_
● Tech Crunch Japan より
ついにそういう時代が目の前にやってきたかという感想。
『
Tech Crunch Japan 2010年10月11日
http://jp.techcrunch.com/archives/20101009google-automated-cars/
Google秘密の自動走行プリウス車団:すでに14万マイルを走破
by MG Siegler on 2010年10月11日
そういうことだったのか。
先日サンフランシスコで行われたTechCrunch Disruptイベントの壇上、Google CEOのEric Schmidtがさまざまな話題について魅力的な講演を行った。
しかし、最も興味深かったのは、自動車について彼が漏らした一言だった、
「車がコンピューターより前に発明されたのは間違いだ」
と彼は言った、
「車は自分で走るべきだ。そうに決まっている。」
そしてなんと。
実に驚いたことに、Googleはまさしくそれを可能にする秘密プロジェクトを遂行中なのである。
今日(米国時間10/10)のブログでGoogleは、自動車が自力で走行するための技術を開発したことを明らかにした。
しかもそれは、コンピューター上でも、管理された研究室内でもなく、カリフォルニアの道路上でテストされた。
「私たちの自動自動車は、訓練された操作員が塔乗し、マウンテンビュー事業所からサンタモニカ事務所を経由してハリウッド大通りまで自走しました。ロンバード通りを下り、ゴールデンゲートブリッジを渡り、パシフィックコーストハイウェイを通って、ついにはタホ湖まで行ってきました。全部合わせると走行距離は 14万マイルを越えます。これはロボット研究において初めてのことだと当社は考えています」。
と、Googleの技術者であるSebastian Thrun(同プロジェクトの申し子で、スタンフォードAIラボの長でもあり、ストリートビューの共同発明者でもある)が書いている。
さらにThe New York Timesにはもう少し詳しく、計7台の車が1000マイルを一切の人的介入なしで走行したことが報じられている(14万マイルの数字には、時折り人間による操作が含まれていたと思われる)。
これらの車はトヨタ・プリウスの改造車である ― さらにAudi TTも一台含まれていた。
さて、どんなしくみで動いているのだろうか。
この自動自動車は、ビデオカメラ、レーダー検知器、レーザーレンジファインダーを用いて周囲のあらゆる物体の位置を認識する(機器は屋根に設置されている)。
そして、もちろん、Google自前の地図を使う。しかし、そのカギは?
このすべてを可能にしたのは、Googleのデータセンターで、そこでは地形のマッピングの際に車が集めた膨大な情報を処理することができます。
Googleは、このプロジェクトのためにDARPAチャレンジ(政府が主催する自律走行車レース)から選り抜きの技術者を集めたと言っている。
また同社は、安全を考慮してこれらの車を無人で評走らせたいことも指摘した。
不測の事態に備えて運転手1名、ソフトウェア監視のために技術者1名がが常に待機している。
Googleは、地元警察にもプロジェクトのことを通知してあると言っている。
果たしてうまくいったのか。
おそらくそうだろう。
これまでに事故が1件あったが、それは他の車がGoogle車に追突した時のことだった。
Googleは、毎年120万人が交通事故で亡くなっていることに言及し ― この技術によってこの数を半分に減らせると同社は考えている。
また、エネルギー消費も減り、人々の時間も大いに節減できるだろう。
きのう欲しかった。
これは、いろいろな意味ですごい。
ただ、大喜びするにはまだ早い。
「最も楽観的に見積もっても、この技術が実用化されるのは8年以上先だろう」とNYT紙は書いている。
』
その走行ビデオが載っています。
2本あって合わせて45秒ほどである。
『
Google’s Self-Driving Car Spotted On The Highway Almost A Year Ago [Video]
http://techcrunch.com/2010/10/09/google-car-video/
』
[◇ 11月19日]
さて、いろんな波紋を広げているようです。
『
日経コンピュータ [2010/11/16]
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20101115/354119/
「グーグル脅威論」をぶっ飛ばせ
「トヨタ、次代の敵はグーグル」---。こう題するコラムが、2010年10月13日付の日経産業新聞に掲載された。
米グーグルは弊社のようなメディア産業だけでなく、広告産業やソフトウエア産業の既存企業に深刻な打撃を与えてきた。
そして今や、世界最大の自動車メーカーであるトヨタ自動車さえも、グーグルを脅威と見なし始めているというのだ。
トヨタはグーグルの何を脅威と感じているのか。
トヨタは10月5日、スマートグリッド(次世代送電網)の中核となる独自の情報システム「トヨタ スマート センター」を開発したと発表した。
日経産業新聞によれば、トヨタの幹部は
「スマートグリッドで(グーグルに)攻め込まれたら、事業の根幹が崩れる」
との危機感から、自社によるスマートグリッドシステムの開発に取り組んでいるのだという。
電気自動車を充電するためのインフラを他社に押さえられ、規格や仕様を支配されると、「車を自由に作れなくなる」(トヨタ幹部)。
このようにすら考えていると、同紙は伝える。
グーグルが狙う自動車とスマートグリッド
-------------------------------
実際、10月には「トヨタが感じるグーグルの脅威」を目の当たりにする二つのニュースが報じられた。
一つは、10月9日付の「グーグルが『自動運転自動車』を開発している」というニュースだ(関連記事:Googleが自動運転カーを開発、公道22万キロの走行に成功 )。
この「グーグルカー」はビデオカメラやセンサーを搭載しており、自動車自身が周囲の状況を判断しながら、自律的に走行する。
もう一つは、グーグル自身がスマートグリッドを建設するというニュースだ。
グーグルは10月12日に、丸紅などと共同で大西洋沖の洋上風力発電所と米国東部を結ぶ大規模な海底送電網を建設すると発表した。
独立系発電事業者(IPP)が建設した洋上風力発電所の電力を、ニュージャージー州、デラウエア州、メリーランド州、バージニア州の200万世帯に供給する送電網で、総事業費は最大5000億円、電力供給量は最大6000MW(600万KW)になるという。
600万KWという電力供給量は、かなりの規模である。
例えば、東京電力の2009年における最大供給電力量は5450万KW(2009年7月 30日)だった。
グーグル/丸紅連合は、東京電力の10分の1強という規模の電力を供給するというのだ。
しかもこれらの発電源はすべて、風力発電である。
グーグルは自動車開発に関する10月9日付の声明の中で、
「(創業者である)ラリーとセルゲイがグーグルを創業した目的は、テクノロジーによって真に巨大な問題を解決することだった」
と述べた。
グーグルのミッションは、もはや「世界中の情報を整理する」にとどまらない。
トヨタ幹部が危機感を持つように、グーグルが自動車産業や電力産業に野心を持っていることは間違いない。
「モノのインターネット」が突破口
---------------------------
さらにグーグルは、あらゆるビジネス領域に進出する準備すら始めている。
グーグル日本法人の村上憲郎名誉会長は最近、スマートグリッドのことを「Internet of Things(モノのインターネット)」と表現する。
スマートグリッドでは、あらゆるモノがセンサーを備え、インターネットに接続され、情報を発信するようになる、という意味だ。
グーグルが整理できる情報は従来、インターネット上に存在するWebサイトなど、限られた領域だけだった。
スマートグリッドによって、グーグルが整理できる対象が飛躍的に拡大する。
それに伴いグーグルのビジネス領域は、飛躍的に広がろうとしている。
グーグルはまず、メディア産業や広告産業に壊滅的といっていいビジネス上の打撃を与えた。
続いてグーグルは旧来型のIT産業にも殴り込みをかけた。
それが「クラウドコンピューティング」だ。
クラウドはグーグルにとって、野望の実現に向けた「第二歩」に過ぎない。
次のターゲットは、電力産業や自動車産業、通信産業である。さらにその先もきっと、模索し始めているはずだ。
』
<future design>
_
2010年10月14日木曜日
2010年10月12日火曜日
情報収集をしようという努力すらないみられない
_
● 三代目 金正恩
国際情勢については日本はニュースが溢れかえっているのでどれを選んだらいいか分からない。
隅から隅まで目を通すには時間もないし、何しろ煩わしい。
あまり読みすぎてしまうと、今度はなにがなんだかわからなくなって、
「本当のところどうなっているのだ!」
と、迷ってしまう。
そこで便利なのが韓国のニュース。
日本のメデイアの目ではなく、隣国という外国の目で世界を見てくれる。
そのニュースをピックアップして、詳しくしりたければ日本のニュースを改めて検索すればいい。
ところで、その韓国のニュースだが、これどうなっているのだというニュースにぶつかった。
先日、北朝鮮は3代目の世襲が発表された。
3代目は三男である。
なら長男の感想はというと、そのインタビュー記事がテレビ朝日に発表され、それを韓国の新聞が援用しているのだ。
隣の国だろう。
北朝鮮の情報を最も密に取得しておかなければならない立場にあるのが、韓国だろう。
情報部員の2,3人をぴっしり貼りつけておいてもいい人物である。
まして国内のマスメデイアなら、なおのこと興味があるはずである。
それが、日本のテレビ局のインタビュー記事を援用するとは。
ここのメデイア媒体の動きはどうなっているのだろう。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/12 09:00:49
http://www.chosunonline.com/news/20101012000018
後継者問題:金正男氏「三代世襲に反対」=テレビ朝日
テレビ朝日が11日に報じたところによると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・正男(ジョンナム)氏は、弟の正恩(ジョンウン)氏による権力三代世襲について、これに反対するという意向を示したという。
マカオで暮らしていることが知られている正男氏のインタビューの様子は、11日午後10時ごろ放送されたテレビ朝日の番組で流れた。インタビューの中で正男氏は、
「個人的には三代世襲に反対だ。とはいえ、そうなるだけの内部的要因があると考えられ、(ならば)それに従わなければならないと思っている」
と語った。
また正男氏は、「(自分は)後継者になることに関心はなく、弟(正恩氏)が後継者になったのは父の決断。
弟が北朝鮮住民の豊かな生活のため、最善を尽くしてくれればと思う」と語った。
このインタビューは、9日に中国・北京で行われたという。
さらに正男氏は、正恩氏から頼まれたら北朝鮮に戻る意向があるかという質問に対し、
「海外から、いつか弟が必要とするときに、うまくいくよう助ける用意がある」
と答え、海外に滞在し続けることを示唆した。
』
『
中央日報 2010.10.12 08:20:38
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133768&servcode=500§code=500
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の長男・金正男(キム・ジョンナム)は、三男の弟・金正恩(キム・ジョンウン)が後継者に決まったことについて「個人的に3代世襲に反対する」と明らかにした。
金正男は11日に放送された日本テレビ朝日とのインタビューで、
「(金正恩が後継者になった背景には)北朝鮮の内部的な要因があったと思う。そのような内部要因には従わなければならないと考える」
と述べた。
北朝鮮労働党創建65周年行事を翌日に控えた9日、中国北京で行われたインタビューで、金正男は
「私は海外で、弟が(自分を)必要とする場合は支援する用意がある。いつでも私は弟を助ける」
と強調した。
また金正日は、「弟(金正恩)に何かメッセージを伝えてほしい」という要請に対し、
「私は弟が北朝鮮の住民のために、そして北朝鮮の潤沢な生活のために最善を尽くすことを望む」
と語った。
金正男がインタビューで「共和国」ではなく「北朝鮮」という表現を使った点や「海外で助ける」と強調した点は、当分、北朝鮮に戻る考えがないことを間接的に表したものと考えられる。
本人や次男の金正哲(キム・ジョンチョル)が後継者にならなかった点については、
「私はもともとそれに関しては遺憾もなく関心もないので、全く気にしていない」
とし
「(金正恩が後継者になったことは)父(金正日委員長)の決断があったためだと思う」
と明らかにした。
後継作業が加速していることに関しては
「内部的な問題があると考えるが、それを私が話すのは適切でない」
と述べた。
金委員長の健康状態については「話すのは難しい」と具体的な言及を避けた。
』
どうも分からない。
北朝鮮の動向は、韓国にとって最大級の問題であろう。
ならば、考えられるあらゆる情報を集めるというのが鉄則ではなかろうか。
それがまるでなされていない。
現代は情報戦争の時代である。
情報に一歩先んじたモノが相応の利益を取得できるという時代である。
こんなことでやっていけるのか、それで満足しているのか。
あるいは、この記事。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/10 11:56:08
http://www.chosunonline.com/news/20101010000027
http://www.chosunonline.com/news/20101010000028
【コラム】日本人料理士に金正恩情報を頼る韓国
金正日(キム・ジョンイル)総書記の息子が朝鮮人民軍大将、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長に就任してから十日が過ぎた。
父親が過去に歩んできた道や、現在の父の健康状態からすれば、この若者が来年、あるいは再来年に再び階級が上がり、北朝鮮権力の中核である軍を実質的に掌握する地位に登り詰めたとしても、何らおかしなことではない。
先軍政治を掲げる国で軍を指揮するには、最終的に元帥に就任する必要があるだろう。
金総書記は1992年4月25日、朝鮮人民軍創設60周年の際、父の金日成(キム・イルソン)主席のパルチザン時代からの部下、呉振宇(オ・ジンウ)と共に元帥の称号を受けた。
そのとき、父のほかの仲間8人は、元帥の下に当たる次帥となった。
朝鮮人民軍総司令官の地位はその前年、すでに父から受け継いでいた。
国家主席が人民軍総司令官を兼任することになっていた当時、金総書記が朝鮮人民軍司令官となるのは、北朝鮮の憲法に違反するものだった。
そのため北朝鮮は後日、この措置に合わせて憲法を改正した。
現在、金総書記の健康状態は、当時の金日成主席よりもはるかに悪い。
わずか30歳前後の、金総書記の息子が、北朝鮮の正規軍115万人をはじめとする770万の武装勢力を指揮する姿を目にする日は、それほど遠い先の話ではないだろう。
金日成時代の北朝鮮憲法は、国家主席と最高人民会議代議員(韓国の国会議員に相当)の任期を4年としていた。
しかし、金日成主席が生存中、この規定が守られたことはない。
わずか3年で選挙が行われたことがあるかと思えば、またあるときには8年間にわたり、選挙がないこともあった。
金日成主席が実質的な権力を握った1948年から死去した94年までの46年間、この種の選挙は計9回しか行われなかった。
北朝鮮政治における掛け算は、「4×9=36」ではなく「4×9=46」になるということだ。
しかし朝鮮労働党はさらにひどい。党の規約では5年ごとに党大会を行うことになっているが、実際は1980年以降、30年にわたり党大会が開催されたことはない。
それでも金日成主席は、党中央委員会を1年に1回か2回は開催し、秘密会議を開催したときも、第何回の何の会議が開催されたと推測できる端緒は残して置いた。
その後、金正日総書記の時代に入ると、北朝鮮はさらに予測困難な国となった。
北朝鮮についてしっかりと理解するには、北朝鮮で絶対的な権力を持つ者がどんな人間かをまずは知っておかなければならないということだ。
金日成主席が抱く米国への恐怖心は大変なものだった。
金日成主席は韓国に武装ゲリラを送って大統領府を襲撃させたが、警備が比較的手薄だった在韓米軍基地を攻撃したことはない。
金日成主席はかつて7・4南北共同声明に合意した真の意図について、「何としても在韓米軍を撤収させることにあった」と語ったことがある。
金日成主席にこのような感情を抱かせたのは、韓国戦争(朝鮮戦争)の記憶が鮮明に残っていたからだ。
朝鮮戦争初期、釜山に向けて順調に進軍していた朝鮮人民軍は、洛東江戦線で米空軍による爆撃を受けて壊滅した。
幸か不幸か分からないが、金日成主席はその場にいなかった。
金日成主席が米軍の爆撃を目の当たりにし、その威力を実感して恐怖心を抱くようになったのは、平壌を脱出して逃れていた平安北道の高山地帯だった。
会議中に爆撃を受けた金日成主席は、近くにある鉱山の地下坑道に何度も避難しなければならなかった。
北朝鮮の公式記録は当時の模様について、「米帝の空中匪賊が1日も休むことなく連続して爆撃を加えてきた」と記録している。
これはその時の高山地帯での模様を記録したものだ。
金総書記は権力を継承してから、「今度こそ経済改革に乗り出すだろう」という外部の予想を何度も裏切ってきた。
しかしこれは厳密に言えば予測する側の勘違いだ。
金総書記は後継者としての教育を受けていた1970年代、「経済に新技術と新たな方法を導入し、生産性を高める」ことを目指す「三大革命運動」を展開したが、最終的に経済を後退させるという正反対の結果を招いた。
父が直接後始末をしなければ、後継者としての地位が非常に危うくなるほどの大失敗だった。
その後、金総書記は父の70回目の誕生日を祝うため、主体思想塔や凱旋門などの巨大建築物を建てたが、経済問題にはほとんど手を出さなくなった。
金日成主席が持つ米国への恐怖心と、金総書記が経済問題にうかつに手を出さないのは、このような事情があったのだ。
北朝鮮が金総書記の息子の国に変わろうとしている今、われわれはその息子について何も知らない。
彼がいつ生まれてどのような教育を受けたのか、またどのような経歴を積んできたのかも分からない。
金総書記の近くで長い間料理人として働いてきた日本人が伝えた、「白頭山で立ち小便をした」「若いころからたばこを吸っていた」などの雑談めいた話がすべてだ。
この程度の情報しか分からないということ自体、非常に恥ずべきことだろう。
北朝鮮が韓国を見くびらないようにするには、怒るべきときに怒り、耐えるべきときに耐えなければならない。
しかし相手についてこのように何も知らないようでは、いつ怒っていつ忍耐すべきかさえ分からない。
』
最後の数行を読むと背筋が寒くなる。
「IT強国」と胸を張っているのに、肝心の情報収集が何もなされていない。
情報収集をしようという努力すらないみられない。
38度線を挟んで戦争状態にあるハズである。
生死の際にいるはずだ。
国民皆兵を是としている国である。
国を守るために徴兵制を敷いているハズである。
ソウルは国境線から数十キロしか離れていない。
「平安沈没」の公式発表を国民の1/3は信じていないという。
この情報に対するいい加減さからいうと、市民がそう考えても不思議はない。
一体、この国の人達は自らを自らとして認める意志があるのだろうか。
何か、基本的なものが明白にスッポリと欠落しているような気がしてならない。
そして、それをヨシとしているようにしか見えない。
[◇]
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/13 10:01:32
http://www.chosunonline.com/news/20101013000029
後継者問題:「金正男氏に手を出すな」
中国側が正恩氏の側近らに対し警告
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正恩(ジョンウン)氏が後継者に内定して以降、その側近らは長男の正男(ジョンナム)氏に接近しようとしたものの、中国側から「手を出すな」と警告を受けていたことが、12日明らかになった。
韓国政府の消息筋はこの日、
「正恩氏の側近らが、海外でいい加減な話をする正男氏を放ってはおけない、という姿勢を見せているが、中国側が『正男氏に手を出すな』『中国の領内では(接触を)絶対に認めない』というメッセージを伝えたと聞いている」
と語った。
正男氏は、中国共産党の高級幹部の子弟などで、特権的な地位にある「太子党」と親交が深いとされている。
北朝鮮が崩壊した場合、中国が正男氏を指導者に据え、北朝鮮を吸収しようとしているのではないか、といううわさも、こうした状況と無関係ではない。
前出の消息筋は、
「正男氏は北朝鮮に戻らず、自宅があるマカオや北京など、中国領内にとどまるだろう」
と語った。
なお、正男氏が今月9日、テレビ朝日の取材に対し、「個人的に、3代にわたる世襲には反対だ」と答えたのも、北京でのことだった。
[◇]
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/14 09:33:40
http://www.chosunonline.com/news/20101014000018
後継者問題:中国、正男氏のインタビューを黙認か
日本メディアに「世襲」「北韓」など堂々と発言、中国の身辺保障なしには困難との見方
事前に調整し「偶然」を演出か…中国、正男氏を通じ北へメッセージ?
