業の1つと位置づけられている。
 トウ小平は1992年、「中東に石油あり、中国にレアアースあり」と語り、その重要性を指摘していた。

 日本はレアアース資源を持たないが、その備蓄量は最多だ。
 日本は約20年前から戦略的意図をもってレアアースの備蓄を開始し、現在の備蓄量は
 「50年分
とも言われる。

  日本は現在、中国以外のレアアース供給先の開拓を始めており、ベトナムとレアアース資源開発契約に調印したほか、ウズベキスタンと資源開発などで協力を強化することで合意した。

 2010年、中国のレアアース輸出量は3万9813トンで、本来の計画を9555トン上回った。
 同時にレアアースの密輸も横行し、違法採掘や盗掘などによって資源環境は悪化し続けている。
 レアアースの密輸総量はすでに1万トンを超える。

  記事は、
 「わが国のレアアース資源は長期にわたる薄利多売で急激に減少している。
 南部5省のレアアース資源貯蔵量は150万トンだったが、すでに90万tを採掘し、60万トンを残すのみだ。
 現在の開発速度で計算すれば15年で底をつく。
 その時、わが国は日本や米国から元値の100倍以上の価格でレアアース購入を余儀なくされるだろう」
と警告した。


 レアアースの備蓄が「50年分」。
 いったいどこからこういう論理が生まれてくるのだ。
 レアアース問題が表面化したとき、日本の新聞はたしか備蓄は半年分といったはずだが。
 まあ、そのころは正しい数字は取れていなかったとしても、せいぜい1年分がマックスだろう。
 その後、高値で中国から輸入されているし、ベトナムだとかオーストラリアだとかモンゴルだとかに手をうっている。
 もし、50年も備蓄があれば、誰れも騒ぎはしない
 中国が高値をつけてきたら、購入を控えても十分間にあうことだ。
 本当にこういう記事はいい加減である。

 気になったのでレアアース関係の記事を「サーチナニュース」から拾ってみた。



2010/12/31(金)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1231&f=business_1231_040.shtml

中国「日本は『こっそり』と、わが国からレアアースを奪っている」

  中国の解放日報は30日付で「日本はわが国のレアアース輸出規制を非難しながら、一方ではこっそりとわが国からレアアースを奪っている」と報じた。

  記事では、
 「日本のやり方は、中国から精密機器のガラス片などの廃品を大量に輸入し、リサイクル技術によってその中からレアアースを獲得するというものだ。
 しかもこの方法は低コストで、技術も難しいものではない」
とした。

  中国レアアース学会の専門家は
 「廃ガラス片を輸入することは、厳密にいえば密輸のようなものだ」
と主張、その理由として
 「中国商務部と税関の関連部署 は、2010年11月1日以降、44品目を輸出禁止にしたが、その中には廃ガラス片、レアアースを含む廃材が含まれているから」
と述べた。

  中国レアアース業界の権威者は、
 「今後、中国はレアアースを含む加工品の輸出についても厳格にコントロールしていくことになる」
と述べた。
 具体的には
 「レアアースを10%以上含んだ合金については、厳格な検査を実施する事になる」
と語った。

  レアアースを使用した製品は利益率が高いことに加え、中国国内では廃ガラスのリサイクル市場が小さいこともあり、現在でもさまざまなルートで日本へのレアアースの流出が続いているという。




2011/01/06(木)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0106&f=business_0106_011.shtml

日本が南鳥島近海でレアメタル、レアアースの調査を実施へ

   香港紙「文匯報」は、日本が2011年4月から「南鳥島(みなみとりしま)」近海で1年間にわたって海底資源調査へ乗り出すと伝えた。
 レアメタル(希少 金属)やレアアース(希土類)を豊富に含む「コバルト・リッチ・クラスト」の埋蔵を調査するためで、記事は
 「日本政府が周辺国家との競争になる前に、排他 的経済水域の資源の開発に手を打った」
と伝えた。
 中国新聞社が報じた。

