2011年5月19日木曜日

究極のエコカー

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● 究極のエコカーと言われるホンダ天然ガス車「シビックGX」



Sankei Biz 2011.5.19 05:00
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110519/bsa1105190504000-n1.htm

「ボルト」「シムレイ」など次世代自動車 ゴールは環境性能“三者三様”

 次世代環境自動車の関連技術を18日、メーカー各社が相次いで発表した。米ゼネラル・モーターズ(GM)が、昨年12月に米国で発売した電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」を日本で初公開したほか、慶応大学系のベンチャーがタイヤをモーターで直接回す方式の新型EVを披露。
 マツダはハイブリッド車(HV)などの電動化技術を使わないガソリンエンジンで、国内最高の燃費性能を持つ実用モデルを発表。
 環境性能をめぐる競争は激しさを増している。

 ◆充電1回で600キロ走行

 ゼネラルモーターズ・ジャパン(東京)の石井澄人社長は同日、
 「近く日本でも公道を走行する実証実験に入る」
と説明。
 発売時期は未定だが、実験を通じて日本でボルトの認知度を高め、早期の日本投入につなげたいとアピールした。

 ボルトは、基本的に電池から供給される電力でモーターを動かして走行するが、電池の残量が少なくなればガソリンエンジンで発電した電力に切り替わる仕組み。
 1回の充電での走行距離が通常は200キロに満たないEVの弱点を補い、約600キロの連続走行が可能という。

 ◆ホイールにモーター

 慶応大学発のベンチャー企業、シムドライブ(川崎市)の新型EV「SIM-LEI(シムレイ)」は、1回の充電での走行距離が333キロに達する。
 四輪それぞれのタイヤホイール内にモーターを内蔵する「インホイールモーター」などの独自技術を向上させ、電力の使用効率を引き上げることで走行性能を伸ばした。

 同社は、シムレイ開発に参画した三菱自動車、いすゞ自動車など32社の企業に関連技術を移転し、実用化や量産を進めていく方針。
 社長を務める慶大の清水浩教授は
 「シムレイに続く新型車を来年3月には完成させたい」
と述べた。

◆「1リットル当たり60キロ」

 一方、マツダは6月に発売する小型車の新型「デミオ」に搭載する排気量1300ccの新型エンジンを披露。
 10.15モードでガソリン1リットル当たり30キロの低燃費走行を実現するといい、ハイブリッド車を除くと国内最高の燃費性能だ。
 人見光夫執行役員は
 「ガソリン1リットル当たり60キロ走行の性能を目指す」
と、さらなる燃費向上に挑む考えを示した。

 二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向け、自動車の環境性能向上への社会的ニーズは高まっており、各社はエンジンだけでなく変速機の改良や車体の軽量化など、低燃費につながる技術開発のペースを上げている。




時事.com 2011/05/18-17:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011051800601

充電1回で333キロ走行=慶大発ベンチャー、EV開発


● シムレイ

 慶応大学の清水浩教授が社長を務め、電気自動車(EV)開発に取り組むベンチャー企業「シムドライブ」(川崎市)は18日、試作車「シムレイ」を都内で公開した。
 充電1回の走行距離は最長333キロで、現在販売されている日産自動車のEV、「リーフ」の200キロを大きく上回る。
 清水社長は
 「国内外の自動車メーカーへのライセンス供与により、2013年ごろに量産を実現したい」
と語った。
 シムレイは4人乗りで、最高時速は150キロ。
 発進から4.8秒で時速100キロに加速できるという。
 車輪ごとにモーターを組み込む技術「インホイール・モーター」を採用した。
 清水社長は価格について
 「一つの製造拠点で年間10万台生産できるようになれば、同クラスのガソリン車よりも安くなるだろう」
との見通しを示した。




財経新聞 2011-05-18 23:09:03
http://www.zaikei.co.jp/article/20110518/72558.html

マツダ、新デミオに搭載する高効率直噴ガソリンエンジンを発表

● マツダが開発した高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV(スカイアクティブ)-G1.3」

 マツダは18日、高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV(スカイアクティブ)-G1.3」を開発したと発表した。
 今年前半に発売予定の新型「デミオ」に搭載されることが決まっており、国産コンパクトカークラスに初めて搭載される「直噴1.3Lエンジン」となる。

 同エンジンは、レギュラーガソリンを燃料とする自動車用量産エンジンとしては史上最高の圧縮比14.0を採用しており、特に低回転高負荷領域での高い効率性を実現している。
 従来、高圧縮エンジンに不可避とされていたノッキングを防ぐため、理想的な燃焼室形状をつくる「キャビティ(くぼみ)つきピストン」や、緻密な燃料噴射制御を行う「マルチホールインジェクター」などの新技術を採用している。

 また、マツダ独自のアイドリングストップ技術「i-stop(アイ・ストップ)」の作動頻度を向上させ、さらに再始動時の燃料噴射量を低減してよりスムーズな再始動を可能にすることで、燃費性能を8%向上させることができるという。

 なお、同社は、同日から20日までパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2011」(主催:公益社団法人自動車技術会)に、同エンジンを出展している。




asahi.com 2011年5月18日18時17分
http://www.asahi.com/car/news/TKY201105180352.html

鉄鋼4社、35%軽い車体を共同設計 新素材に対抗


● 鉄鋼大手が共同設計した次世代自動車向け超軽量ボディーのイメージ拡大鉄鋼大手が共同設計した次世代自動車向け超軽量ボディーのイメージ

 国内の鉄鋼大手4社が18日、現行より約35%軽くなる自動車車体の骨格を共同設計したと発表した。
 次世代の電気自動車向け。
 2015~20年の量産化を視野に自動車業界に提案する。
 新素材として注目される炭素繊維やアルミに対抗し、「鉄」をアピールする。

 4社は新日本製鉄、JFEスチール、住友金属工業、神戸製鋼所。
 強度が高く薄くできる自動車向け高張力鋼材(ハイテン)の使用率を、通常の5~6割から97%に高め、溶接が必要な箇所を減らしたという。

 割高なハイテンを使うものの、炭素繊維やアルミと比べれば現時点では高くないといい、量産車に見合う価格に抑えられる見通しだ。
 製造過程の二酸化炭素の排出も炭素繊維の約10分の1ですむとし、環境対応でも鉄の優位性を訴えている。

 共同設計は世界鉄鋼協会が08年に始めたプロジェクト。
 海外13社も参加している。



 さて、いろいろエコカーが出ているが、究極のエコカーとされているのがコレ。


AFPB News 2011年04月21日 12:16 発信地:グリーンズバーグ/米国
http://www.afpbb.com/article/economy/2796379/7078414

ホンダの天然ガス自動車「シビックGX」に米国が注目

【4月20日 AFP】
 これまでに聞いたこともないほど徹底したエコカー
が、もうすぐ米国中のホンダ(Honda Motor)のショールームに並ぶと注目されている。
 圧縮天然ガスを燃料とする天然ガス自動車
 「シビックGX(Civic GX)
だ。

 ホンダは密かにこのシビックGXで、もう10年も前から環境対策に関する数々の賞を受賞しているが最初は政府に、それから経済界のトップたちに、その後にテスト市場の限定された顧客へと、慎重にこの車を発表してきた。