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・正男(ジョンナム)氏が9日に行ったテレビ朝日とのインタビューで、「三代世襲に反対する」と発言したことをめぐり、このインタビューが事前に調整されたものとの分析が聞かれる。
外交消息筋は13日、「インタビュー画面と正男氏の発言を詳しく分析すると、インタビューに応じるという条件で、正男氏の身辺の安全とメッセージに対し配慮するよう、事前の打ち合わせがあったように感じられる」と語った。
インタビューが実現する過程で、中国側の黙認があったとの見方も出ている。
テレビ朝日は、インタビューの場所を中国・北京と画面上に表示したが、正男氏の身辺の安全に配慮して背景はすべてぼかされ、場所が特定できないようにしていた。
また、正男氏に北京市内で偶然出会ってインタビューした形で報じられていたが、放送内容を見ると、事前に打ち合わせられた様子がうかがえる。
日本の記者が韓国語で「金正男さんではありませんか」と声を掛けると、正男氏は慌てることなく「はい」と答え、インタビューが始まる。間に「これはオフレコ」という正男氏の小さな声も聞こえる。
また、正男氏は北朝鮮では禁句とされる「三代世襲」や「北韓(北朝鮮)」などの言葉も堂々と口にした。
外交消息筋は、「中国が身辺保障の約束をしていなければ、海外にいる正男氏がそのような言葉を使うのは困難だ」と語った。
正男氏がインタビューで語った内容も、中国の立場と一致するものだ。
中国は、北朝鮮に使節団を派遣して三代世襲を祝福したものの、内部的には
「世襲には不満だが、北朝鮮の内政には干渉しない」
との立場だ。
正男氏も、
「世襲には反対だが、(世襲に)内部的な要因があるのなら、それに従わなければならない」
と話し、中国と同じ立場を示した。
テレビ朝日は、
「正男氏が、自分が後継者になれば北朝鮮を開放的な国家にする、というメッセージを中国に送ったもの」
と分析したが、外交消息筋は、
「中国が正男氏の口を通じ、遠回しに北朝鮮にメッセージを送ったようだ」
と正反対の見方を示した。
』
<future design>
_
● 三代目 金正恩
国際情勢については日本はニュースが溢れかえっているのでどれを選んだらいいか分からない。
隅から隅まで目を通すには時間もないし、何しろ煩わしい。
あまり読みすぎてしまうと、今度はなにがなんだかわからなくなって、
「本当のところどうなっているのだ!」
と、迷ってしまう。
そこで便利なのが韓国のニュース。
日本のメデイアの目ではなく、隣国という外国の目で世界を見てくれる。
そのニュースをピックアップして、詳しくしりたければ日本のニュースを改めて検索すればいい。
ところで、その韓国のニュースだが、これどうなっているのだというニュースにぶつかった。
先日、北朝鮮は3代目の世襲が発表された。
3代目は三男である。
なら長男の感想はというと、そのインタビュー記事がテレビ朝日に発表され、それを韓国の新聞が援用しているのだ。
隣の国だろう。
北朝鮮の情報を最も密に取得しておかなければならない立場にあるのが、韓国だろう。
情報部員の2,3人をぴっしり貼りつけておいてもいい人物である。
まして国内のマスメデイアなら、なおのこと興味があるはずである。
それが、日本のテレビ局のインタビュー記事を援用するとは。
ここのメデイア媒体の動きはどうなっているのだろう。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/12 09:00:49
http://www.chosunonline.com/news/20101012000018
後継者問題:金正男氏「三代世襲に反対」=テレビ朝日
テレビ朝日が11日に報じたところによると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・正男(ジョンナム)氏は、弟の正恩(ジョンウン)氏による権力三代世襲について、これに反対するという意向を示したという。
マカオで暮らしていることが知られている正男氏のインタビューの様子は、11日午後10時ごろ放送されたテレビ朝日の番組で流れた。インタビューの中で正男氏は、
「個人的には三代世襲に反対だ。とはいえ、そうなるだけの内部的要因があると考えられ、(ならば)それに従わなければならないと思っている」
と語った。
また正男氏は、「(自分は)後継者になることに関心はなく、弟(正恩氏)が後継者になったのは父の決断。
弟が北朝鮮住民の豊かな生活のため、最善を尽くしてくれればと思う」と語った。
このインタビューは、9日に中国・北京で行われたという。
さらに正男氏は、正恩氏から頼まれたら北朝鮮に戻る意向があるかという質問に対し、
「海外から、いつか弟が必要とするときに、うまくいくよう助ける用意がある」
と答え、海外に滞在し続けることを示唆した。
』
『
中央日報 2010.10.12 08:20:38
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133768&servcode=500§code=500
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の長男・金正男(キム・ジョンナム)は、三男の弟・金正恩(キム・ジョンウン)が後継者に決まったことについて「個人的に3代世襲に反対する」と明らかにした。
金正男は11日に放送された日本テレビ朝日とのインタビューで、
「(金正恩が後継者になった背景には)北朝鮮の内部的な要因があったと思う。そのような内部要因には従わなければならないと考える」
と述べた。
北朝鮮労働党創建65周年行事を翌日に控えた9日、中国北京で行われたインタビューで、金正男は
「私は海外で、弟が(自分を)必要とする場合は支援する用意がある。いつでも私は弟を助ける」
と強調した。
また金正日は、「弟(金正恩)に何かメッセージを伝えてほしい」という要請に対し、
「私は弟が北朝鮮の住民のために、そして北朝鮮の潤沢な生活のために最善を尽くすことを望む」
と語った。
金正男がインタビューで「共和国」ではなく「北朝鮮」という表現を使った点や「海外で助ける」と強調した点は、当分、北朝鮮に戻る考えがないことを間接的に表したものと考えられる。
本人や次男の金正哲(キム・ジョンチョル)が後継者にならなかった点については、
「私はもともとそれに関しては遺憾もなく関心もないので、全く気にしていない」
とし
「(金正恩が後継者になったことは)父(金正日委員長)の決断があったためだと思う」
と明らかにした。
後継作業が加速していることに関しては
「内部的な問題があると考えるが、それを私が話すのは適切でない」
と述べた。
金委員長の健康状態については「話すのは難しい」と具体的な言及を避けた。
』
どうも分からない。
北朝鮮の動向は、韓国にとって最大級の問題であろう。
ならば、考えられるあらゆる情報を集めるというのが鉄則ではなかろうか。
それがまるでなされていない。
現代は情報戦争の時代である。
情報に一歩先んじたモノが相応の利益を取得できるという時代である。
こんなことでやっていけるのか、それで満足しているのか。
あるいは、この記事。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/10 11:56:08
http://www.chosunonline.com/news/20101010000027
http://www.chosunonline.com/news/20101010000028
【コラム】日本人料理士に金正恩情報を頼る韓国
金正日(キム・ジョンイル)総書記の息子が朝鮮人民軍大将、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長に就任してから十日が過ぎた。
父親が過去に歩んできた道や、現在の父の健康状態からすれば、この若者が来年、あるいは再来年に再び階級が上がり、北朝鮮権力の中核である軍を実質的に掌握する地位に登り詰めたとしても、何らおかしなことではない。
先軍政治を掲げる国で軍を指揮するには、最終的に元帥に就任する必要があるだろう。
金総書記は1992年4月25日、朝鮮人民軍創設60周年の際、父の金日成(キム・イルソン)主席のパルチザン時代からの部下、呉振宇(オ・ジンウ)と共に元帥の称号を受けた。
そのとき、父のほかの仲間8人は、元帥の下に当たる次帥となった。
朝鮮人民軍総司令官の地位はその前年、すでに父から受け継いでいた。
国家主席が人民軍総司令官を兼任することになっていた当時、金総書記が朝鮮人民軍司令官となるのは、北朝鮮の憲法に違反するものだった。
そのため北朝鮮は後日、この措置に合わせて憲法を改正した。
現在、金総書記の健康状態は、当時の金日成主席よりもはるかに悪い。
わずか30歳前後の、金総書記の息子が、北朝鮮の正規軍115万人をはじめとする770万の武装勢力を指揮する姿を目にする日は、それほど遠い先の話ではないだろう。
金日成時代の北朝鮮憲法は、国家主席と最高人民会議代議員(韓国の国会議員に相当)の任期を4年としていた。
しかし、金日成主席が生存中、この規定が守られたことはない。
わずか3年で選挙が行われたことがあるかと思えば、またあるときには8年間にわたり、選挙がないこともあった。
金日成主席が実質的な権力を握った1948年から死去した94年までの46年間、この種の選挙は計9回しか行われなかった。
北朝鮮政治における掛け算は、「4×9=36」ではなく「4×9=46」になるということだ。
しかし朝鮮労働党はさらにひどい。党の規約では5年ごとに党大会を行うことになっているが、実際は1980年以降、30年にわたり党大会が開催されたことはない。
それでも金日成主席は、党中央委員会を1年に1回か2回は開催し、秘密会議を開催したときも、第何回の何の会議が開催されたと推測できる端緒は残して置いた。
その後、金正日総書記の時代に入ると、北朝鮮はさらに予測困難な国となった。
北朝鮮についてしっかりと理解するには、北朝鮮で絶対的な権力を持つ者がどんな人間かをまずは知っておかなければならないということだ。
金日成主席が抱く米国への恐怖心は大変なものだった。
金日成主席は韓国に武装ゲリラを送って大統領府を襲撃させたが、警備が比較的手薄だった在韓米軍基地を攻撃したことはない。
金日成主席はかつて7・4南北共同声明に合意した真の意図について、「何としても在韓米軍を撤収させることにあった」と語ったことがある。
金日成主席にこのような感情を抱かせたのは、韓国戦争(朝鮮戦争)の記憶が鮮明に残っていたからだ。
朝鮮戦争初期、釜山に向けて順調に進軍していた朝鮮人民軍は、洛東江戦線で米空軍による爆撃を受けて壊滅した。
幸か不幸か分からないが、金日成主席はその場にいなかった。
金日成主席が米軍の爆撃を目の当たりにし、その威力を実感して恐怖心を抱くようになったのは、平壌を脱出して逃れていた平安北道の高山地帯だった。
会議中に爆撃を受けた金日成主席は、近くにある鉱山の地下坑道に何度も避難しなければならなかった。
北朝鮮の公式記録は当時の模様について、「米帝の空中匪賊が1日も休むことなく連続して爆撃を加えてきた」と記録している。
これはその時の高山地帯での模様を記録したものだ。
金総書記は権力を継承してから、「今度こそ経済改革に乗り出すだろう」という外部の予想を何度も裏切ってきた。
しかしこれは厳密に言えば予測する側の勘違いだ。
金総書記は後継者としての教育を受けていた1970年代、「経済に新技術と新たな方法を導入し、生産性を高める」ことを目指す「三大革命運動」を展開したが、最終的に経済を後退させるという正反対の結果を招いた。
父が直接後始末をしなければ、後継者としての地位が非常に危うくなるほどの大失敗だった。
その後、金総書記は父の70回目の誕生日を祝うため、主体思想塔や凱旋門などの巨大建築物を建てたが、経済問題にはほとんど手を出さなくなった。
金日成主席が持つ米国への恐怖心と、金総書記が経済問題にうかつに手を出さないのは、このような事情があったのだ。
北朝鮮が金総書記の息子の国に変わろうとしている今、われわれはその息子について何も知らない。
彼がいつ生まれてどのような教育を受けたのか、またどのような経歴を積んできたのかも分からない。
金総書記の近くで長い間料理人として働いてきた日本人が伝えた、「白頭山で立ち小便をした」「若いころからたばこを吸っていた」などの雑談めいた話がすべてだ。
この程度の情報しか分からないということ自体、非常に恥ずべきことだろう。
北朝鮮が韓国を見くびらないようにするには、怒るべきときに怒り、耐えるべきときに耐えなければならない。
しかし相手についてこのように何も知らないようでは、いつ怒っていつ忍耐すべきかさえ分からない。
』
最後の数行を読むと背筋が寒くなる。
「IT強国」と胸を張っているのに、肝心の情報収集が何もなされていない。
情報収集をしようという努力すらないみられない。
38度線を挟んで戦争状態にあるハズである。
生死の際にいるはずだ。
国民皆兵を是としている国である。
国を守るために徴兵制を敷いているハズである。
ソウルは国境線から数十キロしか離れていない。
「平安沈没」の公式発表を国民の1/3は信じていないという。
この情報に対するいい加減さからいうと、市民がそう考えても不思議はない。
一体、この国の人達は自らを自らとして認める意志があるのだろうか。
何か、基本的なものが明白にスッポリと欠落しているような気がしてならない。
そして、それをヨシとしているようにしか見えない。
[◇]
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/13 10:01:32
http://www.chosunonline.com/news/20101013000029
後継者問題:「金正男氏に手を出すな」
中国側が正恩氏の側近らに対し警告
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正恩(ジョンウン)氏が後継者に内定して以降、その側近らは長男の正男(ジョンナム)氏に接近しようとしたものの、中国側から「手を出すな」と警告を受けていたことが、12日明らかになった。
韓国政府の消息筋はこの日、
「正恩氏の側近らが、海外でいい加減な話をする正男氏を放ってはおけない、という姿勢を見せているが、中国側が『正男氏に手を出すな』『中国の領内では(接触を)絶対に認めない』というメッセージを伝えたと聞いている」
と語った。
正男氏は、中国共産党の高級幹部の子弟などで、特権的な地位にある「太子党」と親交が深いとされている。
北朝鮮が崩壊した場合、中国が正男氏を指導者に据え、北朝鮮を吸収しようとしているのではないか、といううわさも、こうした状況と無関係ではない。
前出の消息筋は、
「正男氏は北朝鮮に戻らず、自宅があるマカオや北京など、中国領内にとどまるだろう」
と語った。
なお、正男氏が今月9日、テレビ朝日の取材に対し、「個人的に、3代にわたる世襲には反対だ」と答えたのも、北京でのことだった。
[◇]
『
朝鮮日報 記事入力 : 2010/10/14 09:33:40
http://www.chosunonline.com/news/20101014000018
後継者問題:中国、正男氏のインタビューを黙認か
日本メディアに「世襲」「北韓」など堂々と発言、中国の身辺保障なしには困難との見方
事前に調整し「偶然」を演出か…中国、正男氏を通じ北へメッセージ?