  記事は、
 「日本政府はレアアースを輸入に頼るのでなく、自国で 生産できるよう希望している」
と伝え、
 「小笠原諸島の1つである南鳥島の近海には、マンガンやコバルト、ニッケル、白金などのレアメタル、電気自動車の モーターに用いるネオジムやジスプロシウムなどのレアアースが豊富に埋蔵されている可能性があり、日本政府がその採掘に力を入れる」
と報じた。

  日本政府は2010年末、独立行政法人“石油天然ガス・金属鉱物資源機構”が行っていた南鳥島近海の調査を引き継いだ。
 政府は海底鉱物資源開発予算の68億円の一部を南鳥島近海調査に充てるほか、20日間の調査期間を40日間へと延長する。

  記事は、「日本は鉱区申請などの準備を進め、周辺国家との競争に挑もうとしている」と報じた。




2011/02/11(金)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0211&f=business_0211_060.shtml

中国のレアアースは15年で底をつく、日米から購入する時代も?

 中国メディア経済参考報は10日、
 「わが国のレアアース(希土類)は残り15年で底をつく」
と報じた。

  省エネ・環境保護・新エネルギー・新エネルギー自動車などの分野で注目を浴びるレアアースは、中国にとって重要な戦略性新産業の1つと位置づけられている。
 トウ小平は1992年、
 「中東に石油あり、中国にレアアースあり」
と語り、その重要性を指摘していた。

 日本はレアアース資源を持たないが、その備蓄量は最多だ。
 日本は約20年前から戦略的意図をもってレアアースの備蓄を開始し、現在の備蓄量は50年分とも言われる。

  日本は現在、中国以外のレアアース供給先の開拓を始めており、ベトナムとレアアース資源開発契約に調印したほか、ウズベキスタンと資源開発などで協力を強化することで合意した。

 2010年、中国のレアアース輸出量は3万9813トンで、本来の計画を9555トン上回った
 同時にレアアースの密輸も横行し、違法採掘や盗掘などによって資源環境は悪化し続けている。
 レアアースの密輸総量はすでに1万トンを超える。

   記事は、
 「わが国のレアアース資源は長期にわたる薄利多売で急激に減少している。
 南部5省のレアアース資源貯蔵量は150万トンだったが、すでに90万 トンを採掘し、60万トンを残すのみだ。
 現在の開発速度で計算すれば15年で底をつく。
 その時、わが国は日本や米国から元値の100倍以上の価格でレア アース購入を余儀なくされるだろう」
と警告した。




2011/02/12(土)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0212&f=business_0212_036.shtml

ゴミの中から黄金を拾う日本 レアアースのリサイクルで=中国

   中国メディア人民網は10日、香港の文匯報の記事を引用したうえで、
 「ゴミの中から黄金を拾う日本」
と題し、日本は廃棄された電化製品などから金、プラ チナなどの金属や、パラジウム、インジウムなどのレアアースを抽出・リサイクルしていると紹介した。
 記事は、レアアースのリサイクルを『都市鉱山』となぞ らえ、その重要性を説いた。

  記事は、「数カ月前、わが国のメディアは、日本がわが国のレアアース輸出規制を差別だと非難する一方で、精密機器の廃ガラス片をわが国から大量に輸入し、廃ガラス片からレアアースを抽出していた」と紹介した。

   これに関し、記事は
 「リサイクル技術のある日本にとって、中国の廃ガラス片が貴重な資源であるのも不思議ではない」
と報じ、
 「日本は1960年代からレ アアース資源の利用効率を上げるために研究を続けてきた。
 1967年、日本のある会社は溶媒抽出分離法を産業界で応用し、レアアース内の数十種類の元素を 分離することに成功した」
と紹介。
 さらに、日本のレアアース抽出技術は50年以上にわたる蓄積なのだと報じた。