 そのシビックGXの一般発売が全米でこの秋から始まる。
 軌を一にしてバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、2015年までにすべての政府公用車を代替燃料かハイブリッド車、もしくは電気自動車に代えることを含め、低燃費自動車の普及にいっそう力を入れている。
 また中東情勢の緊張で石油価格が高騰し、一方で米国内で大量の埋蔵が発見された天然ガスの価格が下落する中、大幅な燃料コスト減も消費者にとっては魅力となるだろう。

 しかしシビックGXがこれから参戦しようというエコカー市場は、米ゼネラル・モーターズ(GM)の「シボレー・ボルト(Chevy Volt)」や「日産リーフ(Nissan Leaf)」といった新型のプラグイン・ハイブリッド車や完全電気自動車が、メディアの注目を奪い合い、ますますコンパクトな車が燃費競争のしのぎを削る激戦地となっている。 

 ホンダは米国進出初年度の目標として、それまでの倍に相当する4000台前後の売上げを掲げている。
 日産自動車(Nissan Motor)が掲げるリーフの年間売り上げ2万台と比べるとかなり控えめだ。

天然ガスがはクリーンに燃焼できる燃料

 シビックGXは、圧縮天然ガスのタンク1個で403キロの走行が可能で、ガスの充てんは自宅あるいは公共の専用補給所で数分とかからずできる。

 シビックGXの環境影響評価を行った米国エネルギー効率経済協議会(American Council for an Energy-Efficient Economy、ACEEE)は、米国市場において最もクリーンな車だと太鼓判を押した。
 これは天然ガスがクリーンに燃焼できる燃料だからだ。
 主成分はメタンで、ガソリンに比べて二酸化炭素排出量は3割、大気汚染の原因となる粒子状物質は7~9割カットできる。
 
 電気自動車は排気管からは何も出ないかもしれないが、
 米国の電力の45%は石炭を燃料とする火力発電

でまかなわれているので、製品全体のライフサイクルで見る二酸化炭素排出量の指標、「カーボン・フットプリント」で見ると値が大きい上、バッテリーも環境負荷が非常に高い。

■天然ガス補充ステーションの拡充がか課題

 一方、完全電気自動車と同様、シビックGXのオーナーは代償を求められるだろう。
 「フィル(Phil)」と名づけられた比較的安い充てんユニットを買えば、自宅でガスの補充はできるが、自動車用の天然ガスの公共補給所は、広い全米にまだ870か所しかないのだから長距離移動は問題外だ。

 それでも環境保全技術を専門とする米コンサルタント会社パイクリサーチ(Pike Research)は、圧縮天然ガスのコストの魅力と環境的な利点が追い風となり、シビックGXの世界全体での売上げは年間9.1%ずつ増え、2016年には320万台を売り上げるだろうと予測している。(c)AFP/Mira Oberman





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2011年5月17日火曜日

ドナルド・キーン

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● 2008年文化勲章受賞のドナルド・キーン




ウオールストリートジャーナル 2011年 5月 13日 13:01 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_235776

【肥田美佐子のNYリポート】日本永住を決意したドナルド・キーン氏に聞く「震災後、米国人の親日感情は最高潮」

 4月26日、日本文学研究のパイオニアとして知られるドナルド・キーン米コロンビア大学名誉教授(88)が、約10人の大学院生などを前に最後の授業を行い、56年に及ぶ教師生活にピリオドを打った。
 日本国籍を取得し、余生を「日本人」として過ごすためだ。

 約35人の報道陣が見守るなか、キーン名誉教授は、ゆったりとした穏やかな口調ながらも、
 「19年前の公式な引退後も教壇に立ってきたが、日本では、 88歳(米寿)は重要な年。
 わたしも人生をチェンジすべきときだと考え、日本で残りの人生を全うすることにした」
と、英語で決意を語った。
 帰化は、長い間、驚くほどの親切さで接してくれた日本人への「せめてもの恩返し」だという。

 キーン氏は、いったい日本のどこに魅了されたのか。
 日本人の最大の短所は何か。
 東日本大震災で大きな転換点に立つ日本には、何が求められているのか――。
 最後の授業の翌週、ニューヨーク市内の同大学で、日本文化を極めたキーン名誉教授に日本語で話を聞いた。


● ドナルド・キーン氏

――今年になって日本永住を考え始めたとうかがっています。

 キーン氏:1月、日本で3週間入院した際、あとどのくらい生きるか分からないと考え、残りの人生をどこで過ごすか、まじめに考えるようになった。
 そして、達したのが、いちばん住みやすい所は日本、という結論だった。
 かねてから日本の友人などに恵まれたことに対し、感謝の気持ちを伝えたいと思っていたところ、大震災が起こった。
 テレビで、ものすごい津波の映像を見て、日本の国籍を取ろうという気持ちが固まった。
 わたしの決断が日本の人たちに勇気を与えると言ってくれた日本人もいる。
 日本を離れる野球選手なども多いなかで、一人だけ日本に向かうのだから、驚く人もいたが、反対する人はいなかった。わたしを知っている人は、みんな、「なるほど(当然)」と。

 今、何十年もかけて集めた文学書や美術書など何千冊をどう処分しようか、考えているところだ。
 今まで1冊も捨てたことがない。
 東京には、35年前に買った家がある。
 これまでも、1年の3分の2を日本で過ごしてきた。
 日本でも教えたことはあるが、日本の習慣では、70歳になると仕事がないので(笑)、講演活動などを行ってきた。
 北海道から九州まで、すべての都道府県を回った。

――56年間の教師生活を振り返って、最も心に残る思い出は何でしょう?

 キーン氏: 1968年、コロンビア大学で、学生のストライキがあった(注:映画『いちご白書』の下敷きにもなった有名な学園紛争)。
 わたしの教え子たちは参加していなかったが、(学内が騒然としていたので)私の家で授業をした。
 わたしは、学生が政治活動にかかわってもかまわないと考えていたが、1つだけ大事なことがあった。
 日本文学を愛していること、だ。
 あのころの学生は、心底、日本文学に「惚れて」いた。
 だから、授業もうまくいった。
 教え子には本当に恵まれた。

――教授は、日本という「女性」と結婚したようなものだと発言されています。
 その女性のどこにいちばんひかれたのでしょう?

 キーン氏: 日本にいると、いちばん落ち着く。
 米国が嫌いなわけではないが、ニューヨークに帰ってくるとショックを受ける。
 物を買っても、ありがとうとも言われない。
 今日も医者に診察してもらったが、「ワイシャツを脱げ」といった調子だ(笑)。
 それに比べて、日本のお医者さんの丁寧なことといったら。
 人間と動物のいちばんの違いは「礼儀」である。
 わたし自身、自然に日本の礼儀を守るようになった。
 もちろん、知らないこともあったが、いったん覚えると、それを実践してきた。

 31歳のころ、日本に留学し、下宿したのが、京都にある国宝級の家の離れだった。
 いろりや茶室もあり、なんともいえない眺めだった。
 縁側に立つと、人家が一軒もなく、見えるのは、お寺だけ。
 だが、ひと月ほどたつと、母屋に米国帰りの京大の助教授が入ってきた。
 それを聞き、大変がっかりした。
 きっと英語の練習をさせられると思ったからだ。
 彼の部屋の前を通るときは、横を向いて視線を合わせないようにした。