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・正男(ジョンナム)氏が9日に行ったテレビ朝日とのインタビューで、「三代世襲に反対する」と発言したことをめぐり、このインタビューが事前に調整されたものとの分析が聞かれる。
外交消息筋は13日、「インタビュー画面と正男氏の発言を詳しく分析すると、インタビューに応じるという条件で、正男氏の身辺の安全とメッセージに対し配慮するよう、事前の打ち合わせがあったように感じられる」と語った。
インタビューが実現する過程で、中国側の黙認があったとの見方も出ている。
テレビ朝日は、インタビューの場所を中国・北京と画面上に表示したが、正男氏の身辺の安全に配慮して背景はすべてぼかされ、場所が特定できないようにしていた。
また、正男氏に北京市内で偶然出会ってインタビューした形で報じられていたが、放送内容を見ると、事前に打ち合わせられた様子がうかがえる。
日本の記者が韓国語で「金正男さんではありませんか」と声を掛けると、正男氏は慌てることなく「はい」と答え、インタビューが始まる。間に「これはオフレコ」という正男氏の小さな声も聞こえる。
また、正男氏は北朝鮮では禁句とされる「三代世襲」や「北韓(北朝鮮)」などの言葉も堂々と口にした。
外交消息筋は、「中国が身辺保障の約束をしていなければ、海外にいる正男氏がそのような言葉を使うのは困難だ」と語った。
正男氏がインタビューで語った内容も、中国の立場と一致するものだ。
中国は、北朝鮮に使節団を派遣して三代世襲を祝福したものの、内部的には
「世襲には不満だが、北朝鮮の内政には干渉しない」
との立場だ。
正男氏も、
「世襲には反対だが、(世襲に)内部的な要因があるのなら、それに従わなければならない」
と話し、中国と同じ立場を示した。
テレビ朝日は、
「正男氏が、自分が後継者になれば北朝鮮を開放的な国家にする、というメッセージを中国に送ったもの」
と分析したが、外交消息筋は、
「中国が正男氏の口を通じ、遠回しに北朝鮮にメッセージを送ったようだ」
と正反対の見方を示した。
』
<future design>
_
GALAXY S 日本上陸
_
● GALAXY S:ギャラクシーS
アップルのアイフォーンと対抗している携帯電話ギャラクシーSが日本に上陸してくる。
ちょっと足取りを中央日報より見てみる。
『
2010.07.20 08:56:47
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=131302&servcode=300§code=300
「非常に優秀」…米国で好評の「ギャラクシーS」
米国で先週登場した三星(サムスン)電子の戦略スマートフォン「ギャラクシー(Galaxy)S」が、初期からライバル製品より高い評価を受けている。
米経済専門誌フォーチュンは18日(現地時間)、電子版で
「ギャラクシーSはいくつか短所があるものの、現存するスマートフォンの中では‘非常に優秀な(incredible)’スマートフォン」
と報じた。
フォーチュンは米通信会社T-モバイル(発売15日)とAT&T(18日)でそれぞれ「バイブラント(Vibrant)」「キャプティベイト(Captivate)」という名前で販売中の「ギャラクシーS」をアップルの「アイフォーン4」やHTCの「アリア(Aria)」と比較分析した。
フォーチュンは「ギャラクシーSの画面とアングルは以前のスマートフォンの中で最高水準」とし、アイフォーン4よりも高く評価した。
「信じられなければギャラクシーSで映画『アバター』を一度見ればよい。興奮しない人はいなかった」
と付け加えた。
フォーチュンはアイフォーンより大きい画面でありながらも重さは117.9グラムと、137グラムのアイフォーンより20グラムも軽いと説明した。
厚さ(9.9ミリ)もアイフォーン4(9.3ミリ)がアンテナ受信問題のため保護ケースを付けることを考えればもっと薄い、という説明も加えた。
フォーチュンは「ギャラクシーSはアリアよりも数グラム重いが、ギャラクシーSの画面がアリアに比べてはるかに大きい点を考えれば、アリアには別れを告げる時」と説明した。
一方、ある有名アンドロイド専門インターネットサイトはこの日、「ギャラクシーS」をモトローラ「ドロイド(Droid)X」とHTC「エボ(Evo)」「インクレディブル(Incredible)」、グーグル「ネクサスワン(Nexus one)」などと比較テストした結果、「ギャラクシーS」のグラフィック処理速度が最も優秀だったと伝えた。
』
『
2010.08.30 10:23:33
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132549&servcode=300§code=320
三星スマートフォン「ギャラクシーS」 米国で100万台販売
三星(サムスン)電子はスマートフォン「ギャラクシーS」の米国内販売量が市販1カ月半で100万台を超えたと28日、明らかにした。
一つの国で「ギャラクシーS」の販売量が100万台を超えたのは初めて。
国内では「ギャラクシーS」の販売量が90万台を超えた。
「ギャラクシーS」は6月末に国内で発売された後、5日目で10万台、33日目で50万台を突破するなど、国内携帯電話販売記録を更新してきた。
』
『
2010.09.02 16:23:18
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132688&servcode=300§code=320
「ギャラクシーS」、発売70日目に国内販売100万台超
三星(サムスン)電子のスマートフォン「ギャラクシーS」の国内販売量が1日、100万台(製造会社供給基準)を超えた。
6月24日に発売されて以来70日目で、6秒に1台が売れたという計算になる。
国内スマートフォン史上初の100万台販売記録で、携帯電話機史上、最短期間でミリオンセラーになった。
厚さ9.9ミリのギャラクシーSを100万台積むとエベレスト山(8848メートル)より高くなる。
三星電子はギャラクシーSの人気の秘訣について
▽スーパーAMOLED(アクティブマトリクス型有機EL)ディスプレー
▽使いやすいユーザインターフェース(UI)
▽速い駆動速度▽生活密着型アプリケーション--
などを挙げた。
三星電子は今年、国内スマートフォン販売予想量500万台のうち200万台ほどをギャラクシーSが占めると見込んでいる。
』
このギャラクシーSが日本に上陸してくる。
発売元はNTTドコモ。
携帯電話業界ではかつて日本ナンバーワンを誇った会社。
その後日本航空のようなお役所スタイルでみるみる没落していった企業でもある。
それが起死回生に打ってでた。
お隣の韓国からのサムソンのギャラクシーSを輸入販売はじめたのだ。
ドコモにはもはや開発の能力はないということか。
『
中央日報 2010.09.29 09:38:33
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133388&servcode=300§code=300
三星電子「ギャラクシーS」 来月から日本で販売
三星(サムスン)電子の戦略スマートフォン「ギャラクシー(GALAXY)S」が日本市場に進出することを受け、3カ月前に発売されたアップル「アイフォーン(iPhone)4」との競争構図に関心が集まっている。
日本トップの移動通信会社NTTドコモは「ギャラクシーS」を来月5日に出すと明らかにした。
本格的な市販は来月末になるという。これに先立ちNTTは5月、「ギャラクシーS」をライバル会社ソフトバンクが導入したアップル「アイフォーン」の対抗馬として打ち出し、秋に発売する予定だと明らかにしていた。
日本最大移動通信会社のNTTが「アイフォーン」の対抗馬と見なしてきただけに、「ギャラクシーS」が国内携帯電話史上初めて日本市場でミリオンセラー(100万台)になるかが注目される。
NTTは近いうちにタブレットPC「ギャラクシータブ」も市販する予定という。
』
これからどうなるでしょうか。
現代自動車撤退の例があるように、韓国製品が市場を席巻したという話はきかない。
「安かろう」ということで「使い捨て商品」なら、これ絶対に受ける。
が、耐久消費財となるとどうか。
なにしろ日本のユーザーはウルサイ。
よってガラパゴス進化ならぬ
「ウルサゴス進化」
を遂げている魔境が日本市場。
韓国はユーザーよりメーカーが力を持っているところ。
日本はまるで逆。
圧倒的にユーザーの力が強い。
消費者からクレームがつくと、アットいう間に客離れが起きる。
メーカーにとっては、恐ろしい「地獄のマーケット」。
なにしろ、競争相手がウンサマンサとひしめいている。
一瞬の読み違いで奈落に沈んでしまう。
LGとサムスンの寡占市場とは明らかに質が違う。
サムスンはそんな特殊世界でどこまで健闘できるか。
現代自動車のようにまるでダメか、一瞬花火のようにきらびやかに華開きそして萎んでいくか、じっと持ちこたえ継続的に市場を確保できるか。
さーてどうだろう。
アメリカ市場も、韓国市場も売れる商品を待っている市場である。
インフレ市場である。
しかし、日本市場は違う。
売り込まないと売れない市場である。
モノが有り余っている市場である。
デフレ的傾向になっている。
「もういらない」
と食傷している市場でもある。
そのギャラクシーSの日本市場に売り込む戦略を見てみよう。
『
ITmedia-2010年10月8日
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1010/08/news100.html
開発陣に聞く「GALAXY S」:ローカライズを徹底して満足度を上げる――「GALAXY S」が世界で売れた理由
日本ではドコモが発売するSamsung電子製のAndroidスマートフォン「GALAXY S」は、2010年5月に海外で発売されて以来、世界中で話題を集めている。GALAXY Sが支持された理由とは。そして“ライバル”iPhoneへの勝算は――。
米国では4キャリアが販売、韓国では発売から3カ月弱で110万台以上が販売されるなど、世界で多くのユーザーから支持を集めているSamsung電子のAndroid端末「GALAXY S」が日本でも10月下旬に発売される。
これまでSamsung電子が日本市場に供給してきたケータイは、OMNIAやWindows Phone「SC-01B」などが中心で、同社の日本向けAndroid端末は、GALAXY Sが初めての製品となる。
それだけに、同モデルが日本でどれだけ受け入れられるのかは気になるところだ。
GALAXY Sは、どんなこだわりを込めて開発してきたのか。
また、何かと比較されることの多い「iPhone」への勝算はあるのか。
Samsung電子無線事業部 デザイン戦略パート 首席デザイナーのリ・ミンヒョク氏と、同社 無線事業部 UXデザインパート パート長のリ・ソンシク氏に話を聞いた。
■スマートフォンは汎用性を重視する
海外でも発売されているスマートフォンを日本にも投入する場合、日本の文化に合わせてローカライズが施されることが多い。
例えばiPhoneは日本語テンキーにフリック入力を、Xperiaは独自の日本語入力システム「POBox Touch」を採用した。
では日本版GALAXY Sにはどのようなローカライズを施したのだろうか。
リ・ソンシク氏は「基本的にグローバル端末をベースにしていますが、アプリや文字入力を(日本向けに)強化した程度」と話す。
これは、スマートフォンとフィーチャーフォン(一般のケータイ)の特性が関連している。
「フィーチャーフォンはデバイスにこだわる部分が大きいですが、スマートフォンは、どんなアプリを載せても使えるかを考えます。つまりフィーチャーフォンは独自性、スマートフォンは汎用性を重視します」
Android端末の機能はOSに依存する点が大きいので、手を加える部分はハードウェアや細かいソフトに限られる。
「GALAXY Tabはディスプレイが大きいので、サイズに合うよう仕様を調整します。Googleがタブレット端末用のOSを発表したら、そこでまた仕様が変わるでしょう。OSを先に見せてもらえることは難しいので、なるべく早く情報をもらって準備をするようにしています」(リ・ソンシク氏)
なお、GALAXY Sならではの機能として、QWERTYキーボードをなぞるだけで滑らかに文字を入力できる「Swype」が採用されている。
グローバル端末はもちろん、日本版でもSwypeは利用できるが、現在のところ英語のみで日本語には対応していない。
今後のアップデートに期待したい。
■軽いボディは破損リスクを減らす
GALAXY Sのデザインについて、リ・ミンヒョク氏は
「Samsungがこれまで追求してきた技術と最先端の技術に新しいデザイン言語を組み込みました」
と自信を見せる。
GALAXY Sを手にしたときに印象に残るのが“軽さ”だ。
日本向けGALAXY Sの重さは約118グラムで、iPhone 4(約137グラム)やXperia(約139グラム)と比べると、約20グラム軽い。
リ・ミンヒョク氏は「軽くするための工夫は一朝一夕ではできませんでした」と話す。
こうした目に見えないところにもSamsungの高い技術が凝縮されていることが分かる。
また、「落下したときに壊れるリスクが減る」(リ・ミンヒョク氏)ことも軽いボディのメリットだ。
GALAXY Sの特長を語る上で外せないのが、優れた色再現性や高コントラストを実現する「スーパー有機EL(Super AMOLED)」ディスプレイだ。
タッチセンサーのパネル、ガラスとディスプレイの空気層をなくすことで薄型化に成功し、画面に表示されたコンテンツとディスプレイが一体となっているかのように見える。
これは視認性はもちろん、操作性の良さにも貢献する。
「ディスプレイとガラスの間隔が広いと、タッチ操作でエラーしやすくなりますが、スーパー有機ELは、ディスプレイとガラスが一体になっているので、エラー率が減っています」(リ・ミンヒョク氏)。
iPhoneやGALAXY Sをはじめ、ここ最近のスマートフォンは、物理キーを備えないフルタッチ仕様のモデルが多くなっている。
韓国ではその傾向が顕著で、フルタッチのフィーチャーフォンも多く存在する。
反面、フルタッチ端末はギミックを工夫する余地が少なく、デザインが画一的になりやすい。
フルタッチ端末を指して「iPhoneのようだ」という声もよく耳にする。
リ・ミンヒョク氏も「デザインは非常に難しい」と苦笑する。
「テレビはインテリア要素が強くなっていて、最近はフォトフレームに近い感じに変わってきている。ケータイもそのような流れを歩んでいるのでは」
とみる。
そういう意味では、スーパー有機ELも、同氏が目指しているという“目で見て体験するデザイン”に一役買っているといえる。
■韓国の販売記録を塗り替えた理由
GfK Japanの販売ランキングで「iPhone 4」がトップを独占する状態が続いていることかわも分かるように、日本で今最も売れているケータイはiPhone 4だ。
韓国でも9月10日にiPhone 4が発売され、こちらも好調に売れているようだ。
目下、iPhone 4はGALAXY Sの最大のライバルといえるが、iPhone 4に勝てる自信はあるのだろうか。
リ・ソンシク氏によると、そのカギを握るのはローカライズ(カスタマイズ)だという。
「GALAXY Sが韓国で発売されてから、販売記録を塗り替えています。その理由は、お客さんのニーズに合ったものを出しているからでしょう。韓国のGALAXY Sのベースはグローバル版と同じですが、中身は調整しています」
と同氏が話すとおり、GALAXY Sは販売する国の通信事業者やユーザーの要望に応じて、細かいカスタマイズを施している。
例えば韓国版では、辞書や電子書籍など、韓国語で好まれるコンテンツを強化している。
韓国の携帯端末向けデジタル放送「T-DMB」に対応させたのも特徴の1つだ。
日本版がワンセグを搭載していないことを考えると、T-DMBが韓国でいかに普及しているかがうかがえる。
● photophotophoto 韓国のGALAXY S
● 携帯向けデジタル放送のT-DMBを視聴できる
● 多数のオリジナルアプリをプリセットしている
韓国版はT-DMB用のアンテナを備えており、ハードウェアも変更されている。
「お客さんのニーズに合ったものを出すのはメーカーの基本的なミッションです。加えて、速いスピードで出す必要があります。日本のお客さんのニーズがあると判断すれば、(ハードウェアの仕様変更も)やります」
とリ・ソンシク氏は話す。
日本向けのGALAXY Sには、日本語入力(iWnn)や「spモード」、電子書籍、「いつもNAVI」など日本仕様のソフトウェアやアプリを採用しているが、今後はハードウェアも改良し、日本のケータイでニーズの高い「おサイフケータイ」や「防水」に対応したモデルの登場にも期待が高まる。
● photophoto ドコモが発売する「GALAXY S」
● いつもNAVI、マガストア、spモードメール、Layarなど、日本版もオリジナルアプリが豊富だ
