2010年8月16日月曜日

ちょっと心配な明日

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朝鮮日報 記事入力 : 2010/06/18 07:53:45
「輸出はV字型回復で過去最高に」 貿易協会長が見通し
http://www.chosunonline.com/news/20100618000005
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 韓国貿易協会の司空壱(サゴン・イル)会長は17日、
 「今年の韓国の輸出はV字型に回復し、過去最高を記録する見通しだ」
と指摘した。

 司空会長は同日、ソウル市内のホテルで開いた記者懇談会で、今年上期の輸出を前年同期比35.5%増の2228億ドルと予想した上で、
 「現在の勢いならば、今年の輸出は4450億ドルを記録するとみられる」
と述べた。
 これは金融危機以前の2008年の水準を超え、過去最高の数値だ。

 司空会長は「世界経済が低迷したにもかかわらず、韓国の世界市場における輸出シェアは9位に浮上した。
 これは韓国企業が新製品の開発と新規市場の開拓に努力した結果だ」と評価した。

 また、主要20カ国・地域(G20)首脳会議の準備委員長を兼任する司空会長は
 「11月のG20首脳会議では、経済開発が議題の一つとなる。特に援助中心の経済開発ではなく、韓国型の経済成長モデルに対する評価が主要内容になる」
と述べた。



 2カ月前の記事です。
 韓国は昨年度の輸出は過去最高を記録したという。
 順風満帆の韓国経済
 が、前回の「格差社会」でみたように、日本と同様に、というより日本よりひどく、国内はガタガタ。
 国を支えるのは中間層。
 それが崩壊しはじめているという。
 日本もそうだが、まだいい。
 長い戦後の高度成長期に親が溜め込んだ資産で、ニートなる失業者は「遊民」として暮らしていける。

 韓国では急激な経済成長で肝心の親世代がお金を貯め込む期間がなかった。
 加えて、韓国民族特有の「見栄張り主義」でお金が入るとなんでも豪華なものを買いたがってしまう。
 国産車でいいのにベンツを買う。
 ブランド指向がもっとも強いのが中国と韓国だという。
 軽自動車は日本なら660ccなのに、1000cc。
 でも、軽自動車はいやだ、という。
 「貧乏たらしい!」という。

[注:追記]

中央日報 2010.08.18 12:47:20
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132218&servcode=400&sectcode=400
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 韓国人の幸せを妨げるもの「
他人の視線を意識する“体面文化”
 韓国の「体面文化」と幸せ指数はどんな関係だろう。
 他人によく見てもらおうとする欲望が大きい人であればあるほど幸福感が低かった。
 他人に「見せる幸せ」を重要視する人は自ら「感じる幸せ」を重視する人より幸福感が2倍以上低かった。
周辺にちゃんと見せるために気を使うものの、実際、人間関係の満足度はそれに正確に比例しないのだ。
誇示欲が大きな人であればあるほど自尊感も低かった。
 「自らを価値のある人と思うか」という質問に「感じる幸せ」を求める人々が「見せる幸せ」を求める人々より3倍以上「思う」と返事した。
自分の内面より表に現れる体面を重要視することが人生を不幸にさせることがあるという話だ。
  調査チームは
 「幸せは表に見える客観的条件ではなく、個人の主観的感じによっているという事実が今回の研究を通じてもう一度立証された」
とし、
「いくら富裕な家の背景、良い職場、良い学歴を取り揃えた人でも本人が不幸に感じればその人は不幸な人だ。
 他人に素敵に見せようとして自分が幸福を感じることをあきらめるのが問題だ」
と分析した。


 日本の最初の国民車は「スバル360」であった。
 ホンダのドリームが250cc。
 つまり、オートバイの1.5倍程度の大きさのエンジンからスタートした。
 近年はエアコンをつけるため、300ccアップの660ccになった。
 スバルの次の国民車はトヨタのパブリカ。
 これは「800cc」であった。
 いまの日本で一番売れている車はと調べると、ダイハツとスズキの軽自動車、660cc。

 
韓国人は軽自動車を嫌がり大型車を好む
 韓国車のエコカーは売れない。
 だから品揃えがない。
 稼いだ分だけ、その時にできるだけミエを張って豪華に使ってしまうのが韓国人。
 いわゆる「
体面文化」。
 その場だけの体面と満足に充足し、長期的にものを考えない。
 蓄えをしない。
 好調のときはいいが、いっちょつんのめると、ストックがないのでガタガタとくる。
 少し先、つまり将来をあまり考えない、楽天主義。
 たしかに人生、それでも面白いが。