 ところが、ある夜、夕食を共にすることになり、以来、親友になった。
 のちに文部大臣となった永井道雄氏(故人)である。素晴らしい人だった。
 彼に出会ってから、現代の日本も知らねばだめだと思い、選挙演説を聴きに行ったりした。
 当時、『夕鶴』(戯曲)が大人気だった木下順二とも知り合った。
 人の紹介で三島由紀夫とも親しくなり、作品の一部を訳したこともある。
 素晴らしい日本人の友人を持って、本当に幸せだった。

――日本人と米国人の最大の違いは何だと思われますか。

キーン氏: 家族に不幸があっても、泣いたりせず、自分の本当の気持ちを隠して人に接するのが日本人。
 一方、米国人は、ワーッと話す(笑)。
 以前、ハワイ出身の力士が負けたとき、とても悲しそうな顔をしたが、日本の力士は、表情を見せない。
 外国人が日本で暮らすと、日本人は、なぜ悲しいのに笑うのかと驚く。

 今回の震災でも、米国人は、日本人の落ち着きぶりに驚いた。
 素晴らしい、と。
 今ほど親日感情が高まっているときはない。
 わたしの友人で、特に日本に関心がない人でも、大震災の話をする。
 (いろいろな話が出るが)誰からも、一度も日本の悪口を聞いたことがない。

――逆に、日本の最大の欠点は何でしょう?

キーン氏: 極端から極端に走るところ、だろうか。
 バブルのころは、ロックフェラーセンターからドイツのお城まで、(日系企業が)ほうぼうで土地などを買ったが、もうちょっと遠慮してもよかったのではないか。

 だが、(バブルがはじけると)今度は逆に、
 「もう日本はだめだ。外国は、みんな中国に興味がある」
となってしまう。
 もう日本語を勉強したがる外国人はいないと言うが、うそだ。
 今年は、(コロンビア大学の日本文学のクラスには)去年の倍の学生が集まった。
 日本では、ジャパン・バッシングからジャパン・パッシング(日本外し)など、誰かが言い出すと、みんなそれにならってしまう。

 今日、ニュースで知ったが、(2013年以降)ニューヨークのタクシーが日産車に統一されるという。
 日本製品はいいということを、みんな知っている。
 風評被害で日本の食べ物を敬遠する米国人もいるという話があるが、わたしの周りでは聞いたこともない。

――今、日本は、サプライチェーンの混乱など、戦後最大の危機に直面しています。

キーン氏: 日本製品は高品質で信用できるという評価は、揺るぎないものだ。
 以前は、日本は物まねが上手だと言われたが、今は、日本が新製品を出し、他国がまねる時代だ。
 日本の美術も人気がある。
 音楽も、毎年、ニューヨーク・フィルハーモニックが武満徹の曲を演奏するようになり、広く知られるようになった。
 経済力が、世界2位から3位になったことに意味はない。
 中国は人口が多い分、(国内総生産が高くなって)当たり前だ。
 日本が悲観することは何もない。

――震災以降、エネルギー不足や停電の恐れなどにより、昔のレベルの生活にダウンシフトすべきといった声も出ています。

キーン氏: たとえば、機関車を例にとろう。
 懐かしさや(レトロの)美しさへのあこがれから、乗ってみたいという声があるのは分かる。
 だが、私の記憶では、本当にひどいものだった。
 トンネルに入ると慌てて窓を閉めたが、ほこりが口に入って、嫌な味がいつまでも残る。
 持ち物は汚くなるし、ちっともロマンチックではない。

――震災の危機管理や原発対策で、日本政府を批判する声が目立ちますが。

キーン氏: 昔から、日本政府は透明性を欠いていた。
 たとえば、公人に不幸があったときも、原因などが詳しく報道されない。
 日本では、個人的なこととして扱われるのだろう。
 米国などでは詳しく報道されるが、日本政府は、はっきりした情報を出すのを避ける。
 ごまかしているなどとは思わないが、米国とは事情が違う。

――日本に行ったら、真っ先にやりたいことは何ですか。

キーン氏: ささやかなことだが……。
 家の近くの小道の両側に店が並んでいるのだが、まず、そこを歩いて、「帰ってきました!」と、みんなにあいさつしたい。

――日本の読者にメッセージをお願いします。

キーン氏: 日本は大丈夫。必ず復興する、と信じている。

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肥田美佐子 (ひだ・みさこ) フリージャーナリスト

肥田美佐子氏 Ran Suzuki

  東京生まれ。『ニューズウィーク日本版』の編集などを経て、1997年渡米。ニューヨークの米系広告代理店やケーブルテレビネットワーク・制作会社など にエディター、シニアエディターとして勤務後、フリーに。2007年、国際労働機関国際研修所(ITC-ILO)の報道機関向け研修・コンペ(イタリア・ トリノ)に参加。日本の過労死問題の英文報道記事で同機関第1回メディア賞を受賞。2008年6月、ジュネーブでの授賞式、およびILO年次総会に招聘さ れる。2009年10月、ペンシルベニア大学ウォートン校(経営大学院)のビジネスジャーナリスト向け研修を修了。『週刊エコノミスト』 『週刊東洋経済』 『プレジデント』 『AERA』 『サンデー毎日』 『ニューズウィーク日本版』 『週刊ダイヤモンド』などに寄稿。日本語の著書(ルポ)や英文記事の執筆、経済関連書籍の翻訳も手がけるかたわら、日米での講演も行う。共訳書に『ワーキ ング・プア――アメリカの下層社会』『窒息するオフィス――仕事に強迫されるアメリカ人』など。マンハッタン在住。 http://www.misakohida.com




http://www.youtube.com/watch?v=b7bFT2Smd0I




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福島第一原発:メルトダウン

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● 朝鮮日報より




朝鮮日報 記事入力: 2011/05/13 08:58:10
http://www.chosunonline.com/news/20110513000020

福島原発:1号機で燃料棒が完全露出

燃料棒が溶け落ち、圧力容器に複数の小さな穴

冷却水と共に流出した可能性

 東京電力は12日、福島第1原子力発電所1号機の圧力容器の水位が当初の予想以上に低く、そのため長さ4メートルの燃料棒が完全に露出して溶け落ち、圧力容器下部で再び固まっているとの見方を示した。
 ただし、どの程度まで溶け落ちたかについては分からないという。これは共同通信が同日付で報じた。

 東京電力によると、溶け落ちた燃料棒によって圧力容器下部には複数の穴が開いており、、この穴を通じて冷却水と溶け落ちた燃料棒が圧力容器の外に漏れ出した可能性があるという。
 これまで予想されていた圧力容器内の冷却水の水位は、燃料棒から1.5‐1.7メートル下とみられていたが、水位計を調整して測定したところ、実際は燃料棒の上部から5メートルほどにまで下がっていることが分かった。
 しかし圧力容器の表面温度は100‐120度と比較的低く安定しているため、東京電力は「溶け落ちた燃料棒は水に漬かって冷却されている」と説明している。

 これまで東京電力は、1号機の燃料棒が溶け落ちた割合を55%ほどと説明してきたが、今回明らかになった水位から、実際は全て溶け落ちた可能性もあるという。原子力安全保安院の西山英彦審議官は「圧力容器内部の水位計はまだ正常な状態ではない可能性があるため、検証には慎重を期さなければならない」と語った。

 東京電力は1号機の燃料棒を冷却するため、11日までに1万トン以上の水を投入した。
 しかし、この水は圧力容器下部に生じた穴を通じて、ほとんどが外部に漏れ出したものとみられる。