■ GALAXY Sを「愛情を持って使ってほしい」
リ・ソンシク氏とリ・ミンヒョク氏は、日本のユーザーに向けて以下のメッセージを送った。
「GALAXY SはオープンOSの特徴が色濃いですが、ユーザーの要望に合ったものを開発できました。また、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできるので、愛情を持って育てていただきたいと思います」(リ・ソンシク)
「日本製品は個人的にとても好きで、愛情を持って使っています。GALAXY Sも“モノ”として評価いただければと思います。足りない部分があれば謙虚に伺いながら、アップグレードしたものを出していきたいです」(リ・ミンヒョク氏)
ハードとソフトともに、Samsung電子の持つ“技術の粋”が凝縮されたGALAXY Sは、2人が話す「愛情を持って」使うにふさわしいモデルといえる。
日本におけるSamsung電子のブランド力は未知数の部分もあるが、GALAXY Sは日本市場に風穴をあける可能性を秘めている。
まずは10月下旬の発売を待ちたい。
』
これ、ドコモに栄光をもたらしてくれるか、それとも信用失墜でさらなる地獄に突き落とされるか。
今日、マイクロソフトがモーブルフォンへの参入を表明した。
『
時事ドットコム 2010/10/12-09:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2010101200091
新型高機能携帯、発売へ=米MS「フォーン7」搭載
【ニューヨーク時事】米マイクロソフト(MS)は11日、新開発の携帯電話向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・フォーン7(セブン)」を搭載した高機能端末を10月21日以降、世界で順次発売すると発表した。
高機能携帯電話市場では、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」や、米グーグルが開発したOS「アンドロイド」を搭載した端末などが競っている。
マイクロソフトの本格参入で、競争は一段と激しくなりそうだ。
日本でも発売に向けて準備を進めているが、具体的な日程などを公表したのは、11月8日以降の発売となる米国だけ。
同国では、通信大手AT&Tを通じ、台湾のHTC、韓国のサムスン電子、LG電子の計3製品をそれぞれ199ドル99セント(約1万6600円)で販売する。
フォーン7は、パソコン向けOS「ウィンドウズ7(セブン)」を土台に開発。
タッチスクリーンを本格的に採用し、利用者が画面上の基本メニューをさまざまに変えられるようにするなど、使いやすさを追求した。
また、インターネット経由のゲームサービス「XBox Live(エックスボックス・ライブ)」や音楽サービスの「Zune(ズーン)」のほか、ビジネス総合ソフト「オフィス」を使いやすくするなど、自社のソフトやサービスとの連携も強化した。
マイクロソフトは、パソコン向けではウィンドウズやオフィスなどで圧倒的な強みを持つが、一般消費者向けの携帯電話用OSやタブレット型端末といった分野ではアップルなどに後れを取っていた。
』
ハードは設計図さえあればどこでも作れが、ソフトとなるとノウハウがベースになる。
まさに、携帯戦争ですね。
GALAXY Sは米グーグルの携帯電話向けOS(基本ソフト)「Android(アンドロイド)」を搭載。
米アップルは「iPhone(アイフォーン)」。
そしてマイクロソフトは「Windows Phone 7」。
KIZMODOで。
『
KIZMODE 2010.10.08 16:00
http://www.gizmodo.jp/2010/10/windows_phone_7_7.html
Windows Phone , スマートフォン , レビュー , レポート , 携帯電話
どこよりも詳しく! 発売前の「Windows Phone 7」を使い倒して徹底レビューしてみました...
』
<future design>
_
● GALAXY S:ギャラクシーS
アップルのアイフォーンと対抗している携帯電話ギャラクシーSが日本に上陸してくる。
ちょっと足取りを中央日報より見てみる。
『
2010.07.20 08:56:47
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=131302&servcode=300§code=300
「非常に優秀」…米国で好評の「ギャラクシーS」
米国で先週登場した三星(サムスン)電子の戦略スマートフォン「ギャラクシー(Galaxy)S」が、初期からライバル製品より高い評価を受けている。
米経済専門誌フォーチュンは18日(現地時間)、電子版で
「ギャラクシーSはいくつか短所があるものの、現存するスマートフォンの中では‘非常に優秀な(incredible)’スマートフォン」
と報じた。
フォーチュンは米通信会社T-モバイル(発売15日)とAT&T(18日)でそれぞれ「バイブラント(Vibrant)」「キャプティベイト(Captivate)」という名前で販売中の「ギャラクシーS」をアップルの「アイフォーン4」やHTCの「アリア(Aria)」と比較分析した。
フォーチュンは「ギャラクシーSの画面とアングルは以前のスマートフォンの中で最高水準」とし、アイフォーン4よりも高く評価した。
「信じられなければギャラクシーSで映画『アバター』を一度見ればよい。興奮しない人はいなかった」
と付け加えた。
フォーチュンはアイフォーンより大きい画面でありながらも重さは117.9グラムと、137グラムのアイフォーンより20グラムも軽いと説明した。
厚さ(9.9ミリ)もアイフォーン4(9.3ミリ)がアンテナ受信問題のため保護ケースを付けることを考えればもっと薄い、という説明も加えた。
フォーチュンは「ギャラクシーSはアリアよりも数グラム重いが、ギャラクシーSの画面がアリアに比べてはるかに大きい点を考えれば、アリアには別れを告げる時」と説明した。
一方、ある有名アンドロイド専門インターネットサイトはこの日、「ギャラクシーS」をモトローラ「ドロイド(Droid)X」とHTC「エボ(Evo)」「インクレディブル(Incredible)」、グーグル「ネクサスワン(Nexus one)」などと比較テストした結果、「ギャラクシーS」のグラフィック処理速度が最も優秀だったと伝えた。
』
『
2010.08.30 10:23:33
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132549&servcode=300§code=320
三星スマートフォン「ギャラクシーS」 米国で100万台販売
三星(サムスン)電子はスマートフォン「ギャラクシーS」の米国内販売量が市販1カ月半で100万台を超えたと28日、明らかにした。
一つの国で「ギャラクシーS」の販売量が100万台を超えたのは初めて。
国内では「ギャラクシーS」の販売量が90万台を超えた。
「ギャラクシーS」は6月末に国内で発売された後、5日目で10万台、33日目で50万台を突破するなど、国内携帯電話販売記録を更新してきた。
』
『
2010.09.02 16:23:18
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=132688&servcode=300§code=320
「ギャラクシーS」、発売70日目に国内販売100万台超
三星(サムスン)電子のスマートフォン「ギャラクシーS」の国内販売量が1日、100万台(製造会社供給基準)を超えた。
6月24日に発売されて以来70日目で、6秒に1台が売れたという計算になる。
国内スマートフォン史上初の100万台販売記録で、携帯電話機史上、最短期間でミリオンセラーになった。
厚さ9.9ミリのギャラクシーSを100万台積むとエベレスト山(8848メートル)より高くなる。
三星電子はギャラクシーSの人気の秘訣について
▽スーパーAMOLED(アクティブマトリクス型有機EL)ディスプレー
▽使いやすいユーザインターフェース(UI)
▽速い駆動速度▽生活密着型アプリケーション--
などを挙げた。
三星電子は今年、国内スマートフォン販売予想量500万台のうち200万台ほどをギャラクシーSが占めると見込んでいる。
』
このギャラクシーSが日本に上陸してくる。
発売元はNTTドコモ。
携帯電話業界ではかつて日本ナンバーワンを誇った会社。
その後日本航空のようなお役所スタイルでみるみる没落していった企業でもある。
それが起死回生に打ってでた。
お隣の韓国からのサムソンのギャラクシーSを輸入販売はじめたのだ。
ドコモにはもはや開発の能力はないということか。
『
中央日報 2010.09.29 09:38:33
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133388&servcode=300§code=300
三星電子「ギャラクシーS」 来月から日本で販売
三星(サムスン)電子の戦略スマートフォン「ギャラクシー(GALAXY)S」が日本市場に進出することを受け、3カ月前に発売されたアップル「アイフォーン(iPhone)4」との競争構図に関心が集まっている。
日本トップの移動通信会社NTTドコモは「ギャラクシーS」を来月5日に出すと明らかにした。
本格的な市販は来月末になるという。これに先立ちNTTは5月、「ギャラクシーS」をライバル会社ソフトバンクが導入したアップル「アイフォーン」の対抗馬として打ち出し、秋に発売する予定だと明らかにしていた。
日本最大移動通信会社のNTTが「アイフォーン」の対抗馬と見なしてきただけに、「ギャラクシーS」が国内携帯電話史上初めて日本市場でミリオンセラー(100万台)になるかが注目される。
NTTは近いうちにタブレットPC「ギャラクシータブ」も市販する予定という。
』
これからどうなるでしょうか。
現代自動車撤退の例があるように、韓国製品が市場を席巻したという話はきかない。
「安かろう」ということで「使い捨て商品」なら、これ絶対に受ける。
が、耐久消費財となるとどうか。
なにしろ日本のユーザーはウルサイ。
よってガラパゴス進化ならぬ
「ウルサゴス進化」
を遂げている魔境が日本市場。
韓国はユーザーよりメーカーが力を持っているところ。
日本はまるで逆。
圧倒的にユーザーの力が強い。
消費者からクレームがつくと、アットいう間に客離れが起きる。
メーカーにとっては、恐ろしい「地獄のマーケット」。
なにしろ、競争相手がウンサマンサとひしめいている。
一瞬の読み違いで奈落に沈んでしまう。
LGとサムスンの寡占市場とは明らかに質が違う。
サムスンはそんな特殊世界でどこまで健闘できるか。
現代自動車のようにまるでダメか、一瞬花火のようにきらびやかに華開きそして萎んでいくか、じっと持ちこたえ継続的に市場を確保できるか。
さーてどうだろう。
アメリカ市場も、韓国市場も売れる商品を待っている市場である。
インフレ市場である。
しかし、日本市場は違う。
売り込まないと売れない市場である。
モノが有り余っている市場である。
デフレ的傾向になっている。
「もういらない」
と食傷している市場でもある。
そのギャラクシーSの日本市場に売り込む戦略を見てみよう。
『
ITmedia-2010年10月8日
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1010/08/news100.html
開発陣に聞く「GALAXY S」:ローカライズを徹底して満足度を上げる――「GALAXY S」が世界で売れた理由
日本ではドコモが発売するSamsung電子製のAndroidスマートフォン「GALAXY S」は、2010年5月に海外で発売されて以来、世界中で話題を集めている。GALAXY Sが支持された理由とは。そして“ライバル”iPhoneへの勝算は――。
米国では4キャリアが販売、韓国では発売から3カ月弱で110万台以上が販売されるなど、世界で多くのユーザーから支持を集めているSamsung電子のAndroid端末「GALAXY S」が日本でも10月下旬に発売される。
これまでSamsung電子が日本市場に供給してきたケータイは、OMNIAやWindows Phone「SC-01B」などが中心で、同社の日本向けAndroid端末は、GALAXY Sが初めての製品となる。
それだけに、同モデルが日本でどれだけ受け入れられるのかは気になるところだ。
GALAXY Sは、どんなこだわりを込めて開発してきたのか。
また、何かと比較されることの多い「iPhone」への勝算はあるのか。
Samsung電子無線事業部 デザイン戦略パート 首席デザイナーのリ・ミンヒョク氏と、同社 無線事業部 UXデザインパート パート長のリ・ソンシク氏に話を聞いた。
■スマートフォンは汎用性を重視する
海外でも発売されているスマートフォンを日本にも投入する場合、日本の文化に合わせてローカライズが施されることが多い。
例えばiPhoneは日本語テンキーにフリック入力を、Xperiaは独自の日本語入力システム「POBox Touch」を採用した。
では日本版GALAXY Sにはどのようなローカライズを施したのだろうか。
リ・ソンシク氏は「基本的にグローバル端末をベースにしていますが、アプリや文字入力を(日本向けに)強化した程度」と話す。
これは、スマートフォンとフィーチャーフォン(一般のケータイ)の特性が関連している。
「フィーチャーフォンはデバイスにこだわる部分が大きいですが、スマートフォンは、どんなアプリを載せても使えるかを考えます。つまりフィーチャーフォンは独自性、スマートフォンは汎用性を重視します」
Android端末の機能はOSに依存する点が大きいので、手を加える部分はハードウェアや細かいソフトに限られる。
「GALAXY Tabはディスプレイが大きいので、サイズに合うよう仕様を調整します。Googleがタブレット端末用のOSを発表したら、そこでまた仕様が変わるでしょう。OSを先に見せてもらえることは難しいので、なるべく早く情報をもらって準備をするようにしています」(リ・ソンシク氏)
なお、GALAXY Sならではの機能として、QWERTYキーボードをなぞるだけで滑らかに文字を入力できる「Swype」が採用されている。
グローバル端末はもちろん、日本版でもSwypeは利用できるが、現在のところ英語のみで日本語には対応していない。
今後のアップデートに期待したい。
■軽いボディは破損リスクを減らす
GALAXY Sのデザインについて、リ・ミンヒョク氏は
「Samsungがこれまで追求してきた技術と最先端の技術に新しいデザイン言語を組み込みました」
と自信を見せる。
GALAXY Sを手にしたときに印象に残るのが“軽さ”だ。
日本向けGALAXY Sの重さは約118グラムで、iPhone 4(約137グラム)やXperia(約139グラム)と比べると、約20グラム軽い。
リ・ミンヒョク氏は「軽くするための工夫は一朝一夕ではできませんでした」と話す。
こうした目に見えないところにもSamsungの高い技術が凝縮されていることが分かる。
また、「落下したときに壊れるリスクが減る」(リ・ミンヒョク氏)ことも軽いボディのメリットだ。
GALAXY Sの特長を語る上で外せないのが、優れた色再現性や高コントラストを実現する「スーパー有機EL(Super AMOLED)」ディスプレイだ。
タッチセンサーのパネル、ガラスとディスプレイの空気層をなくすことで薄型化に成功し、画面に表示されたコンテンツとディスプレイが一体となっているかのように見える。
これは視認性はもちろん、操作性の良さにも貢献する。
「ディスプレイとガラスの間隔が広いと、タッチ操作でエラーしやすくなりますが、スーパー有機ELは、ディスプレイとガラスが一体になっているので、エラー率が減っています」(リ・ミンヒョク氏)。
iPhoneやGALAXY Sをはじめ、ここ最近のスマートフォンは、物理キーを備えないフルタッチ仕様のモデルが多くなっている。
韓国ではその傾向が顕著で、フルタッチのフィーチャーフォンも多く存在する。
反面、フルタッチ端末はギミックを工夫する余地が少なく、デザインが画一的になりやすい。
フルタッチ端末を指して「iPhoneのようだ」という声もよく耳にする。
リ・ミンヒョク氏も「デザインは非常に難しい」と苦笑する。
「テレビはインテリア要素が強くなっていて、最近はフォトフレームに近い感じに変わってきている。ケータイもそのような流れを歩んでいるのでは」
とみる。
そういう意味では、スーパー有機ELも、同氏が目指しているという“目で見て体験するデザイン”に一役買っているといえる。
■韓国の販売記録を塗り替えた理由
GfK Japanの販売ランキングで「iPhone 4」がトップを独占する状態が続いていることかわも分かるように、日本で今最も売れているケータイはiPhone 4だ。
韓国でも9月10日にiPhone 4が発売され、こちらも好調に売れているようだ。