2011/02/17(木)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0217&f=business_0217_185.shtml

日中GDP逆転も、「日本経済は必ず復活する」=中国人有識者

  日本内閣府は14日、国内総生産(GDP)速報値を発表し、日本はGDPで中国に抜かれ、世界3位へ転落したことが確定した。
 これに対し、清華大学の劉江永教授は、
 「日本経済は必ず復活する」
との見通しを発表した。
 中国広播網が報じた。

  日本経済は20年にわたって停滞し、年間平均成長率はわずか1.5%にも満たない。
 日中の経済発展を比べると、その成長速度においては、中国がはるかに日本をしのいでいる。
 現在の日本は急速な成長後の成熟と飽和段階にあるが、インフラ設備や科学技術レベル、経済の質、単位GDPあたりのエネルギー消費量などにおいては、中国はまだ日本には及ばない。
 日本の現状は世界の経済発展あるいは日中経済の不均衡による必然の結果だ。

  劉江永教授は、
 「経済発展には周期があり、日本はバブル崩壊後に金融危機の衝撃を受けた。
 国内では人口減少や高齢化問題を抱え、いまだ回復しない国際市場を背景に、輸出にも影響が及んでいる」
と指摘する一方で、
 「世界経済が急速に回復すれば日本の未来にも発展の余地と潜在力がある」
と主張した。

  続けて、日本のインフラや住宅は今後20-30年で再投資の時期が到来し、日本経済が衰退し続けるということはありえず、復活の可能性は十分にあると主張。
 「日本の今後の発展は2つの面で進展があるかどうかにかかっている。
 第1に日本が構造改革によって中国をはじめとするアジア地区との経済協力を目指し、欧米より早く経済復興を遂げ、自由貿易協定を実現するかどうかだ」
と述べ、中国経済が転換をしつつある今、中国の購買力は日本にとっても大きなカギとなると述べた。

  また劉江永教授は、第2のカギとして
 「日本はレアメタルやレアアースを使用する高級製品の製造、輸出の約80%を中国に頼り、また原材料も中国から輸入している」
と指摘、日本は市場、資源ともに中国との協力が必要となることを十分に認識すべきだと主張した。




[◇ 2010年03月09日]


2011/03/09(水)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0309&f=business_0309_038.shtml

日本はなぜ資源大国になれた? 日本が注目を浴びる理由=中国

  新華社通信は7日、
 「日本はなぜ資源大国になれたのか」
と題して、かなりの資源を輸入に頼ってきた日本が近年、資源大国として注目を浴びている理由を分析、報じた。

   2007年、日本のエネルギー自給率は原子力エネルギーを含めて18%、原子力エネルギーをのぞけばわずか4%だった。しかし、物質・材料研究機構によ ると、日本国内の都市鉱山に埋蔵している資源は全地球上の金埋蔵量の16%に相当し、銀は埋蔵量の22%、インジウムは61%、タンタルは10%を占め る。

  また日本領海には日本国内で使用する天然ガスの約90年分の量に相当するメタンハイドレートの埋蔵量が確認されているほか、日本 近海の海溝には日本国内の天然ガス消費量14年分に相当する1億1000万立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されていることが確認されている。
 続け て記事は、
 「南鳥島付近の海底にはレアアースやマンガン、コバルト、ニッケル、プラチナ、ネオジムなどの鉱産物が埋蔵されている」
と紹介した。

   日本で発見された資源のほか、記事は日本の3R(リデュース・リユース・リサイクル)について言及、エネルギー効率の高さについて
 「日本が1 万ドル相当の製品を生産する際に必要な石油量はわずか0.1トンだ。
 米国は0.21トン、中国は0.9トンも必要だ」
と報じた。

  最後に、記事は
 「仮にわが国のエネルギー利用効率が日本と同水準に達すれば、石油などの資源を輸入する必要もなくなり、エネルギー輸出大国になれるだろう」
とコメントした。








 <future design> 



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