 ソウル大学原子核工学科の黄一淳(ファン・イルスン)教授は
 「燃料棒が溶け落ちたのなら、溶岩と同じように底で固まり、この状態で蒸気が発生し続けているのだろう。
 蒸気が外部に排出されない限り、今よりも大きな問題にはならないはずだ」
と語った。





● TBSニュース 14日




TBSニュース 2011年16日23:45
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4726561.html

 福島第一原発で広がる「メルトダウンショック」。
 細野補佐官は16日、1号機同様、2号機、3号機でもメルトダウンが起きていて、その一部が圧力容器外側の格納容器に落ちている可能性に言及しました。

 「最悪、炉心が溶融(メルトダウン)している可能性を見ておかなければならない」
 「私個人が持っている懸念事項ですけれど、燃料が圧力容器にとどまっているのか、格納容器までいっているのか、程度の問題はありますが、多少は(格納容器に)落ちていると想定される」(細野豪志首相補佐官)

 細野氏によりますと2、3号機は津波直後の6時間程度、冷却機能が働かなかったといいます。
 すでに1号機では冷却機能が働かなかったために、津波に襲われた直後からメルトダウンが起きたことが分かっています。

 可能性が高まる2、3号機のメルトダウン。
 なかでもより深刻なのは3号機です。
 3号機では今月に入り、原子炉内の温度がたびたび上昇していました。
 現在ではかなり落ち着いてきましたが、不安定な状況が続いています。
 しかも、はっきりした原因は分かっていません。ただ、考えられるのは・・・。

 「原子炉に冷却水が届いていないのではないか」(政府関係者)

 3号機では、注水している配管の途中から水が流出しているなどして、炉心に思うように届いていない可能性があるというのです。
 核燃料が冷却されないとなると、「水素爆発」や最悪の場合、核分裂の続く「再臨界」に繋がりかねません。そこで・・・。

 「3号機の注水量を増やしまして、(圧力容器の温度は)140度前後で安定して推移するようになったので、もうしばらくこのまま様子をみる形になります」(東京電力の会見、午前9時すぎ)

 東京電力では冷却水の注入量を増やし、「再臨界」を防ぐためホウ酸の注入も始めました。
 また、水素爆発が再び起こらないよう格納容器へ窒素の封入も始める予定です。
 ただ、窒素封入を開始するにあたってはある課題があります。

 「1号機の次は3号機に手をつけたい。
 窒素を注入したいのだが、そのためには高い放射線量を出しているがれきの撤去が必要だ」(政府関係者)

 さらに解決すべき問題は残ります。「高濃度汚染水」の存在です。
 16日、細野総理補佐官が示した3号機内で溶けた燃料の一部が、圧力容器の外側へ落ちているという可能性。
 もしそうだとすると、格納容器の水はさらに汚染されます。

 この高濃度汚染水は、格納容器からタービン建屋地下やトレンチへと漏れ出しているとみられます。
 タービン建屋地下の水位は、ここ2週間で20センチも上昇。
 先週には一部が海へと流出しました。

 「明日から(汚染水の)移送を 開始することにしています」(東京電力の会見、午前11時すぎ)

 冷却のたびに膨れ上がる汚染水。
 京電力では17日、3号機に溜まった汚染水のうち4000トンを、2号機と同様に集中廃棄物処理施設へと移送する計画です。

 現在、福島第一原発の汚染水の総量はおよそ10万トン。
 その一部が、地下に漏れ出している可能性も指摘されています。







 こうした中、菅総理は原発事故の収束について、日程を変えずにできるという見通しを示しました。
 「半年から9か月後に冷温停止になるという状況に対して、何とかして時間的な展望は変えないで進めることができるのでは」(菅首相)
 政府は17日、事故収束に向けた新たな工程表を発表します。(16日23:45)






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2011年5月16日月曜日

ペットボトルのキャップ

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● google画像から



 東日本大震災でペットボトルのフタが問題になっていたとは知らなかった。
 今日の朝鮮日報を読んではじめて知った。


東日本巨大地震:日本で自省の声高まる

ペットボトルのふたが200種類、規格合わずミネラルウォーター増産できず

 「今まで、原発問題、そして政治に本当に無関心でした。
 その結果が、このような事故につながったこと、子供達に本当に申し訳なく思っています」(原文通り)

 日本のあるネットユーザーは8日「私も反省しています」というタイトルのブログにこう書いた。

 東日本巨大地震と福島原子力発電所の事故が起きてから2カ月。
 「安全と科学技術の日本」という神話は崩れ、日本人は自ら日本社会や文化全般に対し反省の声を上げている。

■規格統一せず、ペットボトルのふたは200種類

 日本人は「科学技術や製造業で世界一」としていた日本式システムの実態に衝撃を受けている。
 大地震と津波の後、被災地だけでなく東京をはじめ全国でミネラルウォーターの品薄状態が続いている。
 日本政府は当初、地震の被害がない大阪・名古屋などの西日本でミネラルウォーターの生産を大幅に増やせば問題はすぐに解決できるものと考えていた
 ところが想定外の「壁」にぶつかった。
 ペットボトルのふたは大きさもデザインもまちまちで200種類以上もあるため、増産に限界があったのだ。
 規格統一をないがしろにした結果だった。

 海外からの輸入も容易ではなかった。
 ミネラルウォーターの品質検査基準が海外と異なり、輸入手続きに時間がかかるためだ。

■専門家任せ「丸投げ文化」

 職人に代表される日本の専門家文化も問題だという声が上がっている。
 一般の人々と意思の疎通がなく、
 専門家任せの「職人文化」
がかえって大きな危機を招いたというのだ。

 過去20年間にわたり日本の原子力発電所を取材してきたというあるジャーナリストは、共同通信社系のニュース専門サイト「47ニュース」で
 「過去にも原発ではかなり多くの問題が発生したが、そのたびに原発担当者と政府は『専門家に任せればいい』と言ってきた。
 当時、私を含めた取材記者は、十分な知識がないという理由で深く追及できず『専門家に任せる』ことに同調した」
と書いた。

 全国民が募金運動を繰り広げて集めた義援金約1700億円も、被災者たちに渡されていない。
 専門家集団である各種委員会で分配方法をめぐり議論が長引き、ほとんど支給されていないからだ。

■「迷惑掛けたくない」と公益無視

 他人に迷惑を掛けることを嫌う文化も、危機対処能力を低下させているとの指摘がある。
 流通経済大学の原田英生教授は
 「米国は竜巻のような災害が起きると居住を禁止するなど、個人の権利まで制限する。
 しかし、日本は個人に対し配慮しすぎる文化があり、そのために安全・防災を優先する考え方が不足している」
と述べた。

 日本経済新聞は先日
 「危機からの再出発:新しい日本へ」
という連載記事で
 「日本は個人の権利だけを重要視し、『公共の利益』を語らないため、望ましい改革が遅れている」
と指摘した。

■「災害発生時に権力集中を」との主張も

 日本の政治体制の限界を克服するため、政治制度を改革しようという声も上がっている。
 橋下徹大阪府知事は
 「現在の政治システムでは、誰が首相になってもきちんとした復旧作業はできない」
として、一種の大統領制とも言える首相公選制(日本国民が直接首相を選出する制度)の導入を主張した。