目下、iPhone 4はGALAXY Sの最大のライバルといえるが、iPhone 4に勝てる自信はあるのだろうか。
リ・ソンシク氏によると、そのカギを握るのはローカライズ(カスタマイズ)だという。
「GALAXY Sが韓国で発売されてから、販売記録を塗り替えています。その理由は、お客さんのニーズに合ったものを出しているからでしょう。韓国のGALAXY Sのベースはグローバル版と同じですが、中身は調整しています」
と同氏が話すとおり、GALAXY Sは販売する国の通信事業者やユーザーの要望に応じて、細かいカスタマイズを施している。
例えば韓国版では、辞書や電子書籍など、韓国語で好まれるコンテンツを強化している。
韓国の携帯端末向けデジタル放送「T-DMB」に対応させたのも特徴の1つだ。
日本版がワンセグを搭載していないことを考えると、T-DMBが韓国でいかに普及しているかがうかがえる。
● photophotophoto 韓国のGALAXY S
● 携帯向けデジタル放送のT-DMBを視聴できる
● 多数のオリジナルアプリをプリセットしている
韓国版はT-DMB用のアンテナを備えており、ハードウェアも変更されている。
「お客さんのニーズに合ったものを出すのはメーカーの基本的なミッションです。加えて、速いスピードで出す必要があります。日本のお客さんのニーズがあると判断すれば、(ハードウェアの仕様変更も)やります」
とリ・ソンシク氏は話す。
日本向けのGALAXY Sには、日本語入力(iWnn)や「spモード」、電子書籍、「いつもNAVI」など日本仕様のソフトウェアやアプリを採用しているが、今後はハードウェアも改良し、日本のケータイでニーズの高い「おサイフケータイ」や「防水」に対応したモデルの登場にも期待が高まる。
● photophoto ドコモが発売する「GALAXY S」
● いつもNAVI、マガストア、spモードメール、Layarなど、日本版もオリジナルアプリが豊富だ
■ GALAXY Sを「愛情を持って使ってほしい」
リ・ソンシク氏とリ・ミンヒョク氏は、日本のユーザーに向けて以下のメッセージを送った。
「GALAXY SはオープンOSの特徴が色濃いですが、ユーザーの要望に合ったものを開発できました。また、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできるので、愛情を持って育てていただきたいと思います」(リ・ソンシク)
「日本製品は個人的にとても好きで、愛情を持って使っています。GALAXY Sも“モノ”として評価いただければと思います。足りない部分があれば謙虚に伺いながら、アップグレードしたものを出していきたいです」(リ・ミンヒョク氏)
ハードとソフトともに、Samsung電子の持つ“技術の粋”が凝縮されたGALAXY Sは、2人が話す「愛情を持って」使うにふさわしいモデルといえる。
日本におけるSamsung電子のブランド力は未知数の部分もあるが、GALAXY Sは日本市場に風穴をあける可能性を秘めている。
まずは10月下旬の発売を待ちたい。
』
これ、ドコモに栄光をもたらしてくれるか、それとも信用失墜でさらなる地獄に突き落とされるか。
今日、マイクロソフトがモーブルフォンへの参入を表明した。
『
時事ドットコム 2010/10/12-09:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2010101200091
新型高機能携帯、発売へ=米MS「フォーン7」搭載
【ニューヨーク時事】米マイクロソフト(MS)は11日、新開発の携帯電話向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・フォーン7(セブン)」を搭載した高機能端末を10月21日以降、世界で順次発売すると発表した。
高機能携帯電話市場では、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」や、米グーグルが開発したOS「アンドロイド」を搭載した端末などが競っている。
マイクロソフトの本格参入で、競争は一段と激しくなりそうだ。
日本でも発売に向けて準備を進めているが、具体的な日程などを公表したのは、11月8日以降の発売となる米国だけ。
同国では、通信大手AT&Tを通じ、台湾のHTC、韓国のサムスン電子、LG電子の計3製品をそれぞれ199ドル99セント(約1万6600円)で販売する。
フォーン7は、パソコン向けOS「ウィンドウズ7(セブン)」を土台に開発。
タッチスクリーンを本格的に採用し、利用者が画面上の基本メニューをさまざまに変えられるようにするなど、使いやすさを追求した。
また、インターネット経由のゲームサービス「XBox Live(エックスボックス・ライブ)」や音楽サービスの「Zune(ズーン)」のほか、ビジネス総合ソフト「オフィス」を使いやすくするなど、自社のソフトやサービスとの連携も強化した。
マイクロソフトは、パソコン向けではウィンドウズやオフィスなどで圧倒的な強みを持つが、一般消費者向けの携帯電話用OSやタブレット型端末といった分野ではアップルなどに後れを取っていた。
』
ハードは設計図さえあればどこでも作れが、ソフトとなるとノウハウがベースになる。
まさに、携帯戦争ですね。
GALAXY Sは米グーグルの携帯電話向けOS(基本ソフト)「Android(アンドロイド)」を搭載。
米アップルは「iPhone(アイフォーン)」。
そしてマイクロソフトは「Windows Phone 7」。
KIZMODOで。
『
KIZMODE 2010.10.08 16:00
http://www.gizmodo.jp/2010/10/windows_phone_7_7.html
Windows Phone , スマートフォン , レビュー , レポート , 携帯電話
どこよりも詳しく! 発売前の「Windows Phone 7」を使い倒して徹底レビューしてみました...
』
<future design>
_
2010年10月10日日曜日
「韓国への核の傘保障する韓米常設機構設置」
_
● 日本、韓国、中国、台湾、そして尖閣諸島
『
* 2010年 10月 8日 15:52 JST
http://jp.wsj.com/World/China/node_122895
【オピニオン】目覚めた巨竜中国にたたき起こされた近隣諸国
マイケル・オースリン(アメリカン・エンタープライズ研究所の日本部長
日本は先ごろ、東シナ海で海上保安庁巡視船に衝突した中国漁船の船長を釈放したが、日本政府と中国政府の険悪な空気が和らぐ気配はない。
近隣地域全域で領有権を主張することへの中国政府の関心は今に始まったことではないが、ほかの諸国がますます注意を払うようになっている点 ― かつ、中国に立ち向かっている点 ―は今までなかったことだ。
中国指導部がそれに伴うあつれきに今後どう対応するかで、東アジア地域全体が今後10年間いかに平和的に発展するかがおそらく決まるだろう。
● 海上保安庁巡視船「くだか」(上)と中国漁業監視船(9月28日、東シナ海)
日本は、中国が近海の領有権を主張する試みのなかで激怒させた唯一の国では決してない。
今年8月、インドネシアは、国際法が自国の沿岸から200カイリの範囲と規定する領域である「排他的経済水域」で違法に操業していた中国漁船を拿捕(だほ)した。
中国は先ごろ、黄海で実弾射撃訓練を実施したが、同じとき、さほど遠くない場所では米韓合同海軍演習が行われていた。
国境をめぐりベトナムと中国の間で長年続いている緊張関係は、アジア諸国間の関係を改善する外交面の取り組みに暗い影を投げ掛けてきた。
両国は1979年に陸上で国境紛争を展開し、より最近では、両国(およびその他数カ国)が領有権を主張している南シナ海の南沙および西沙諸島近海で中国艦船がベトナム漁船を銃撃した。
今までと違ってきているのは、アジア諸国が今や大小を問わず、正道を踏み外した隣国中国に立ち向かうことをいとわなくなっているように思われる点だ。
東南アジア諸国は、中国の近海領有権の主張に反対を表明する場として、ASEAN地域フォーラムを用いてきた。
7月のフォーラムの席上、米国のクリントン国務長官が、米政府は南シナ海の領有権問題の平和的解決が米国の国益にかなうものと見なしていると明言したことで、東南アジア諸国は大いに勢いづいた。同様に、日本政府の新しい報告書(「新たな時代における日本の安全保障と防衛力の将来構想」)は、日本の安全保障面の優先事項中、優先度の高いものとして、「市場へのアクセスとシーレーンの安全維持」を挙げているが、これは紛れもなく中国を指している。
アジア各国の国民は皆同様に、中国の威嚇と、そうした脅しに直面した際の自国政府の弱腰ぶりの両方に対し、ますます声高に批判の声を上げるようになっている。
例えば韓国民は、商業地区にあるホテルで暴動を引き起こす一歩手前まで行った、ソウルでの中国人学生による2008年の暴力的なデモ以降、中国をますます警戒するようになっている。
日本の菅直人首相は、尖閣諸島危機を平和的に解決したことで褒められるどころか、中国の圧力に屈したとして国民から批判されている。
こうした批判の高まりの背後には、中国自身の軍事力増強に対抗することを目指した軍事支出の増大がある。
アジア太平洋地域は、今や世界第2位の海軍軍備支出市場となっている。
ベトナム、インドネシア、シンガポール、日本は潜水艦隊を増強しつつある。
インドは新たな艦船に400億ドルを支出する予定で、今やアジア最大の海軍大国となっている。
日本と韓国は共に米第5世代ジェット戦闘機F-35の購入を目指しており、一方、シンガポールとオーストラリアはすでに同機を米国と共同生産している。
さらに日本と韓国は、高価な弾道ミサイル防衛システムへの投資を継続している。
中国政府がますます自己主張を強めるなか、今年は、コンセンサスがついに転換する年となるかもしれない。
すなわち、中国が大国の中で責任ある利害関係国としての地位をやがて占めるだろうという見方から、中国のアジア地域目標が外交行為の国際基準とは相いれないものであることを明示する形で中国の軍事力が行使されるだろうという、より悲観的な確信へと。
中国政府は、そうした懸念を和らげる措置をとることができるはずだ。
例えば、今回の尖閣諸島論争では日本に対してもっと融和的な姿勢をとることができたであろうし、黄海における米韓合同演習に対する批判を控えることもできたはずだ。
憂慮すべきことに、中国政府の現在の姿勢はむしろ、長年にわたる辛抱強い外交が、ほんの数カ月で台無しになりかねないことを暗示している。
しかも、中国の軍部は、外交官以上に政策を推進しているように思われ、中国の今後の針路についての不安をさらにあおっている。
一つの必然的結果として、何の制約も設けずに中国とかかわることが中国の行動を変化させると考える国は今やほとんどないように思われる。
そうした恭順は、中国を増長させるだけだろう。
米国は今や、両面戦略を公然と追求している。今回の尖閣諸島危機における日本に対する無条件の支持や、中国の領有権主張に反対する東南アジア諸国に対する支持に示される通り、米政府はリスクヘッジと関与を組み合わせている。
中国政府の軍事色の強まりは、上り調子の大国によく見られるものであり、国家主義を受け入れる国民の共感も呼ぶだろう。
しかし、それにはリスクがつきものだ。
中国が国の目標を強引に推し進めることができるとあくまで考えるなら、それは中国と外交的にかかわることをほかの諸国に思いとどまらせ、ひいては、中国の権益に対抗して一致団結する意欲を高めさせるだろう。
今回の紛争は中国にとって致命的ではなかったにせよ、次のいざこざの結末はそれほど穏やかなものではないかもしれない。
日本は今回ほど迅速に後へ引かないかもしれず、米国が中立を保てなくなり、中国には二つの選択肢しか残されなくなるかもしれない。
すなわち、退却して、国内で国民の怒りに火をつけるか、はたまた、真っ向衝突に賭けるかのどちらかだ。
そうしたシナリオを避けることを、中国の軍人・文民双方の指導者は一番に念頭に置くべきだ。
今後10年間の安定はそれにかかっている。
』
『
ⓒ 中央日報/Joins.com 2010.10.09
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133722&servcode=A00§code=A20
「韓国への核の傘保障する韓米常設機構設置」NATO以外は初めて
韓米両国は北朝鮮の核・大量破壊兵器脅威に備え、米国が昨年、韓国に提供することにした核の傘、在来式打撃などの「拡大抑止(extended deterrence)」の実効性を保障する常設機構を作ることで8日(現地時間)、合意した。
金泰栄(キム・テヨン)国防部長官とロバート・ゲーツ米国防相はこの日、ワシントンで第42回韓米安保協議会(SCM)を開き、北朝鮮の核脅威などに備えて情報共有を拡大し、政策的代案を用意する「拡大抑止政策委員会」を設置することにした。
拡大抑止に関して米国が同盟国と常設協力機構を設置するのは北大西洋条約機構(NATO)以外では初めてだ。
両長官は2015年、戦時作戦統制権の韓国軍転換以後にも韓国が完全な自主防衛力を持つまで米国が具体的で相当な補完戦力を提供し、両国同盟が持続する限り、米国が軍事的支援をするということにも合意した。
両長官はこうした内容が含まれた
「国防協力指針」
「戦略同盟2015」
「戦略企画指針」
の3つの文書に署名した。
また、来月ソウルで行われる主要20カ国(G20)首脳会議を成功させなければならないという共同認識の下、対北監視態勢を強化して、韓米連合危機管理体制を維持することにした。
このため▽対北監視偵察および早期警報▽生化学テロに備えること▽即応待機戦力補強--などに対する米国の支援・協力を強化することにした。
両長官はこの日に発表したSCM共同声明で、北朝鮮の急変事態を指称する「不安定事態」対応問題を初めて明記し、北朝鮮の侵略と挑発をこれ以上容認しないと明らかにした。
』
この記事に続く「私の意見」欄から
『
今後、日本は米国との安全保障面における深化を図り、役割分担の明確化と米国偏重を軽減する必要があろう。
現代では、科学技術の飛躍的な進歩により一国でその完璧な防衛力をすべてまかなう軍備を整えるには膨大な費用が要求される。
だから複数国で連携して国防を図り、費用を応分に分担する戦略が望まれる。
幸いにも米国は民主主義熟成国であり大国である。
時には厳しい要求もあるが、一夜にして関係悪化や豹変することもない。
日本の安全保障面でのパートナーとして、似たような価値観を有する国として、米国に勝る国は世界に他にない。
また、米国は西側先進諸国とも同盟関係にあるから、日本はこれらの国々とも間接的な同盟関係となる。
中国共産党は、自身の野望を実践する上でこれが目障りなのである。
目の上のタンコブなのである。
中国の今回の強硬姿勢は、北朝鮮の手なずけに成功し、台湾の現政権をも商売関係で親中に引き付けたとの思い込みから、後は東シナ海を制覇する上で邪魔なのは日本の尖閣諸島であり、沖縄だとの認識であったようだ。
幸いにも沖縄県民は日本政府と米軍駐留に不満を持ち、その上日本政府は親中派が多い民主党であって、中国自身も日本や米国に対抗できる空軍・海軍力を着々と備えてきた。
経済力は落ち目の米国をも凌ぐ、と自信満々になった。
東南アジア諸国など、巨大市場である中国との商売継続をちらつかせれば中国様の言うことを聞くであろうと踏んだに違いない。
北京オリンピックを成功させ、万博も成功裏に終わる見込みがついたから、後は来年を待って目障りな日本に大攻勢をかけ取り込み、同時に台湾を手中にすれば第一列島線の構築が完了し、第二列島線に進出できる、世界を中国と米国とで二分できると描いていたに違いない。
ところがこの遠大な計画の途中で思いがけないことが起こった。
一人の酒乱中国人漁船船長が日本海保に公務執行妨害で逮捕されたのである。
尖閣諸島は中国領だと人民に洗脳してきたから、中国の人民からは「なぜ中国領である尖閣で中国人船長が日本海保に逮捕されなければならないのか?」との疑問と批判が巻き起こる。
中国共産党の人民に対するメンツが丸つぶれである。
それで中国政府は素早い反応で「中国領の尖閣で日本が中国人船長を逮捕するのは言語道断である!」との強硬姿勢を取った。
わずか数日で日本大使を5回も呼びつけた。
そのクライマックスは真夜中の零時に日本大使を呼びつけたことである。
これで日本は恐れをなすであろうと中国は踏んだようであるが、逆効果に他ならない。
「この中国野郎! ふさけたまねしやがって!」とばかりに多くの日本人が怒ったのである。
中国政府は超法規処理を日本に期待したのであろうが、そのやり口が日本を侮辱するものであった。
日本人の本当の気質をなめていたとしか言いようがない。
日本が船長の拘留を延長すると、中国高官との接触を禁止し、日本への旅行客に歯止めをかけ、レアアースの輸出禁止をほのめかし、そして輸出入通関業務を故意に停滞させ、フジタ社員をこれみよがし拘束した。
そして温はニューヨークで日本非難を繰り広げ、さらなる追加制裁をほのめかしたのである。
これは、米国をはじめ、世界に中国の恫喝外交を知らしめた。