 日本人は慎重にして反省を第一におく。
 「今はこうだが、これが続くとは限らない」
 そのためには、ああでもないこうでもないと、
豊かでありながら倹約に精を出す
 そのパワーたるや強烈。
 銀行金利は低いとタンスに貯めこむ。
 よって「おれおれサギ」でご老人が数百万円をいともたやすく巻き上げられる。
 サギは悪いが、右から左に
高額な金銭が浮き出てくることに驚きを感じ得ない。
 ために、
消費が落ち込み、デフレになってしまう
 さらには、そこから抜け出せないほどに。
 ブランドもの、いらん。
 デパート、いらん。
 スーパーマーケット、いらん。
 そして100円ショップを駆けまわることになる。
 生活の質を若干落とせば、楽に暮らしていける社会。
 
ミエで突っ張れば、自殺ということにもなりかねない。
 でも、
恥をしのべば、豊かな生活が保証されている。
 中間層が薄くなってはいるが、韓国と比べれば、とんでもなくブ厚い。

 韓国の衣料・食品・雑貨は「メイド・イン・チャイナ」。
 準ハイテク・中テクは自国。
 少し高級なテクノロジーとなれば大企業に集中する。
 現代・サムソン・LGに代表される企業は笑いがとまらない。
 売れて、売れて、儲かって、儲かって。
 テクノロジーのからまない分野は中国に抑えられて手も足もでない。
 何も国民全体が大企業で食っているわけではない。
 レベルの低いところは中国に侵されて、青息吐息。
 その分、中国がウハウハになっているわけだが。
 そのエリアで起業している人は転落せざるを得ない。
 中間層から下層へ。
 ついでに儲け頭の大企業の中小企業タタキ(イジメ)が問題になっている。
 「いかに、安く納入させるか」
 それで競争させられたら韓国の中小企業はたまったもんではない。


朝鮮日報 記事入力 : 2010/06/18 07:21:17
昨年の対中経常黒字、前年比84%増
http://www.chosunonline.com/news/20100618000002
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 韓国銀行が17日発表した2009年の国・地域別経常収支動向によると、経常収支は全体で426億7000万ドルの黒字だった。

 このうち、最大の貿易相手国である中国に対する経常黒字は、全体の90%を占める383億6000万ドルに達した。
 対中黒字は2008年の208億6000万ドルに比べ、83.9%(175億ドル)も増えた。
 2009年の対中輸出が5.1%減少したのに対し、輸入は29.5%も減少した。
 韓銀は
 「液晶パネルなどの輸出が好調だったのに対し、鉄鋼の輸入が減り、中国に対する貿易収支の黒字が大きく膨らんだ」
と指摘した。

 また、韓国の原油輸入先である中東地域に対する経常収支は297億6000万ドルの赤字で、原油価格下落で赤字幅が大幅に縮小した。
2007年は449億9000万ドル、2008年は673億8000万ドルの赤字を記録していた。

 2009年に輸入した原油の価格は年初の1バレル当たり69.1ドルから一時99.3ドルまで上昇したが、再び60.8ドルまで下落した。
中東と同様に慢性的な経常赤字を計上している対日貿易では、赤字幅が2008年の252億9000万ドルから2009年には229億9000万ドルへと縮小した。


 テクノロジー的製品の貿易は好調。
 3Dテレビは韓国製品が市場の9割を抑えたという。
 が、である。
 韓国のテクノロジー製品は、旧古テクノロジーの集大成である。
 例えば自動車、ハイブリッドの見通しはまったく暗い。
 リッター20kmまでは旧来エンジンの延長線上でなんとかいかれる。
 安い韓国車の独壇場。
 が、リッター30kmだと、無理。
 3Dテレビは裸眼3Dがあたりまえ。
 いま、その開発が急ピッチで行われている。
 が、韓国の3Dはメガネを必要とする。
 メガネ3Dなら、遥かな昔からあったもの。
 つまり、韓国の技術は旧古テクノロジーの極限を目指している。
 が、それを超えるニューハイテクノロジーがない。
 ハイビジョンのホームシアター・テレビならいざしらず、普通のテレビでは海外の大手メーカーはみっともなくてはじめから
 「メガネ3Dテレビ」など出す気はない