 改憲論も出ている。
 読売新聞は
 「災害発生時に首相が全権を行使できるよう改憲が必要だ」
と主張した。
 しかし、日本の政界はまだ災害復旧よりも政争に没頭している。
 野党はもちろん、与党非主流派の議員たちも
 「菅直人首相が辞任しなければ災害復旧に協力しない」
という考えだ。
 このため、官僚主義に戻るべきとの声もある。

 姜尚中(カン・サンジュン)東京大学教授は
 「民主党政権が政治主導を掲げたことから、官僚たちは消極的になっている。
 原発事故を早期に収拾できなければ、日本は再び以前のような官僚主義国家に戻る可能性もある」
と話している。


 物好きで検索してみた。
 ちゃんと出てきた。


エキサイトニュース 2011年5月6日 10時00分
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20110506/Itmedia_makoto_20110506004.html

ペットボトルのキャップ共通化に見るサプライチェーンの行方

 東日本大震災ならびにその後の福島第一原発事故により、PETボトル入りのミネラルウオーターの需要が急激に増加し、PETボトル用キャップの供給が不足し、ミネラルウオーター供給のボトルネックとなっていることを受け、社団法人全国清涼飲料工業会は、PETボトル用キャップの白無地キャップへの統一を決めた。

 これは簡単なことに見えるが、飲料メーカーにとってもキャップサプライヤにとっても難しい判断であっただろう。
 キャップの機能というと、「中身の飲料の品質を保つため」くらいに考えている消費者も多いかもしれない。
 しかし、飲料メーカーから見た時には、それのみならず、商品がどういったものかやブランドとして認知してもらうための情報伝達や販促の機能を持っている。

 「キャップは中身が傷まない、こぼれなければ良い」
と考えている先の消費者であっても、実際には、キャップの色やデザイン、シンボルマークに自分が気付かぬうちに影響されて商品を買っていることもある。
 だから、飲料メーカーは、ボトル本体でなく、キャップにもこだわりを持って商品を企画している。
 色やシンボルマークを付けられない白無地キャップとなると、これまでのキャップの機能を落とすことになる。

 今回の共通化のきっかけは主要キャップメーカー3社より、自らの工場被災もあり、需要の急増に対応できないとの申し出があったことである。
 サプライヤからすると、白無地がペットボトルのキャップの標準規格となってしまえば差別化の余地が減らされ、価格競争しかなくなってしまう。
 だからこそ、飲料メーカーもサプライヤもさまざまなキャップのサイズやデザイン、色を考え、提案し、日本のペットボトルのキャップだけで200~300種類とあるといわれるだけの数になっているのであり、今回のキャップ共通化の期間が被災キャップ工場が復旧し、供給が整うまでと予定されているのである。

 仕様の標準化、簡素化。
 調達・購買担当者としては、本来こうした動きは平常時にこちらから仕掛けなけれなければならないものだ。
 しかし、売り上げへの影響を恐れて誰もなかなか手をつけられない。
 今回の震災対応でその壁を1つ越えたわけだ。

●仕様を標準化した時のデータは得られた

 被災キャップ工場の復旧後、元の仕様に戻すのか、白無地のキャップを採用するかは各社の戦略に委ねられるが、少なくとも、仕様を標準化、簡素化すると売り上げにどのような影響が出るかというある程度のデータは得られているだろう。…

 競合他社も白無地のキャップを採用しているので、実際の競争下のものではないが、仕様の標準化、簡素化の是非について検討する上で、やってみなければ分からないという感覚的なものを1つ超えた議論ができるようになっている。
 仕様の標準化、簡素化のコスト削減メリットは明らかだ。
 加えて、今回の震災を踏まえて、仕様の標準化、簡素化は事故や災害に負けない柔軟なサプライチェーン作りにも役立つことが明らかとなった。

 一方、いくら供給リスクが減るからといって、サプライヤやイノベーションへの影響を考えると、今回のような非常時の対応を除き、法制や規格でペットボトルのキャップの統一を図るべきものではない。
 規格であれば、まったく違う競争を持ち込むことで回避するという抜け道がないわけではないが、そうなれば、サプライヤ間に過度の競争を強いることになり、体力のあるところしか生き残れなくなってしまう。
 そうした市場ではサプライヤの寡占が進んでしまい、イノベーションは減り、中長期的にはコスト高となってしまう。

 いずれにせよ、中小企業では、今回の震災ならびにその後の生産の落ち込みに耐え切れずに廃業に至るところも出ており、その流れはこれからさらに増え、サプライヤの集約が進むものと見込まれる。

 ペットボトルのキャップの共通化、サプライチェーンが、被災工場の復旧後、どうなるかは買い手企業各社の動向もあり、まだ分からない。
 また、サプライチェーンの進む方向は商品ごとに異なるが、少なくとも、これまでの延長線ではいかないだろう。

 今、言えることは、そうしたサプライヤや競合他社の動きによる中長期的なサプライ市場の動向と、自社のサプライチェーン戦略の方向を見極め、適したサプライチェーンを築かなければらないことが各社の調達・購買部門に共通したこれからの課題ということだ。


 今回の大災害は、日本のいろいろは問題を浮き彫りにしてくれたようです。
 欠点が分かったら、それを是正していけばいいことです。




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2011年4月11日月曜日

メビウスの輪:遊星歯車機構とは

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● メビウスの輪を歯車化する



 3月11日に東日本大震災が発生した。
 そちらにかかりっきりでインターネットから情報を集めていた。
 それについては別のサイトで書いていますのでここでは取り上げずにいた。
 やっと、今日で1カ月が過ぎた。
 まだ危険な状態ではあるが、これまでモヤが激しく見えない状態での、手探り対応が続いていたが、少しづつでも見通しがきくようになってきている。
 よってこちらも再開することにする。
 といっても、サイトから面白そうな記事をピックアップしてくるだけの作業。
 
 再開の冒頭はこれ。


Wired Vision Design 2011年4月8日
http://wiredvision.jp/news/201104/2011040819.html

実際に制作された「メビウスの歯車」:Charlie Sorrel


 じっと見ていると頭が爆発するはずだ。Photo: Berkeley Robotics

 この「メビウスの歯車」はあまりにも非現実的で、表現することはほとんど不可能だ。

 この作品は
 「帯の片側にしか歯が付いていない歯車」で
あり、カリフォルニア大学バークリー校でロボット工学を専攻する学生のAaron Hoover氏が、さまざまな3D印刷技術を駆使して制作したものだ。
 Hoover氏は、このような歯車が実際に動くところのアニメーションを描こうと苦労した結果、このギアを実際に作ることが可能であると確信し、それは正しかったのだ。

 素材は柔軟性のシリコーン・ゴムだ。
 白い部分はメビウスの帯になっており、ひねりが1回加えられている。
 つまり、どのように目に映ろうとも、どのように頭で解釈しようとも、歯は帯の片側にしか付いていない。
 メビウスの帯には片面しかないのだから。

外側の黒い帯はひねりが2回加えられており、じっくり10分かけて目を凝らしても、どうなっているのか私には理解できない。
 小さな青いゴムの平歯車たちは、どういうわけか、2つの不思議な形の帯に挟まれ、うまく噛み合っている。