日本政府はこの中国の恫喝に屈するかのように中国人船長を保釈した。
ところが、中国政府は船長の保釈にもかかわらず、さらに謝罪と賠償を求めてきたのである。
中国側としては、尖閣を中国領としている建前上から、日本海保による逮捕拘留は中国にとり不当であるから当然といえば当然であろうが、尖閣が日本領であることを知っている米国をはじめ、他の国々もこの中国の異常さ強硬さに危機感を抱くに至ったのである。
それでなくても、日本がこれまで中国に莫大な支援をしてきたことを知る国はかなりある。
そして温が中国はいまだに貧しい発展途上国であるとの国連演説とはうってかわったEU支援オッファーをした。
しかし、中国はEU諸国がこの中国の態度を冷静かつ注意深く見ているのに気がつかないかのようである。
中国の自己中にはそこまでの認識はないようである。
中国の巨大市場との商売をちらつかせれば、金にまかせれば、多くの国々が米国と乖離し、中国になびくであろうと踏んだ。
まさに重商主義、拝金主義の中国人ならではの感覚である。
もちろんなびく国もあろうが、そこは金のつながりでしかない。
後はどうなるか、いつまで続くか、いわずもがなであろう。
日本は、このような中国の民主化軟着陸に賢い努力を傾けるべきであろう。
だからといって中国13億の人々に感謝される見返りは期待できない。
いや、期待しない方がよい。
しかし、日本人はさすがだ、信頼できるとの印象を持ってもらえればそれでよいと考える。
中国が今後どう進むか、今は危険な節目にあろう。
中国共産党は自信過剰、うぬぼれているのかも知れない。
いや、人民の体制批判におどおどするあまり、強面を使っているのかも知れない。
いずれにせよ、世界の5分の1の人口が中国共産党一党独裁下にあることは事実である。
我々日本人は注意深くその動向を見つめ、情報を収集し、分析する必要がある。
未曾有の悲劇が人類に訪れないように、我々は欧米先進諸国とともに対中国戦略を立て、毅然と備える必要がある。
』
なんだかすべてが短絡的に動いているようにしか見えないのだが。
中国の恫喝、対するアメリカの核。
子どものママゴト戦争じゃあるまいし。
もう少し、大人の外交ができないのかね。
あっちもこっちも、目先だけではないか。
<future design>
_
● 日本、韓国、中国、台湾、そして尖閣諸島
『
* 2010年 10月 8日 15:52 JST
http://jp.wsj.com/World/China/node_122895
【オピニオン】目覚めた巨竜中国にたたき起こされた近隣諸国
マイケル・オースリン(アメリカン・エンタープライズ研究所の日本部長
日本は先ごろ、東シナ海で海上保安庁巡視船に衝突した中国漁船の船長を釈放したが、日本政府と中国政府の険悪な空気が和らぐ気配はない。
近隣地域全域で領有権を主張することへの中国政府の関心は今に始まったことではないが、ほかの諸国がますます注意を払うようになっている点 ― かつ、中国に立ち向かっている点 ―は今までなかったことだ。
中国指導部がそれに伴うあつれきに今後どう対応するかで、東アジア地域全体が今後10年間いかに平和的に発展するかがおそらく決まるだろう。
● 海上保安庁巡視船「くだか」(上)と中国漁業監視船(9月28日、東シナ海)
日本は、中国が近海の領有権を主張する試みのなかで激怒させた唯一の国では決してない。
今年8月、インドネシアは、国際法が自国の沿岸から200カイリの範囲と規定する領域である「排他的経済水域」で違法に操業していた中国漁船を拿捕(だほ)した。
中国は先ごろ、黄海で実弾射撃訓練を実施したが、同じとき、さほど遠くない場所では米韓合同海軍演習が行われていた。
国境をめぐりベトナムと中国の間で長年続いている緊張関係は、アジア諸国間の関係を改善する外交面の取り組みに暗い影を投げ掛けてきた。
両国は1979年に陸上で国境紛争を展開し、より最近では、両国(およびその他数カ国)が領有権を主張している南シナ海の南沙および西沙諸島近海で中国艦船がベトナム漁船を銃撃した。
今までと違ってきているのは、アジア諸国が今や大小を問わず、正道を踏み外した隣国中国に立ち向かうことをいとわなくなっているように思われる点だ。
東南アジア諸国は、中国の近海領有権の主張に反対を表明する場として、ASEAN地域フォーラムを用いてきた。
7月のフォーラムの席上、米国のクリントン国務長官が、米政府は南シナ海の領有権問題の平和的解決が米国の国益にかなうものと見なしていると明言したことで、東南アジア諸国は大いに勢いづいた。同様に、日本政府の新しい報告書(「新たな時代における日本の安全保障と防衛力の将来構想」)は、日本の安全保障面の優先事項中、優先度の高いものとして、「市場へのアクセスとシーレーンの安全維持」を挙げているが、これは紛れもなく中国を指している。
アジア各国の国民は皆同様に、中国の威嚇と、そうした脅しに直面した際の自国政府の弱腰ぶりの両方に対し、ますます声高に批判の声を上げるようになっている。
例えば韓国民は、商業地区にあるホテルで暴動を引き起こす一歩手前まで行った、ソウルでの中国人学生による2008年の暴力的なデモ以降、中国をますます警戒するようになっている。
日本の菅直人首相は、尖閣諸島危機を平和的に解決したことで褒められるどころか、中国の圧力に屈したとして国民から批判されている。
こうした批判の高まりの背後には、中国自身の軍事力増強に対抗することを目指した軍事支出の増大がある。
アジア太平洋地域は、今や世界第2位の海軍軍備支出市場となっている。
ベトナム、インドネシア、シンガポール、日本は潜水艦隊を増強しつつある。
インドは新たな艦船に400億ドルを支出する予定で、今やアジア最大の海軍大国となっている。
日本と韓国は共に米第5世代ジェット戦闘機F-35の購入を目指しており、一方、シンガポールとオーストラリアはすでに同機を米国と共同生産している。
さらに日本と韓国は、高価な弾道ミサイル防衛システムへの投資を継続している。
中国政府がますます自己主張を強めるなか、今年は、コンセンサスがついに転換する年となるかもしれない。
すなわち、中国が大国の中で責任ある利害関係国としての地位をやがて占めるだろうという見方から、中国のアジア地域目標が外交行為の国際基準とは相いれないものであることを明示する形で中国の軍事力が行使されるだろうという、より悲観的な確信へと。
中国政府は、そうした懸念を和らげる措置をとることができるはずだ。
例えば、今回の尖閣諸島論争では日本に対してもっと融和的な姿勢をとることができたであろうし、黄海における米韓合同演習に対する批判を控えることもできたはずだ。
憂慮すべきことに、中国政府の現在の姿勢はむしろ、長年にわたる辛抱強い外交が、ほんの数カ月で台無しになりかねないことを暗示している。
しかも、中国の軍部は、外交官以上に政策を推進しているように思われ、中国の今後の針路についての不安をさらにあおっている。
一つの必然的結果として、何の制約も設けずに中国とかかわることが中国の行動を変化させると考える国は今やほとんどないように思われる。
そうした恭順は、中国を増長させるだけだろう。
米国は今や、両面戦略を公然と追求している。今回の尖閣諸島危機における日本に対する無条件の支持や、中国の領有権主張に反対する東南アジア諸国に対する支持に示される通り、米政府はリスクヘッジと関与を組み合わせている。
中国政府の軍事色の強まりは、上り調子の大国によく見られるものであり、国家主義を受け入れる国民の共感も呼ぶだろう。
しかし、それにはリスクがつきものだ。
中国が国の目標を強引に推し進めることができるとあくまで考えるなら、それは中国と外交的にかかわることをほかの諸国に思いとどまらせ、ひいては、中国の権益に対抗して一致団結する意欲を高めさせるだろう。
今回の紛争は中国にとって致命的ではなかったにせよ、次のいざこざの結末はそれほど穏やかなものではないかもしれない。
日本は今回ほど迅速に後へ引かないかもしれず、米国が中立を保てなくなり、中国には二つの選択肢しか残されなくなるかもしれない。
すなわち、退却して、国内で国民の怒りに火をつけるか、はたまた、真っ向衝突に賭けるかのどちらかだ。
そうしたシナリオを避けることを、中国の軍人・文民双方の指導者は一番に念頭に置くべきだ。
今後10年間の安定はそれにかかっている。
』
『
ⓒ 中央日報/Joins.com 2010.10.09
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133722&servcode=A00§code=A20
「韓国への核の傘保障する韓米常設機構設置」NATO以外は初めて
韓米両国は北朝鮮の核・大量破壊兵器脅威に備え、米国が昨年、韓国に提供することにした核の傘、在来式打撃などの「拡大抑止(extended deterrence)」の実効性を保障する常設機構を作ることで8日(現地時間)、合意した。
金泰栄(キム・テヨン)国防部長官とロバート・ゲーツ米国防相はこの日、ワシントンで第42回韓米安保協議会(SCM)を開き、北朝鮮の核脅威などに備えて情報共有を拡大し、政策的代案を用意する「拡大抑止政策委員会」を設置することにした。
拡大抑止に関して米国が同盟国と常設協力機構を設置するのは北大西洋条約機構(NATO)以外では初めてだ。
両長官は2015年、戦時作戦統制権の韓国軍転換以後にも韓国が完全な自主防衛力を持つまで米国が具体的で相当な補完戦力を提供し、両国同盟が持続する限り、米国が軍事的支援をするということにも合意した。
両長官はこうした内容が含まれた
「国防協力指針」
「戦略同盟2015」
「戦略企画指針」
の3つの文書に署名した。
また、来月ソウルで行われる主要20カ国(G20)首脳会議を成功させなければならないという共同認識の下、対北監視態勢を強化して、韓米連合危機管理体制を維持することにした。
このため▽対北監視偵察および早期警報▽生化学テロに備えること▽即応待機戦力補強--などに対する米国の支援・協力を強化することにした。
両長官はこの日に発表したSCM共同声明で、北朝鮮の急変事態を指称する「不安定事態」対応問題を初めて明記し、北朝鮮の侵略と挑発をこれ以上容認しないと明らかにした。
』
この記事に続く「私の意見」欄から
『
今後、日本は米国との安全保障面における深化を図り、役割分担の明確化と米国偏重を軽減する必要があろう。
現代では、科学技術の飛躍的な進歩により一国でその完璧な防衛力をすべてまかなう軍備を整えるには膨大な費用が要求される。
だから複数国で連携して国防を図り、費用を応分に分担する戦略が望まれる。
幸いにも米国は民主主義熟成国であり大国である。
時には厳しい要求もあるが、一夜にして関係悪化や豹変することもない。
日本の安全保障面でのパートナーとして、似たような価値観を有する国として、米国に勝る国は世界に他にない。
また、米国は西側先進諸国とも同盟関係にあるから、日本はこれらの国々とも間接的な同盟関係となる。
中国共産党は、自身の野望を実践する上でこれが目障りなのである。
目の上のタンコブなのである。
中国の今回の強硬姿勢は、北朝鮮の手なずけに成功し、台湾の現政権をも商売関係で親中に引き付けたとの思い込みから、後は東シナ海を制覇する上で邪魔なのは日本の尖閣諸島であり、沖縄だとの認識であったようだ。
幸いにも沖縄県民は日本政府と米軍駐留に不満を持ち、その上日本政府は親中派が多い民主党であって、中国自身も日本や米国に対抗できる空軍・海軍力を着々と備えてきた。
経済力は落ち目の米国をも凌ぐ、と自信満々になった。
東南アジア諸国など、巨大市場である中国との商売継続をちらつかせれば中国様の言うことを聞くであろうと踏んだに違いない。
北京オリンピックを成功させ、万博も成功裏に終わる見込みがついたから、後は来年を待って目障りな日本に大攻勢をかけ取り込み、同時に台湾を手中にすれば第一列島線の構築が完了し、第二列島線に進出できる、世界を中国と米国とで二分できると描いていたに違いない。
ところがこの遠大な計画の途中で思いがけないことが起こった。
一人の酒乱中国人漁船船長が日本海保に公務執行妨害で逮捕されたのである。
尖閣諸島は中国領だと人民に洗脳してきたから、中国の人民からは「なぜ中国領である尖閣で中国人船長が日本海保に逮捕されなければならないのか?」との疑問と批判が巻き起こる。
中国共産党の人民に対するメンツが丸つぶれである。
それで中国政府は素早い反応で「中国領の尖閣で日本が中国人船長を逮捕するのは言語道断である!」との強硬姿勢を取った。
わずか数日で日本大使を5回も呼びつけた。
そのクライマックスは真夜中の零時に日本大使を呼びつけたことである。
これで日本は恐れをなすであろうと中国は踏んだようであるが、逆効果に他ならない。
「この中国野郎! ふさけたまねしやがって!」とばかりに多くの日本人が怒ったのである。
中国政府は超法規処理を日本に期待したのであろうが、そのやり口が日本を侮辱するものであった。
日本人の本当の気質をなめていたとしか言いようがない。
日本が船長の拘留を延長すると、中国高官との接触を禁止し、日本への旅行客に歯止めをかけ、レアアースの輸出禁止をほのめかし、そして輸出入通関業務を故意に停滞させ、フジタ社員をこれみよがし拘束した。
そして温はニューヨークで日本非難を繰り広げ、さらなる追加制裁をほのめかしたのである。
これは、米国をはじめ、世界に中国の恫喝外交を知らしめた。
日本政府はこの中国の恫喝に屈するかのように中国人船長を保釈した。
ところが、中国政府は船長の保釈にもかかわらず、さらに謝罪と賠償を求めてきたのである。
中国側としては、尖閣を中国領としている建前上から、日本海保による逮捕拘留は中国にとり不当であるから当然といえば当然であろうが、尖閣が日本領であることを知っている米国をはじめ、他の国々もこの中国の異常さ強硬さに危機感を抱くに至ったのである。
それでなくても、日本がこれまで中国に莫大な支援をしてきたことを知る国はかなりある。
そして温が中国はいまだに貧しい発展途上国であるとの国連演説とはうってかわったEU支援オッファーをした。
しかし、中国はEU諸国がこの中国の態度を冷静かつ注意深く見ているのに気がつかないかのようである。
中国の自己中にはそこまでの認識はないようである。
中国の巨大市場との商売をちらつかせれば、金にまかせれば、多くの国々が米国と乖離し、中国になびくであろうと踏んだ。
まさに重商主義、拝金主義の中国人ならではの感覚である。
もちろんなびく国もあろうが、そこは金のつながりでしかない。
後はどうなるか、いつまで続くか、いわずもがなであろう。
日本は、このような中国の民主化軟着陸に賢い努力を傾けるべきであろう。
だからといって中国13億の人々に感謝される見返りは期待できない。
いや、期待しない方がよい。
しかし、日本人はさすがだ、信頼できるとの印象を持ってもらえればそれでよいと考える。
中国が今後どう進むか、今は危険な節目にあろう。
中国共産党は自信過剰、うぬぼれているのかも知れない。
いや、人民の体制批判におどおどするあまり、強面を使っているのかも知れない。
いずれにせよ、世界の5分の1の人口が中国共産党一党独裁下にあることは事実である。
我々日本人は注意深くその動向を見つめ、情報を収集し、分析する必要がある。
未曾有の悲劇が人類に訪れないように、我々は欧米先進諸国とともに対中国戦略を立て、毅然と備える必要がある。
』
なんだかすべてが短絡的に動いているようにしか見えないのだが。
中国の恫喝、対するアメリカの核。
子どものママゴト戦争じゃあるまいし。
もう少し、大人の外交ができないのかね。
あっちもこっちも、目先だけではないか。
<future design>
_
2010年10月5日火曜日
らばQ:この50年間でこう変わった…日本車のコンセプトカーの歴史
Honda P-NUT, 2009
『
らばQ 2010年10月02日 19:19
http://labaq.com/archives/51508317.html
この50年間でこう変わった…日本車のコンセプトカーの歴史
モーターショーやショールームなどで展示される「コンセプトカー」は、今後のデザインや技術の方向性を示すのが目的で造られたもので、未来を感じさせる斬新なデザインがわれわれの目を楽しませてくれます。
日本車のコンセプトカーがどう変遷してきたのか、過去50年間の写真をご覧ください。
Toyota Publica Sports, 1962
さすがコンセプトカーだけあって、昔のものでも未来を感じさせるデザインが目だちます。
当時に思い描いた技術やデザインが、その後反映されたかどうかという視点で見ると、いっそう面白みが増してくるのではないでしょうか。
』
ニュースソースはこちら
『
The History of Japanese Concept Cars
http://izismile.com/2010/10/01/the_history_of_japanese_concept_cars_66_pics.html
Toyota Proto, 1957
All of the Japanese concept cars of the past 50 years are shown here.