 日本のテクノロジーというのは、旧来のものを超えているものがはじめ「ハイテク」と言う名を持つことができる。
 それを目標に開発している。

 韓国の貿易黒字をリストして見てみる。

       全貿易黒字  対中国黒字  対日本赤字()
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2008年   390億ドル  208.6億ドル  252.9億ドル
2009年   410億ドル  383.6億ドル  229.9億ドル
2010年上                   180.7億ドル(上半期)

 2008年、つまり2年前の貿易では、対中国黒字が対日赤字よりも小さい。
 つまり、中国から得ていた利益以上のものを日本に貢いでいたことになる。
 昨年は貿易過去最高で対中国黒字は「84%増」というとんでもない数字を記録した。
 全貿易黒字がたったの「5%」しか伸びていないのにである。
 完全に中国の柱によりかかる構造になってきている。
 が、中国の技術レベルが上がってくれば、この今年の数字を長期にわたって続けられだろうか。
 危険な綱渡りをしている。
 造船のような完成終了テクノロジーでは中国と熾烈にトップを争っている。
 建設土木といったローテクはいかに安くあげるかで、これも中国と韓国が争っている。
 テクノロジーの低い重厚産業からは日本は遠い昔に撤退してしまっている。

 今年の前期はすでに180億ドルの対日赤字であるから、もしかしたら通年でみると、また中国貿易で得た黒字を丸々日本にさらわれるかもしれない。
 対中国黒字は全貿易黒字の「90%」になるという。
 ということは、2009年度の全貿易は「410億ドル(約3兆8000億円)」。
 そして対日本の赤字は「230億ドル」。
 貿易全体の黒字の約55%に当たる金額を、日本にもっていかれるのだ。
 もし対日赤字がなかったら、「640億ドル」の黒字を計上できるはずだ。
 つまり、黒字の36%を日本に吸い取られるのだ。
 江戸時代の農民の年貢は「四公六民」。
 なんとなくそれに近い。
 これが、ウラの日本の姿。
 韓国は浮かばれない。
 「お願えですだ、お代官様!」
 稼いだ利益の1/3以上は日本がとり上げ、残りの2/3分しかサイフに入らない。
 つまり、一生懸命働いて中国や全世界から稼いで、それを日本に納めるている。


朝鮮日報 記事入力 : 2010/01/04 07:43:21
http://www.chosunonline.com/news/20100104000005
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【社説】史上最大の貿易黒字を維持していくには

 韓国の2009年の輸出は3637億7000万ドル、輸入は3227億9000万ドルとなり、貿易黒字は過去最大の409億8000万ドルを記録し、史上初めて日本を上回った。
輸出額は2008年の世界12位から2009年は9位へと浮上し、初めて輸出上位10カ国入りを果たした。
世界市場シェアも初めて3%台に達したと推定されている。
韓国の輸出は2009年にさまざまな部門で過去最高、史上初など歴史を書き換えた。

 昨年の輸出額自体は2008年の4220億ドルより13.8%減少した。
しかし、輸入も2008年の4352億ドルより25.8%減ったため、結果的に過去最高の貿易黒字を出すに至った。
これは不況型の貿易黒字と言える。
世界経済は2009年の景気低迷で貿易が急減した。
そんな状況下で、輸出額の順位や市場シェアを伸ばし、貿易黒字が日本を上回ったことは、韓国が善戦したことを裏付けている。
経済協力開発機構(OECD)加盟国で最も急速な韓国の景気回復を輸出が下支えした格好だ。

 今年の課題は、昨年成し遂げた輸出面での成果をどのように維持していくかだ。
政府目標は2014年までに輸出6500億ドル、世界8位を達成することだ。そのためには、まだ越えなければならない山がいくつもある。
昨年はウォン安が韓国の輸出を後押ししたが、今年からは為替効果は期待できない。
技術、品質、デザインで輸出市場を守り、さらに新たな市場を開拓していかなければならない。

 輸出増加が雇用増加につながっていないことも解決すべき課題だ。
輸出10億ウォン(約8000万円)ごとに増える就業者数は00年には15.3人だったが、06年には9.9人へと減少した。
輸出製品に使われる部品など中間財を韓国国内で供給できず、輸出増の恩恵が外国企業に奪われているためだ。
部品素材産業の強化に向けた具体的な対策を立て、半導体、携帯電話、船舶など既存の主力輸出製品に代わる新たな輸出製品を育成していくことが必要になる。