 この装置は、本質的には
 遊星歯車機構(planetary gear mechanism)
であり、理論的には、遊星である青い歯車と、白い「太陽」の帯のどちらかを使って動かすことができる(実際には白い帯を手で動かす方が簡単で、青い歯車たちはときどき飛び出すことだろう)。

 [遊星歯車機構とは、太陽歯車(sun gear)を中心として、複数の遊星歯車(planetary gear)が自転しつつ公転する構造を持った減速(増速)機構]

 私はこの写真から目を離すことができないでいるのだが、何とか、Hoover氏がこの作品の計画から印刷作業までを詳しく説明した資料(PDFファイル)に、最初から最後まで目を通すことができた。

 私のような素人には資料を読んでもほとんど理解できなかったのだが、このギアを組み立てるために必要だった悪夢のような複雑な計算式を読んで、この一見単純に見える作品のすばらしさをより強く感じることができた。

[日本語版:ガリレオ-佐藤卓/合原弘子]

WIRED NEWS 原文(English)




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2011年3月10日木曜日

日本の「失われた20年」

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● 「世界経済のネタ帳」から



 「失われた20年」といわれている。
 1991年の名目GDPは「467兆円」、そして2010年のそれはほとんど変わらず「477兆円」。
 つまり「成長率:ゼロ」である。
 がである。
 つい最近、中国に抜かされるまで日本のGDPはアメリカに続く「世界2位」であった。
 それも四十数年間も。
 もちろん、失われた20年の間も。
 これちょっとオカシイと思いません。

 アメリカという超大国を除けば、40年以上にわたって、東方の小国がGDPのトップに君臨していたのである。
 ヨーロッパの先進国は今なを日本を抜いていない。
 人口10倍を超える中国がとてつもない急成長をとげ、やっと日本を抜いたという。
 なぜ、失われた20年の間にヨーロッパ先進国が日本を抜けなかったのか。
 「失われた20年」と標語するなら、その間に日本は惨めにもヨーロッパ先進国の後塵を拝してしまった、となるべきではないのか。
 それがない。
 これからもない。
 どうして?

 日本はこれから増えすぎた人口を減らしていく「生態的個体調整」期間に入っていく。
 経済発展を目標とする社会的人為的人口膨張は、生物の生存論理に道を譲っていく。
 日本の適正人口(あるいは静止人口)は「8千万人---9千万人」だという。
 2045年ころには1億人を切るという。
 現在の人口は1憶2,700万人。
 つまり、あと30年少々で、5人のうち1人がいなくなる勘定になる。
 1/3世紀で「2,700万人」の人が消えるということになる。
 
 ところで、この失われた20年で生産環境はがらりと変わった。
 以前は4人かかるところが3人で造れるようになった。
 ということは、その分、人が余ってくる、ということになる。
 これからはもっと生産効率はあがるだろう。
 つまり生産を上げるということは、人手がいらなくなるということである。
 なら生産の総量をあげればいいということになる。
 日本はそのシステムをとっていない。
 生産環境は成熟している。
 日本は腹一杯詰め込んでいるのである。
 これ以上は入らないのである。
 日本の原油輸入量はオイルショック以降ほとんど変わっていない
 つまり、もうメシはいらない、ということである。
 
 日本の経済は成長の頂点まで登りつめているのである。
 「モノあまり」なのである。
 人が余っているし、モノも余っているのである。
 だからデフレなのである。
 日本の経済は、
 「成長から成熟へ
 「発展から安定へ
 「加速から走行へ
 「イニシャル型からランニング型へ
 「建設型から運用型へ
 「青年期から壮年期へ」
へと変貌している。
 これ以上のエネルギーの注ぎこみは不要なのである。
 不要というより「やってはいけないのである」
 これ以上やると、オーバーヒートを起こしてしまうことになる。

 停止している車を時速120kmまで上げるにはアクセルを踏み込んで、ガソリンをエンジンに送り込みエネルギーを消費させねばならない。
 が、120kmに達したらもうアクセルを踏み込んではならない。
 ペダルに足をそっとのせておくだけでいい。
 わずかなエネルギーで120kmは維持されるのだ。
 もしここで、アクセルを踏み込んだらどうなる。
 暴走してしまう。
 日本はその時点にある。
 日本は車でいうなら120km/hで走行中なのである。
 ときどき、アクセルを押すだけで、安定した走りがなされる状態にあるのである。
 
 これからは、人を減らし、エネルギー消費を抑え、経済成長などという亡国論理は控えめにして、適正人口時のモデル社会を俯瞰して、それに見合う社会環境を創造していくことが、求められているのである。
 と言っても過去の近代経済学のベースになっている唯物的経済学しか習っていない連中にはムリだろうが。
 経済成長こそ、善であり、美であるとしか教えられていないのだから。
 そういう連中が世の中を動かしているのである。
 でも「日本人という生物個体」は生態アンテナに反応するものを「善」として我が行く道を進んでいるのではないだろうか。
 それが、経済成長不要論であり、少子化肯定論のベースになっているのではないだろうか。
 分かっていることはタダ一つ。
 2050年には日本の人口は1憶人を切り「9千万人台」になっているということ。
 なぜそうなるのか。
 それを考えてみれば、おのずと分かってくることである。
 とすれば、これから考えるべきことも分かってくるはずである。

 朝鮮日報特集より

■ 少子化

■ 青年の失業

■ 不動産市場

■ 政府負債

■ 対外開放



 地球は経済成長など望んではいない。
 人口増加など欲っしてはいない。
 すべてを経済発展の数値に置き換えて物事を考えるのは、近代経済学者と評論家といわれる亡者だけである。
 すでに、世界は人口調整プランを机上に載せているのである。

 『人類が消えた世界』アラン・ワイズマン著、鬼澤忍訳、早川書房2009年版から抜粋で。




 世界的に見ると、人口は4日で百万人ずつ増えている。
 こうした数値は実感しにくいので、人類が制御できないまま増え続け、やがて破滅する。
 「地球という入れ物」に対して大きくなりすぎたすべての種が、そういう運命をたどってきた。
 そのようなシナリオを変えることのできる唯一の手段は、全人類が自発的に絶滅するケースを除けば、わたしたちを特別な存在にしているのは、やはり「知性なのだ」と証明することである。
 知性による解決には、私たちの知識の真価を試す勇気と知恵が不可欠だ。
 これには、さまざまな心痛や苦悩が伴う。
 つまり今後は、
 「地球上の出産可能な全女性に子どもは一人」
と限定することである。

 セルゲイ・シェルボフ博士は、オーストラリア科学アカデミー・ウイーン人口研究所の研究リーダーで、世界人口計画の分析官でもある。
 博士は、国連が発表した2050年までの平均余命の中間シナリオを使い、今後、出産可能な全女性が一人しか生まなくなったら人口がどう変動するかを試算した。
 2004年時点での女性一人当たりの平均出産数「2.6人」である。
 国連の中間シナリオでは、2050年までにその数は「2.0」人程度に減少するとされている。
 もし、「一人しか生まない」ということを明日からはじめると、現在65憶の人口は今世紀の半ばまでに10億人減ることになる。
 現状のままだと、総人口は90億人になると推定されている。
 その時点で一女性一児が守られていれば、地球上の全生物の生活環境は劇的に変わっているはずだ。
 自然減であるため、こんにちの「人口バブル」が再び以前のようなペースで膨れ上がることはあるまい。
 2075年までに、総人口の半分近くの34憶3千万人ほど減少する。
 人類にかかる負荷の低下は著しいものがあるだろう。
 私たちの活動の大半は、生態系全体を通じた連鎖反応によって増幅するからだ。