Back in the days of yester years, there were some pretty radical ideas but nothing as radical as they are today.
It’s too bad some of these concept cars never seem to make it to the streets.
』
<future design>
_
やっと出てきた、裸眼3Dテレビ:マヌケとさようなら
_
『
東京新聞 2010年10月5日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010100502000043.html?ref=rank
メガネなし3Dテレビ 東芝
東芝は四日、専用メガネを使わずに三次元立体(3D)表示する液晶テレビ「グラスレス3DレグザGL1」シリーズの二機種を十二月下旬に発売すると発表した。
現在、パナソニック、ソニー、シャープ、東芝が専用メガネを使用する3Dテレビを発売しているが、裸眼で3D映像が見られる液晶テレビの発売は世界初。
想定価格は20インチの「20GL1」が二十四万円前後、12インチの「12GL1」が十二万円前後。東芝はそれぞれ月一千台の販売を目指す。
3Dテレビは、右目と左目が異なる映像を見る「視差」を利用して立体感を再現させる。
東芝が発売する裸眼3Dテレビは、位置や角度が異なる複数の映像を同時に映し出す「インテグラルイメージング(光線再生)方式」を採用。
同社独自の映像処理技術により、一つの画像から瞬時に、九方向から見た九種類の画像を生成。
それを液晶パネルの上にある特殊なシートを通して見ることで、左右の目それぞれに角度の異なる立体映像を表示することができる。
高速演算処理によってテレビ側が3D映像を生成するため、通常のテレビ放送も立体化して楽しめる。
ただ、3D映像の迫力を楽しむのは40インチ以上の大画面というのが業界の流れだ。
20インチと12インチでは、3Dを楽しむのに十分なサイズとは言い難いとの指摘もある。
東芝の大角正明上席常務は
「現状は小さいサイズだが、メガネなしの大型化が(3Dテレビの)方向性だ。世界で最も早い大型テレビの裸眼3D化を目指す」
としている。
』
「アバター」が巻き起こした「3D旋風」
それをテレビで、と。
バカバカしくも発売したのがメガネ3Dテレビ。
メガネ3D、そんなものは、はるか昔、大昔からある。
「メガネ3Dテレビ」とは、ただ常識ある人たちにバカにされたテレビ。
「はやぶさ」が帰還するほどのこの世の中で、テレビ技術は昼寝していたのか。
この進歩した世の中、誰がいちいちメガネをかけてテレビをみる。
昨今はまるでテレビを見ないという人も多数いる世の中だ。
テレビ離れが常態の時代だ!
そのような人をテレビに向かわせるに、「メガネをかけろ」だと。
冗談も休み休み言え!
ギズモードはいう。
「マヌケなメガネ」と。
『
GIZMODO 2010.01.08
http://www.gizmodo.jp/2010/01/giz_explains3d.html
皆が気になる3D技術、総まとめ(動画)あり
』
技術陣がお尻をひっぱたかれてやっとこさ出してきたのがこのテレビ。
「デジタル放送+裸眼3D」、これが現代テレビ基礎仕様であろう。
メガネをかけてテレビを見るなんて、みっともなくて「マヌケな奴」になりたくはないだろう。
「マヌケとさようなら」したいだろう。
もう少し調べてみる。
『
IT Life hack 2010年10月05日10:00
http://itlifehack.jp/archives/3642351.html
【最新ハイテク講座】
もう専用メガネはいらない 東芝が裸眼3D液晶テレビを開発
家庭用液晶テレビで、3Dに対応したタイプは人気が高く、徐々に盛り上がってきている。
パソコンでも3D対応モデルが登場してきているほどだ。
その主流はアクティブシャッター方式という、専用メガネが必要なもの。
テレビ画面上に右目用と左目用の画像を交互に出し、その画像に同期するように専用メガネの左右のレンズを交互に透過・非透過の切り替えを行っている。
東芝は、今まで必須だった専用メガネなしで3Dを体感できる液晶テレビ「グラスレス3Dレグザ GL1」シリーズとして、20V型「20GL1」、12V型「12GL1」を発表した。
想定価格は20GL1が24万前後、12GL1が12万円前後で 12月中旬から発売する予定だ。
いままで専用メガネなしで3Dが見られる液晶は、携帯電話向けやデジタルカメラ向けなど小型の液晶に限られていた。
民生用デジタル液晶テレビでは世界初となるとのことだ。
● 1画素で9種類の異なる画像をリアルタイムに表示し、見る方向によって画像を変えている。
右目と左目では見る方向が異なるため、見える画像も異なる
通常のテレビでは、1画素で1つの映像を映し出す。しかし、GL1シリーズは1画素で9つの映像を映し出す。
この9つの映像は、視差が違う映像となっている。
つまり、1画素から視差の違う9つの画像を角度を変えて出力している。
同じ1画素でも、右目で見る画像と左目で見る画像が異なることになるため、立体で見えるのだ。
左右15度、計30度からの視聴を想定しているとのこと。
液晶からの距離は、20GL1で90cm、12GL1で65cmを推奨している。
9つの画像は、2D映像からでも3D映像からでも生成できる。
20GL1では高性能プロセッサー「Cell Broadband Engine」と多視差変換LSIを搭載した新開発の「グラスレス3D専用CELLレグザエンジン」を利用している。
12GL1は画素数が少なく、 20GL1ほどの演算処理が必要ないため、CELLではなく独自映像処理LSIと多視差変換LSIを組み合わせている。
ベースとなる画像から、人物(顔)、動き、風景(構図)を識別し、奥行きを復元する。
この奥行きの情報から3D映像の元となる視差の異なる画像を生成する。
● 9種類の異なる画像は、垂直レンチキュラーシートにより光を出力する方向を変えている
液晶パネルはRGBを立てに配列した新画素構造を持つ。
これに垂直レンチキュラーシートを使って方向を変えて、光を出力している。
見る角度によって、画像がずれていくようになっている。
東芝では、GL1シリーズをCEATECで展示する。
さらに56V型も技術展示する。この技術はPCにも応用される予定で、グラスレスタイプの3Dマシンの技術展示も行われる。
大型テレビへの応用にもある程度の可能性を見せていることで、これからの製品開発に期待できそうだ。
●20GL1の主な仕様
・チューナー:地上デジタル×2、BS/110度CSデジタル×2
・液晶:20V型グラスレス専用LEDパネル(表示画素数1280×720、パネル総画素数429万4400画素)
・入出力端子:HDMI入力(1080P(60/24p)入力対応)4系統4端子、ビデオ入力1系統1端子、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、ヘッドホン、USB1端子、LAN1端子、B-CASカードスロット
・サイズ(スタンド除く):64.0×10.5×66.3cm(設計値)
・質量:未定
●12GL1の主な仕様
・チューナー:地上デジタル×1、BS/110度CSデジタル×1
・液晶:12V型グラスレス専用LEDパネル(表示画素数466×350、パネル総画素数147万画素)
・入出力端子:HDMI入力(1080P(60/24p)入力対応)1系統1端子、ビデオ入力1系統1端子、ヘッドホン、USB1端子、LAN1端子、B-CASカードスロット、SDメモリーカードスロット
・サイズ(スタンド除く):33.7×5.2×27.2cm(設計値)
・質量:未定
』
難しい。
もうちょっと詳しく。
『
Phile web 2010年10月04日
http://www.phileweb.com/news/d-av/201010/04/26987.html
20V型は4K2K相当のパネルを使用
東芝、20V/12V型裸眼3Dテレビ“REGZA”GL1シリーズを発売 - 専用LED液晶パネル採用、20V型はCELLエンジン搭載
ファイル・ウェブ編集部
既に速報にてお伝えしているとおり、(株)東芝は本日裸眼で3D視聴できる“グラスレス3Dテレビ”2製品を発表した。
本項では製品についての詳細をレポートしよう。
今回発売される“グラスレス3Dテレビ”は、20V型の「20GL1」と12V型の「12GL1」の2種類。
両機とも12月下旬に発売する。
価格はいずれもオープンだが、20V型は24万円前後、12V型は12万円前後での販売が予想される。
● 12GL1(左)、20GL1(右)
両機は、インテグラルイメージング方式とレンチキュラーシートを組み合わせたグラスレス3D専用LED液晶パネルを搭載し、2D映像の表示に加え、裸眼での3D視聴に対応しているのが大きな特徴だ。
2D/3D表示の切り替えは、ブースでは実際に見ることはできなかったが、付属のリモコンに設けられたボタンで行うとのこと。
「20GL1」は解像度1,280×720(2D/3Dとも)・約829万画素・アスペクト比16対9のパネルを搭載。
コントラスト比は550対1。
「Cell Broadband Engine」をコアに、多視差変換LSIを組み合わせたグラスレス3D専用CELLレグザエンジンを採用している。
高い演算処理能力を持つ同エンジンにより、グラスレス3D専用の映像に高精度変換を行うことができるとのこと。
推奨3D視聴距離は90cm。
3Dの視野角は左、右それぞれ15度となる。
● 20GL1のサマリー
● 20GL1、スタンドが付属する
音声面ではCONEQ/Class-Dデジタルパワーアンプを内蔵。
ほか、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを各2基搭載することに加え、入出力端子としてInstaPortに対応したHDMI入力端子を4系統(うち1系統はARCにも対応)、ビデオ入力1系統、3.5mmアナログ音声出力(固定/可変)1系統、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、ヘッドホン、USB、LAN端子を備えている。
また、画面の明るさを抑制し消費電力を低減する「消費電力低減設定」や、無操作状態が3時間続くと待機状態にする「無操作電源オフ機能」、外部入力選択時に無信号が15分間続くと待機状態にする「無信号電源オフ機能」などの省エネ対応設計が施されている。
「12GL1」は解像度466×350(2D/3Dとも)・約147万画素・アスペクト比4対3のパネルを採用。
コントラスト比は500対1。グラスレス3D専用レグザエンジンも搭載している。
推奨3D視聴距離は65cm。こちらも3Dの視野角は左、右それぞれ15度。
地上・ BS・110度CSデジタルチューナーを各1基搭載する。
● 12GL1のサマリー
● 12GL1
また入出力端子としてInstaPortに対応したHDMI入力端子1系統、ビデオ入力1系統、ヘッドホン、LAN、USBを搭載。
SDカードスロットも備え、SDカードへのワンセグ録画やカード内のJPEG画像やAVCHD動画の再生にも対応する。
● 右サイドにSDカードスロットなどを搭載
● 左サイドにはHDMIやUSB、ビデオ入力端子を備える
さらに、両モデルともUSB HDDへの録画も可能。最大4台の同時接続に対応している。
ただし録画機能についての詳細は未定とのことで、「20GL1」が2番組同時録画に対応するかについて、あるいは用意される録画モードなどについては明らかにされなかった。
こちらは「詳細は11月中に決まる予定」(同社説明員)とのことだ。
■グラスレス3D専用LED液晶パネルとは
通常の液晶パネルは横方向に長方形のRGBのサブピクセルを並べ、3個のサブピクセルで1画素を構成するところ、この新開発のパネルは平行四辺形のRGB サブピクセルを縦方向に配置、RGBそれぞれ9個・計27個のサブピクセルで1画素を構成する。
そして縦方向の9つのRGBサブピクセルで1視差の映像を表示し垂直レンチキュラーシートで9方向に放射することで、裸眼での立体視を得るという。
● 新開発パネルの詳細
特に、20V型の「20GL1」は、「4K2K相当のパネルを搭載している」(同社説明員)という。
こちらは2009年度補正予算により総務省から受託した「眼鏡の要らない3次元映像技術の研究開発(次世代・究極3次元映像技術)」において、東芝モバイルディスプレイ社と東芝が共同で開発した研究成果を採用しているとのことだ。
バックライトにはLEDを採用。20V型の「20GL1」は1,440個のLEDを液晶直下に配置することで、明るい3D映像を実現するという。
また 12V型の「12GL1」については、個数や配置方法の詳細については語られなかったが、「エッジ配置である」(同社説明員)と説明していた。
また、画面中央と画面端の光線の向きを変えることで視域を改善している点もアピールしているが、こちらはソフトウェア的に制御しているとのこと。
RGBそれぞれのサブピクセルに表示する映像をずらすことで光線の向きを中央に傾け、画面の左端から右端まで正しく見えるよう、視域を改善するという。
● 光を最適な方向へ制御するという
本パネルは東芝モバイルディスプレイ社で製造を行うが、具体的にどこの工場で生産するかは未定だという。
「平行四辺形の画素というのも通常の液晶パネル製造とは違う部分。
グラスレス3D専用パネル用に生産ラインも開発した」と語る説明員。
その点からも、コスト的には月販1,000台ずつではペイしないだろうということが想像される。
■グラスレス3D専用のレグザエンジンとは
また、「20GL1」はグラスレス3D専用CELLレグザエンジンを、「12GL1」はグラスレス3D専用レグザエンジンを搭載している点も特徴として挙げられる。
● 「20GL1」はグラスレス3D専用CELLレグザエンジンを、「12GL1」はグラスレス3D専用レグザエンジンを搭載
グラスレス3D専用CELLレグザエンジンは、「Cell Broadband Engine」と新開発の多視差変換LSI(本製品の場合は9視差に変換)を合わせたもの。
Cellの高速な演算処理により、グラスレス3D用の9視差映像をリアルタイム生成する。
9視差映像の生成方法だが、2D映像の場合はまず、手前の物体ほど見かけの動きが速いという基本原理から前後関係を推定し、奥行き復元を実施。
さらに四隅の色のヒストグラムと1,400ものサンプル画像から、構図識別に基づく奥行きの復元を行う。
3D映像の場合は、奥行きの推定を実施する。
その後の工程は 2D/3D同様、映像データを9視差分にレンダリングし、さらに超解像処理にも使われるプロセスで高画質化を施してパネルへ出力する、という仕組みだ。
● 2D映像/3D映像それぞれの変換のしくみ
なお「グラスレス3D専用CELLレグザエンジン」と「グラスレス3D専用レグザエンジン」の違いは「演算処理量。20GL1は解像度1,280×720、12GL1は466×350で、必要とされる処理量が違う」(同社説明員)のだという。