 医療、法律、教育、観光などのサービス産業を育成し、内需基盤の充実を図るべきだ。
サービス産業の高付加価値、高い雇用効果がなければ、国民1人当たりの所得が3万ドルを超える高福祉社会を実現することはできない。
輸出だけに頼っていたのでは、変化が激しい世界経済の中で持続的、安定的な成長を続けることは難しい。
今年は内需と輸出のバランスを取り、外的要素に影響されにくいように、韓国経済の体質を改善する元年とすべきだ。


 大手の企業はもうかろうが、下のレベルに利益がとどまらない社会は痛手である。
 中間層がどんどん破壊されていく。
 社会格差が、大きくなっていく。

 明日に向かってのテクノロジーがほとんど見当たらないなかで、韓国は本当にやっていけるのだろうか。
 ただただ働いて、日本に貢ぐだけの国家になってしまうのだろうか。
 この国の社会産業構造は空恐ろしいものがある。
 今のところは順調。
 が、明日は。
 打つ手は残っているのだろうか。







[◇補◇]

 
ありゃ、この記事。
 この稿を書いて数日もたっていない。


朝鮮日報 記事入力 : 2010/08/19 07:19:17
http://www.chosunonline.com/news/20100819000002

 液晶パネル価格急落、韓国メーカー緊張
 液晶パネル価格が4カ月連続で下落し、世界市場1、2位のサムスン電子とLGディスプレーは緊張の度を強めている。

 市場調査会社ディスプレーサーチによると、
 最も売れ筋の32型テレビ用パネルの価格は4月に208ドルだったが、5月に205ドル、6月に202ドル、7月に196ドルと下落を続け、8月は186ドルまで落ち込んだ。
 46型パネルは、4月の434ドルから8月は403ドルへと31ドルも急落した。
 また、市場で主力となりつつある40-42型パネルも、4月の340ドルから8月には305ドルまで下落した。
 業界関係者は、欧州の財政危機などの影響で、世界の液晶テレビ市場が低迷し、最近2-3カ月で主要テレビメーカーの在庫が急増したことが原因とみている。
 サムスン電子関係者は「メーカーによって違いはあるが、液晶テレビの販売量が期待を下回っている。
 高付加価値、高利益の商品の販促を強化し、収益率の低下を克服したい」と述べた。



朝鮮日報 記事入力 : 2010/08/19 07:59:23
http://www.chosunonline.com/news/20100819000009
http://www.chosunonline.com/news/20100819000010

 原材料・ウォン・金利のトリプル高、韓国経済に影響

 韓国経済に▲原材料価格上昇▲ウォン高▲金利上昇という「トリプル高」が影を落としている。
 これまで韓国経済に有利に働いてきた原材料価格、為替レート、金利という価格変動要素が、最近は逆の方向へと動きだしている。
 トリプル高現象はまだ本格化こそしていないが、徐々に韓国経済を脅かす悪材料となってきている。

 先月1バレル70ドル(現在のレートで約5980円、以下同)台前半だったドバイ原油は、米国などの対イラン制裁を受け、6日現在で同78.4ドル(約6690円)まで上昇した。
 過去1カ月の上げ幅は11%に達した。

 9日のウォン相場は、1ドル=1160.10ウォンで引けた。
 1カ月前(1196.00ウォン)に比べると、35.90ウォン(3.0%)のウォン高だ。
 金利も上昇傾向で、貸出金利の基準となる3カ月物譲渡性預金証書(CD)金利は、韓国銀行が先月、基準金利を0.25%引き上げて以降、上昇を続けている。

 このような動きは、ギリシャなど南欧の財政危機懸念が一段落し、世界経済が再び回復軌道に乗るとの期待感によるものだ。
 そこにロシアの干ばつや米国などの対イラン制裁など突発的要素も加わり、トリプル高に拍車を掛けている。
 原材料価格と金利の上昇は、家計、企業の消費や投資を減退させ、ウォン高は韓国製品の輸出競争力を弱める。
 トリプル高が深刻化すれば、韓国経済を支えてきた輸出と内需が打撃を受けることになる。

■原油、穀物が上昇

 韓国銀行は9日、7月の生産者物価(卸売物価)が前年同期比3.4%上昇したと発表した。
昨年12月以来8カ月連続の上昇となる。
 生産者物価は遅れて消費者物価に反映される。