 いまから100年足らずの後の2100年には、人類は16億人になる。
 これは、エネルギーや薬や食料の生産量が増えたことにより人口が倍増し、ついで二度目の倍増をする前の19世紀以来の数である。
 当時、そうした技術の発見は奇跡のように思われた。
 こんにちでは、過ぎたるは及ばざるがごとし、ということわざの通り、
 技術に溺れれば溺れるほど生存の危険は増す一方
なのである。

 
 つまり、経済発展を終了した国は、目先のソロバン勘定なんぞに一喜一憂することなく、国土に優しい、地球に優しい生活を営むべく、生物としての人間の部分を少しばかり取り戻してもいいのではないだろうか、ということである。
 日本人はこれまで、あまりに金勘定つまり経済数値にのめり込み過ぎていたのではないだろうか、そんな疑問を持ってもバチは当たるまい、ということである。
 なにしろ、日本ははるかな昔から世界でも、小さい国土で、
 「人口密度の高い国」
として知られているのだから。

 「失われた10年」と揶揄され、「失われた20年」と蔑まれ、それでもGDPが世界2位。
 バカにされ続けた身体に負いきれぬ順位という荷を背おってよいこらよいこらと歩み続けて20年。
 やっと、20年目で中国が代わってくれた。
 ここらでのんびり一休み。
 中国さん、ずっと背負っていていいからね。
 「一番じゃないといけないんですか」ってセリフがウケたが、
 「ニ番じゃないといけないんですか」
はどうだろう。
 「いいえ、三番で十分」
 


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2011年3月1日火曜日

「テレビ爆発、経験ありますか?」…

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 サーチナニュースに載っていた記事群。
 中国で電気製品が爆発したというもの。
 特集のように組んであるが、そのなかで気になったのが「液晶テレビ」の爆発。
 ブラウン管タイプなら電子銃に高電圧をかけるから爆発ということになるが、液晶で爆発するものであろうか。
 実をいうと我が家には液晶テレビはない。
 その代わりにあるのが、パソコンの液晶デイスプレイ。
 これ「12V」と「20V」である。
 だいたい液晶といったら20V以下だと思うが。
 20Vで爆発するもなのであろうか。
 この程度では、もし爆発しても、たかが知れているといったところなのだろうか。
 それとも大掛かりな被害が出るものであろうか。
 昔は日本には「電気取締法」というのがあり、今は「電気安全法」になっているが、最低限の安全基準が定められていた。
 どうも中国では発展の速度が速く、安全基準が追いついていかないようである。
 

2011/03/01(火)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0301&f=national_0301_157.shtml

「テレビ爆発、経験ありますか?」…中国人4人に1人が「はい」

  サーチナ総合研究所(上海サーチナ)がテレビの爆発問題についてアンケート調査したところ、ほぼ4人に1人が「爆発に遭遇したことがある」と回答した。
 中国ではテレビをはじめとする電化製品の爆発や炎上などが、しばしば伝えられている。
 国共産党機関紙の人民日報系ポータルサイト「人民網」はこのほど、「液晶テレビの爆発を防ぐための3つの方法」と題する文章を掲載した。

◆「あなたはテレビが爆発する事故に遭遇したことがありますか」との問いに対する回答状況は以下の通り(1日午前10時10分現在)

(1)ある…25.15%
(2)ない…74.84%

**********
  テレビが爆発する主な原因を尋ねたところ、「気候が原因と思う」が12.70%、「操作方法が原因」が15.67%、「製造レベルの問題」が34.92%などとなった。



2011/02/28(月)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0228&f=national_0228_025.shtml

「テレビを爆発させない3つの方法」…中国共産党系サイトが掲載

  中国共産党機関紙の人民日報系ポータルサイト「人民網」はこのほど、
 「液晶テレビの爆発を防ぐための3つの方法」
との文章を掲載した。

  「注意その1」として、
 テレビを熱源の近くや湿った場所に置かないよう忠告。
 テレビ内部には高電圧の部分があり、出火する恐れが高まると説明した。
 さらに、爆発物や燃えやすい物の近くにテレビを置くべきでないと紹介。
 スイッチ開閉時にテレビ内部で火花が発生する場合があるからという。

  「注意その2」では、
 異臭や煙、機械内部に異常な光や出火が見られた場合には、テレビをすぐに修理すべきと忠告。
 その際には、正規の部品で修理する業者を選ぶことが大切と紹介した。
 劣悪な部品を使って修理した場合、テレビは爆発や炎上の「リスクを内蔵することになる」と強調した。

  「注意その3」では、
 「雷雨の際にはコンセントを抜くように」などと忠告。
 落雷により送電線に高電圧が発生する場合があると説明した。
 「長時間見ない場合にも、コンセントを抜く方がよい」と紹介し、
 「なぜなら、わが国の大多数の地域では電力供給が不安定で、電源電圧の上下動がテレビ本来の設定を超えた場合、危険な現象が容易に発生するからだ」
と、スイッチを入れていない時も、テレビには爆発・炎上の可能性があると警告した。

  その他の注意として、
 「ほこりを防ぐ目的でテレビを見ないときにはカバーをかける人がいるが、注意が必要」
と紹介した。
 テレビの使用中には内部で大量の熱が発生しており、切った直後にカバーをかけてのでは、温度が上昇して、テレビによくない影響を与える場合があると説明し「できたら、テレビを切って20分程度はカバーをかけない方がよい」
と忠告した。

  文章は最後の部分で、
 「多くの企業家の頭にあるのは、安全性ではなくて利潤」
と、中国の現状を批判。
 「最後にツケが回されるのは善良な市民だ。心から、この文章をよく読んで、しっかりと覚えておくことを、心からお勧めする」
と訴えた。




2011/02/18(金)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0218&f=national_0218_133.shtml

地域ぐるみ:火を噴く電化製品・爆発する電球…送電圧異常=四川

  四川省滬州(こしゅう/フーヂョウ)市の石馬坪金地小区で18日までの数日、家庭や商店で電化製品が火を噴いたり、電球が爆発する事態が相次いでいる。
 現地では変電所からの電圧が安定せず、基準の1.5倍以上の数値になる場合もある。
 「高電圧で電化製品が破壊された」との声が高まっている。
 天水広電網が報じた。

  石馬坪金地小区の住民や商店主の話を総合すると、これまでに電子レンジ、電磁調理器、パソコン、空調機、音響機器、冷蔵庫などが火や煙を噴いて壊れた。
 店内の白熱電球が爆発したという飲食店主もいる。
 「火を噴いた電化製品」は少なくとも30件はある。
 火災の発生は今のところ伝えられていない。

  中国で、変電所から家庭などに送電する際の電圧は220ボルトのはずだが、地区の不動産管理人によると、
 「測定したら、360ボルトあった」
という。
 住民の多くも電圧の不安定さを感じており、
 「電化製品が燃えだすのは、電圧が時おり、異常に高くなるからだ」
との声が高まった。

  変電所は
 「電磁調理器の使用率が高いなど、電力消費が大きい地区だ。変電所の能力以上の送電が必要になる場合も多い。
 電圧が安定しないのはそのため」
と説明した。
 しかし一方では、
 「電圧が高くても、安全装置が作動するはず。
 作動しなくなったとしても、火を噴くことはありえない」
との意見もある。