 世界的な金融危機以降、新興国中心に世界経済が回復を示し、原油価格も上昇基調だ。
 原油価格は韓国が主に輸入する中東産原油(ドバイ原油)が1カ月で11%も上昇した。

 世界的な穀物産地のロシアで干ばつが起き、カナダでは洪水が発生し、世界の穀物価格も上昇している。
 先月には小麦価格が26%、とうもろこし価格が12%急騰した。

■為替はウォン高に

 世界経済が新興国主導で回復しているとはいえ、米国の景気回復が不透明なことから、為替市場ではドル安傾向が目立つ。
 このため、ウォン相場は上昇に転じた。
 欧州の財政危機が表面化した今年5-6月に1200ウォン台まで下落したウォンは、9日には一時1150ウォン台を付けた。

 米国の7月最終週の失業手当新規請求件数は47万9000件で、市場予測の45万5000件を上回った。
 また、6月の米国の工場受注は前月比 1.2%減少。
 住宅売買件数も同2.6%落ち込んだ。
 このように、米国経済が低迷から脱却できなければ、ドル安が進み、反対に景気回復が続いている韓国のウォンは上昇可能性が高まる。
 世界的な調査機関、グローバル・インサイトは、今年のウォン相場が平均で1102ウォンになると予想している。
 そして、来年には1010ウォン、2012年には977ウォンへとさらに上昇を見込む。

■金利も上昇傾向

 韓銀が先月9日に基準金利を年2%から2.25%へと引き上げ、市中金利は上昇傾向にある。
 6月末に年2.46%だったCD金利は、最近年2.63%まで上昇した。

 その上、韓国経済は他国より急速な回復を示しており、年内にも追加利上げが実施されるとの見方が優勢だ。
 最近は公共料金、食料品を中心に物価が上昇しており、利上げの可能性はさらに高まっている。

■下半期は成長に陰りか

 原材料、為替、金利という価格変動要素がいずれも上昇すれば、消費、投資など内需が落ち込み、輸出も悪影響を受ける。
 韓国政府が今年上半期に歳出の60%を前倒しし、景気浮揚を図ったため、下半期には財政出動の余力が残されていないのが実情だ。
 現代経済研究院の兪炳圭(ユ・ビョンギュ)経済研究本部長は「韓国経済が正常さを取り戻すほど、価格変動要素の上昇がブーメランとなって、企業のコストを上昇させ、価格競争力を低下させる」と指摘した。

 これについて、企画財政部のユン・ジョンウォン経済政策局長は
「先月の消費者物価上昇率が2.6%となるなど、全般的に物価は安定的で、為替や金利もまだ急激には変化していないため、韓国経済の成長鈍化を懸念するのは尚早だ」
と述べた。


 海外の情勢がもろに国内経済へ反映される。
 その影響をできるかぎり、小さくするのが政府の仕事。
 いいときだけウハウハしてもはじまらない。
 悪い時を想定して手を打っていくのが政治というものだろう。
 大丈夫なのであろうか。
 「
ちょっと気がかりな明日」である。
 


[◇補◇]

中央日報 2010.09.13 14:44:48
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132995&servcode=300&sectcode=320
‘10年不変’の対日本輸入品トップ10…もう乗り越えよう

 韓国の部品・素材産業は10年間、日本との技術格差を狭められずにいる。
 2001年以降、2兆2000億ウォン(約1600億円)以上の資金が技術開発に投入されているにもかかわらずだ。
 韓国の輸入規模が大きい100部品・素材のうち半分以上で、基礎または高度技術が日本より遅れているからだ。

 韓国産業技術評価管理院が過去10年間、日本産の部品・素材の輸入額を分析した結果、2001年に14億6000万ドルで規模が最も大きかった熱延鋼板は昨年42億1000万ドルに膨らんでいた。
 熱延鋼板は平らな板材型の鉄鋼を高温で押さえて作った薄い鉄板で、主に自動車・造船・電子製品の表面材として使用される。

 このほか、10年前の対日本輸入額10位に入った自動車部品、放送・無線通信機器、その他の化学製品、光学部品、蓄電池、合成樹脂、コンピューター用カード、電子蓄電池、写真用化学製品のうち、昨年10位から抜けたのは蓄電池と電子蓄電池の2つにすぎなかった。
 その抜けた場所には板ガラスと有機化合物が追加された。

 2001年に部品・素材特別法が制定された後、政府は部品・素材産業に2兆2000億ウォンを投入し、約2690件の技術開発を支援した。
  全幅の支援を受け、部品・素材産業も飛躍的に発展した。
 昨年、部品・素材産業で出た貿易黒字は513億ドルで、全体貿易収支黒字(410億ドル)よりも多かった。

 しかし核心部品と素材は依然として先進国との技術格差を埋められずにいる状態だ。
 部品・素材貿易全体では大規模な黒字が出ているが、核心部品・素材を主に購入する日本との貿易ではむしろ赤字が増えている。
 2001年105億ドルの赤字だった日本との部品・素材貿易収支は昨年201億ドルと100%近く増えた
 日本からの輸入額が多い100品目を分析すると、半分を超える51品門が技術不足が理由だった。

 これを受け、知識経済部は部品・素材産業に対する支援方式を画期的に変えることにした。
 これまで企業の開発要求を聞き入れてきたのを、今後は波及効果が大きい技術のうち自立の可能性があるものを選んで集中支援する「下方式」支援に変えるということだ。

 まず技術自立が可能な20大品目に対して2013年まで100億ウォン(7億円)ずつ支援する。
 支援対象は技術不足のために日本から輸入している51品目のうち、短期的に開発が可能なものが選定された。
 該当部品・素材のうち中間材(モジュール)から最終製品まで製造する企業をコンソーシアムで連結し、事業性を最大限に高めることにした。

 これと同時に未来産業に欠かせないと考えられる10種類の素材を選定し、2018年までに1兆ウォン(730億円)を支援する「世界市場先行獲得10大核心素材(WPM)」育成事業も始めた。
 禹泰熙(ウ・テヒ)知識経済部主力産業政策官は
 「20大部品・素材開発がすべて成功すれば、日本からの輸入品の20%以上を国産に置き換えられる。世界市場に進出する主力輸出品目に定着させたい」
と述べた。




中央日報 2010.09.13 14:58:5
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132996&servcode=300&sectcode=320
部品・素材産業も日中の‘板ばさみ’懸念

 中国は2002年から米国を超えて韓国の部品・素材の最大輸出国になった。
 昨年中国に輸出された韓国産部品・素材は計613億ドルで、部品・素材輸出額全体の35.8%を占めた。

 半面、日本との貿易は依然として輸入が輸出よりはるかに多い。
 昨年の輸出は102億ドル、輸入は303億ドルで、201億ドルの赤字を出した。
 その間の輸入多角化政策を受け、日本産の比率は2001年の28.2%から昨年は25.3%とやや減少した。
  しかし規模は「2倍」に増えた。
 まだ中国に輸出して稼いだ金で対日本貿易の赤字を埋めている格好だ。

 ところが最近、こうした三角関係に変化の兆しが表れている。
 中国の生産能力が高まっているからだ。
 市場が拡大すると自然に生じる現象ではあるが、中国政府が製造業で自国産部品・素材の使用を奨励する政策(バイチャイナ)を推進した結果でもある。
 2008年には韓国が輸入した部品・素材のうち中国産の比率が初めて日本産を抜いて1位になった。

 部品・素材産業でも「サンドイッチ(板ばさみ)」になる可能性が高まっているのだ。
 特に中国に対する貿易依存度が非常に高い状況だ。
 これによる打撃は深刻になるしかない。
 専門家らは、日本とドイツが占めている核心分野への進出を急ぐ必要がある助言している。
 今年から始まった「20大核心部品・素材」育成事業や「世界市場先行獲得10大核心素材(WPM)」開発などはこうした脈絡で推進する事業だ。

 産業技術評価管理院のキム・ユンミョン部品・素材チーム長は
 「開発途上国の産業レベルを評価し、将来重要になる分野を先行獲得する戦略を駆使しなければならない」
と述べた。


 恐ろしい。
 どんどんどんどんコケていく。
 「まず技術自立が可能な20大品目に対して2013年まで100億ウォン(7億円)ずつ支援する
とある。
 たった、7億円ぽっち。
 それで開発できるのだろうか。
 さほど甘いものではあるまい。
 「はやぶさ」一機打ち上げるのに200億円はかかるのである。
 今韓国は有頂天の頂点に立っている。
 ここで力を蓄えないとマズイのではないか。
 周りは見えない。
 でも足元は、奈落の絶壁が誘っている。
 これどうにかしないとヤバイよ。
 本当に。




 <future design> 




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