  変電所の責任者は「行政の主管部門と協議して、対応策を模索する」と説明した。

**********

◆解説◆
  中国の中小都市や農村では、電力不足以外にも送電圧や周波数が安定しない問題が発生することがある。
 1990年代初頭だったが、編者が地方都市の公的機関の1室で知人と雑談していたところ、白熱電球が妙に暗くなり、その状態が数分続いた後、異常に明るくなって最後にフィラメントが切れた。

  日本における「電気の品質」は、世界のトップレベルとされる。
 電力を安定供給しているだけでなく、電圧や周波数も極めて狭い誤差内にとどめているからだ。
 IT製品などを安心して使える背景のひとつには、電力会社の努力がある。
 「白熱電球や電熱線の使用はあまり好ましくない」
という理由には、エネルギー消費が大きいこと以外にも
 「技術やコストを投じて実現している超高品質の電力を、単純に熱にしてしまうのはもったいない」
ということがある。




2011/02/14(月
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0214&f=national_0214_057.shtml

テレビの爆発ランク…1位の「創維」、液晶製品も相変わらず=中国

  IT関連や家電製品の情報サイト「中関村在線」は14日、創維(スカイワース)製テレビの安全性問題を取り上げた。
 CRT(ブラウン管)式テレビが比較的多く残っていた2009年の調べで、爆発件数は「ダントツ」の1位。
 液晶テレビが主流になった現在でも、爆発の報告が相次いでいる。

  中国経済研究センターが、大手検索サイトの百度などと共同でニュース記事を調査したところ、創維製テレビの爆発は2009年7月25日現在、22件が報じられていることが分かった。
 第2位の海信の5件、第3位の廈華および長虹の4件と比べて、際立って多い。

  中国では「液晶テレビはCRTテレビに比べて爆発しにくい」とされているが、創維製テレビは液晶の場合でも配電部分などが爆発を繰り返しているという。

  中関村在線にも、創維製テレビが爆発したとのユーザーの報告が、しばしば寄せられる。
 「2月7日に爆発した」と写真付きで寄せられた報告によると、夜中に番組を見ていたところ、破裂音が鳴り響いて画面が砕け散ったという。
 2007年12月に購入した創維の「37インチ液晶テレビ」だった。

  インターネットには「創維製品は、あてにならないことで有名」、「国産品を支持するが、オタク(創維)は別。
 クズの製品」などの声も多く寄せられている。

  2009年9月には、香港当局が
 「創維製のテレビは安全検査に合格していない。 感電の恐れがある」
と発表した。
 中国で9月末から10月上旬は、 10月1日の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休で、家電製品などが売り上げを伸ばす時期だ。
 安全問題について創維の広報担当者は
 「香港で安全問題が指摘された製品はすべて輸出用。国内では売っておらず、連休中の売り上げに影響はない」
と発言して、
 「あまりにも不謹慎」
と非難を浴びた。

  記事は最後の部分で、
 「テレビの爆発や感電、その他の不具合に遭遇したら、報告してほしい」
と、投稿ページを紹介した。



2011/02/16(水)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0216&f=national_0216_067.shtml

通電15分で爆発、通販で販売数トップのPC用電源=中国

  中国のIT製品情報サイトPCPOP(泡泡網)は15日、通販サイト大手の陶宝で最も販売数が多いパソコン(PC)用電源装置の試験を行ったところ、通電後15分で爆発したとのリポートを発表した。

  電源装置には安全のためのヒューズ管があるが、きちんとつながれておらず、大電流が近くの金属部分をショートして過熱し、爆発したという。
 塗料や放熱部分なども低品質のもので、金属部品には「さびで色とりどり」だったという。
 構造そのものにも問題があった。
  電源装置としては実績あるブランドとして売られていたが、「偽物であることは明らか」で、製品につけられたラベルも正規品とは違っていた。
  その他の製品も、正常に作動しないものがほとんどだった。
 売り上げランキング1位から順番に試して、第7位の製品がようやく「まともに機能した」という。

  爆発した500ワット用電源は、89元(約1130円)で売られていた。
 製造コストを考えてみれば、きちんとした製品ではありえない価格という。
 しかし、さらに安価な製品も多いため、89元は「これなら、本物かも知れない」と判断しかねない、“微妙な金額”だ。
  中国では、小売店が部品を仕入れてPCを組み立て、販売することも多い。
 自分の考えに合った製品を探しやすく、価格も低い場合が多いので、購入者も多い。
 自分で組み立てる人も、相当数いる。
 PCPOPの記者は「電源装置が“事故”を起こしたケースも多い。
 私は(自分で組み立てる場合)、電源をあまりにも安く仕入れる勇気を持てなくなった」と論評した。



 その他、いろいろな電気器具で爆発が発生しているようです。


2011/01/27(木)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0127&f=national_0127_074.shtml

電磁調理器が爆発…「一生使っても壊れません」と販売=北京

  北京市内で、広東省に本社を置く家電メーカー「美的」製の電磁調理器(IT調理器)の不具合を訴える消費者が相次いでいる。
 同社製品はこれまでに、爆発事故を起こしたこともあるが、「一生使っても壊れません」との販売員のセールス・トークを信じて購入した人も多いという。網易などが報じた。

  美的は保証期間内に不具合が出た製品をサービス・ステーションに持ち込んだ場合、無料修理に応じているが、「半年前に購入した調理器は、作動したりしなかったり。
 サービスステーションまで持っていくのは面倒で、踏ん切りがつかない」と不満をもらす消費者もいる。

  2010年には、使用後2年の同社製品が爆発した。
 調理器の上に鍋を置いてスイッチを入れ、家族全員で隣室でテレビを見ていたら、爆発したという。
 大きな音に驚いて駆けつけると、電磁調理器の破片が飛び散り、上部にあった棚も壊れ、調味料の容器が散乱していた。

  同社の販売員は、「一生使っても壊れません」とのセールス・トークで電離調理器などを販売していた。
信じて購入した人も多いという。

  「美的」製の電磁調理器2008年にも爆発事故で問題になった。同社は当初、「爆発事故で負傷者が出たのはデマ」などとの見方を示した。



2011/01/26(水)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0126&f=national_0126_059.shtml

電気あんかが充電中に爆発、女子大学院生がやけど=中国

  湖北省武漢市で19日、女子大学院生が自室で電気あんかを使おうと充電したところ、爆発したことが分かった。
 内部の液体が噴出し、大学院生は太ももにやけどをした。
 病院によると、整形手術をしないと跡が残る可能性があるという。
 楚天都市報などが報じた。

  やけどをしたのは華中科技大学の大学院生。
 寒いので電気あんかを使おうと考え、午後5時ごろから充電しはじめた。
 しばらくして、電気あんかが異常にふくらみだしたという。
 取り扱い説明に
 「充電時にふくらみ始めた場合、ただちに電源を抜いてください」
と書いていたことを思い出してコンセントを抜いたが、直後に大きな音とともに爆発した。

  製造会社は賠償金約1万元(約12万8000円)を支払う意向を示したが、病院によると、整形手術を含めた治療費は3万元程度になる。
 大学院生は、製造会社に賠償額をさらに2万元上乗せするよう求める考えだ。






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