今回、20GL1は外形寸法640W×663H×105Dmmと奥行きもあり、画面下にもかなりスペースをとっている。
説明員に聞いたところ、これはグラスレス3D専用CELLレグザエンジンが大きいためとのことだ。
● 見ての通り両機とも奥行きがある
● 20GL1は画面下側(iMacで言うところの”アゴ”)にかなりスペースが設けられている。ここにCELLが入っているという
■56V型のグラスレス3Dテレビ試作機も参考出展
ブースには製品化される2モデル以外に、今後の大型化を示唆する56V型モデルも参考出展されている。
説明員によると、グラスレス3Dテレビの大型化は、通常の液晶テレビの大型化と比べて技術的に乗り越えるべき問題が多いのだという。
「大型化にあたってポイントとなるのは『画素数』と『視差数』。画素数が少ないまま大型化すると、引き延ばされた感じの3D映像になってしまう」と説明していた。56V型モデルの詳細については多くを明らかにされなかったが、「20GL1と同じく4K2K相当のパネルを搭載しているが、20V/12V型のように9視差ではなく、6視差に減らしている」
とのことである。
● 参考出展された56V型のグラスレス3Dテレビ
』
やっぱり難しい。
[◇]
『
記事入力 : 2010/10/24 05:39:31
http://www.chosunonline.com/news/20101024000012
http://www.chosunonline.com/news/20101024000013
3Dメガネ、開発競争が激化
3Dメガネの市場は数年以内に急速に拡大する見込み
サムスン電子は度入りの3Dメガネを開発
LGは重さ半分の3Dメガネを開発中
今年1月、米国ラスベガスで開催された国際家電展示会「CES2010」に出席したサムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長は、3D(3次元立体映像)テレビ用メガネを着用した際、
「もっと楽なメガネを開発せよ」
と指示した。
李会長が着用したメガネの重さは90グラムだったが、現在サムスン電子が販売している3Dメガネは30グラムにまで軽量化された。
サムスン電子は今月20日から、新たに開発した「3D度入りメガネ」の販売を開始した。
これまでユーザーは、自分のメガネの上に3Dメガネを着用しなければならず、映画を見るとき、メガネがズレ落ちるケースもあり、不満の声が多かった。
この問題を解決するため、サムスン電子が新たに開発したのが 3D度入りメガネだ。
3Dテレビが世界のテレビ市場で注目を集める中、3Dメガネも急速に進化している。
■3Dメガネ、3Dテレビと同時に成長
この日登場した3D度入りメガネは、サムスン電子が指定したメガネ店600カ所以上で販売される。
指定店で視力検査を受け、レンズメーカーのブリック社がレンズに度を入れるという方法で作られる。
この流れが続けば、一般のメガネ店でも3Dメガネを取り扱うようになる、と業界関係者は予測する。
一般のメガネをあつらえるのと同じように、3Dメガネについても、ユーザーがフレームやデザインを選べるようになるというわけだ。
3D度入りメガネの市場は、3Dテレビ市場と共に成長すると見込まれている。
3Dテレビを購入する際、通常は二つの3Dメガネがついてくる。
追加で購入するには、1個当たり5万ウォン(約3600円)から15万ウォン(約1万1000円)ほど支払わねばならない。
市場調査機関のディスプレーサーチは、今年世界の3Dテレビ販売台数を324万台と予想しており、2011年には1742万台、2012年には 4084万台に急増すると見込んでいる。
2014年には、世界のテレビ販売台数の30%以上となる9155万台に達すると言われている。
サムスン経済研究所のチャン・ソンウォン研究員は、
「動画コンテンツをより立体的に楽しみたいという需要が高まり、今後数年以内に、3Dテレビは最もよく売れるテレビになるだろう。それに伴って3Dメガネ市場も拡大するはずだ」
と述べた。
■メーカー各社は3Dメガネの技術開発に拍車
そのためメーカー各社は社運をかけ、3Dテレビ用メガネの開発に力を入れている。
現在、サムスン電子、LG電子、ソニー、パナソニックなど大手電子メーカーはシャッターグラス方式を採用している。
シャッターグラスとは、左右のレンズのシャッターが互いに開いたり閉じたりしながら、短時間で双方の映像を見えるようにする方式だ。
美しい3D効果を出すことができる一方で、メガネに電力を供給する仕組みが必要な点が弱点とされている。
これらの問題を克服するには、さらに軽量化し、着用時の負担を取り除く必要がある。LG電子の関係者は、「現在、3Dメガネの重さは40グラムほどだが、来年には20グラムにまで軽量化できる見通しだ」と語る。LG電子はレンズメーカーと協力し、鼻にかかる負担を最小限に抑える研究に取り組んでいる。
しかし、ユーザーが待ち望むグラスレス3Dテレビ時代の到来には、しばらく時間が掛かりそうだ。
メガネなしで3Dの効果を出すには、テレビの正面だけでなく、横から見るときも同じような画面が表示されなければならないが、それを実現するディスプレー技術はまだ開発されていない。
今月12日に国際情報ディスプレー展示会に参加した、サムスン電子映像ディスプレー事業部の尹富根(ユン・ブグン)社長は、「現在の技術でグラスレスの3Dを実現するには 140型以上のサイズが必要だ」と述べた。
』
低レベルな状況把握である。
<future design>
_
『
東京新聞 2010年10月5日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010100502000043.html?ref=rank
メガネなし3Dテレビ 東芝
東芝は四日、専用メガネを使わずに三次元立体(3D)表示する液晶テレビ「グラスレス3DレグザGL1」シリーズの二機種を十二月下旬に発売すると発表した。
現在、パナソニック、ソニー、シャープ、東芝が専用メガネを使用する3Dテレビを発売しているが、裸眼で3D映像が見られる液晶テレビの発売は世界初。
想定価格は20インチの「20GL1」が二十四万円前後、12インチの「12GL1」が十二万円前後。東芝はそれぞれ月一千台の販売を目指す。
3Dテレビは、右目と左目が異なる映像を見る「視差」を利用して立体感を再現させる。
東芝が発売する裸眼3Dテレビは、位置や角度が異なる複数の映像を同時に映し出す「インテグラルイメージング(光線再生)方式」を採用。
同社独自の映像処理技術により、一つの画像から瞬時に、九方向から見た九種類の画像を生成。
それを液晶パネルの上にある特殊なシートを通して見ることで、左右の目それぞれに角度の異なる立体映像を表示することができる。
高速演算処理によってテレビ側が3D映像を生成するため、通常のテレビ放送も立体化して楽しめる。
ただ、3D映像の迫力を楽しむのは40インチ以上の大画面というのが業界の流れだ。
20インチと12インチでは、3Dを楽しむのに十分なサイズとは言い難いとの指摘もある。
東芝の大角正明上席常務は
「現状は小さいサイズだが、メガネなしの大型化が(3Dテレビの)方向性だ。世界で最も早い大型テレビの裸眼3D化を目指す」
としている。
』
「アバター」が巻き起こした「3D旋風」
それをテレビで、と。
バカバカしくも発売したのがメガネ3Dテレビ。
メガネ3D、そんなものは、はるか昔、大昔からある。
「メガネ3Dテレビ」とは、ただ常識ある人たちにバカにされたテレビ。
「はやぶさ」が帰還するほどのこの世の中で、テレビ技術は昼寝していたのか。
この進歩した世の中、誰がいちいちメガネをかけてテレビをみる。
昨今はまるでテレビを見ないという人も多数いる世の中だ。
テレビ離れが常態の時代だ!
そのような人をテレビに向かわせるに、「メガネをかけろ」だと。
冗談も休み休み言え!
ギズモードはいう。
「マヌケなメガネ」と。
『
GIZMODO 2010.01.08
http://www.gizmodo.jp/2010/01/giz_explains3d.html
皆が気になる3D技術、総まとめ(動画)あり
』
技術陣がお尻をひっぱたかれてやっとこさ出してきたのがこのテレビ。
「デジタル放送+裸眼3D」、これが現代テレビ基礎仕様であろう。
メガネをかけてテレビを見るなんて、みっともなくて「マヌケな奴」になりたくはないだろう。
「マヌケとさようなら」したいだろう。
もう少し調べてみる。
『
IT Life hack 2010年10月05日10:00
http://itlifehack.jp/archives/3642351.html
【最新ハイテク講座】
もう専用メガネはいらない 東芝が裸眼3D液晶テレビを開発
家庭用液晶テレビで、3Dに対応したタイプは人気が高く、徐々に盛り上がってきている。
パソコンでも3D対応モデルが登場してきているほどだ。
その主流はアクティブシャッター方式という、専用メガネが必要なもの。
テレビ画面上に右目用と左目用の画像を交互に出し、その画像に同期するように専用メガネの左右のレンズを交互に透過・非透過の切り替えを行っている。
東芝は、今まで必須だった専用メガネなしで3Dを体感できる液晶テレビ「グラスレス3Dレグザ GL1」シリーズとして、20V型「20GL1」、12V型「12GL1」を発表した。
想定価格は20GL1が24万前後、12GL1が12万円前後で 12月中旬から発売する予定だ。
いままで専用メガネなしで3Dが見られる液晶は、携帯電話向けやデジタルカメラ向けなど小型の液晶に限られていた。
民生用デジタル液晶テレビでは世界初となるとのことだ。
● 1画素で9種類の異なる画像をリアルタイムに表示し、見る方向によって画像を変えている。
右目と左目では見る方向が異なるため、見える画像も異なる
通常のテレビでは、1画素で1つの映像を映し出す。しかし、GL1シリーズは1画素で9つの映像を映し出す。
この9つの映像は、視差が違う映像となっている。
つまり、1画素から視差の違う9つの画像を角度を変えて出力している。
同じ1画素でも、右目で見る画像と左目で見る画像が異なることになるため、立体で見えるのだ。
左右15度、計30度からの視聴を想定しているとのこと。
液晶からの距離は、20GL1で90cm、12GL1で65cmを推奨している。
9つの画像は、2D映像からでも3D映像からでも生成できる。
20GL1では高性能プロセッサー「Cell Broadband Engine」と多視差変換LSIを搭載した新開発の「グラスレス3D専用CELLレグザエンジン」を利用している。
12GL1は画素数が少なく、 20GL1ほどの演算処理が必要ないため、CELLではなく独自映像処理LSIと多視差変換LSIを組み合わせている。
ベースとなる画像から、人物(顔)、動き、風景(構図)を識別し、奥行きを復元する。
この奥行きの情報から3D映像の元となる視差の異なる画像を生成する。
● 9種類の異なる画像は、垂直レンチキュラーシートにより光を出力する方向を変えている
液晶パネルはRGBを立てに配列した新画素構造を持つ。
これに垂直レンチキュラーシートを使って方向を変えて、光を出力している。
見る角度によって、画像がずれていくようになっている。
東芝では、GL1シリーズをCEATECで展示する。
さらに56V型も技術展示する。この技術はPCにも応用される予定で、グラスレスタイプの3Dマシンの技術展示も行われる。
大型テレビへの応用にもある程度の可能性を見せていることで、これからの製品開発に期待できそうだ。
●20GL1の主な仕様
・チューナー:地上デジタル×2、BS/110度CSデジタル×2
・液晶:20V型グラスレス専用LEDパネル(表示画素数1280×720、パネル総画素数429万4400画素)
・入出力端子:HDMI入力(1080P(60/24p)入力対応)4系統4端子、ビデオ入力1系統1端子、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、ヘッドホン、USB1端子、LAN1端子、B-CASカードスロット
・サイズ(スタンド除く):64.0×10.5×66.3cm(設計値)
・質量:未定
●12GL1の主な仕様
・チューナー:地上デジタル×1、BS/110度CSデジタル×1
・液晶:12V型グラスレス専用LEDパネル(表示画素数466×350、パネル総画素数147万画素)
・入出力端子:HDMI入力(1080P(60/24p)入力対応)1系統1端子、ビデオ入力1系統1端子、ヘッドホン、USB1端子、LAN1端子、B-CASカードスロット、SDメモリーカードスロット
・サイズ(スタンド除く):33.7×5.2×27.2cm(設計値)
・質量:未定
』
難しい。
もうちょっと詳しく。
『
Phile web 2010年10月04日
http://www.phileweb.com/news/d-av/201010/04/26987.html
20V型は4K2K相当のパネルを使用
東芝、20V/12V型裸眼3Dテレビ“REGZA”GL1シリーズを発売 - 専用LED液晶パネル採用、20V型はCELLエンジン搭載
ファイル・ウェブ編集部
既に速報にてお伝えしているとおり、(株)東芝は本日裸眼で3D視聴できる“グラスレス3Dテレビ”2製品を発表した。
本項では製品についての詳細をレポートしよう。
今回発売される“グラスレス3Dテレビ”は、20V型の「20GL1」と12V型の「12GL1」の2種類。
両機とも12月下旬に発売する。
価格はいずれもオープンだが、20V型は24万円前後、12V型は12万円前後での販売が予想される。
● 12GL1(左)、20GL1(右)
両機は、インテグラルイメージング方式とレンチキュラーシートを組み合わせたグラスレス3D専用LED液晶パネルを搭載し、2D映像の表示に加え、裸眼での3D視聴に対応しているのが大きな特徴だ。
2D/3D表示の切り替えは、ブースでは実際に見ることはできなかったが、付属のリモコンに設けられたボタンで行うとのこと。
「20GL1」は解像度1,280×720(2D/3Dとも)・約829万画素・アスペクト比16対9のパネルを搭載。
コントラスト比は550対1。
「Cell Broadband Engine」をコアに、多視差変換LSIを組み合わせたグラスレス3D専用CELLレグザエンジンを採用している。
高い演算処理能力を持つ同エンジンにより、グラスレス3D専用の映像に高精度変換を行うことができるとのこと。
推奨3D視聴距離は90cm。
3Dの視野角は左、右それぞれ15度となる。
● 20GL1のサマリー
● 20GL1、スタンドが付属する
音声面ではCONEQ/Class-Dデジタルパワーアンプを内蔵。
ほか、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを各2基搭載することに加え、入出力端子としてInstaPortに対応したHDMI入力端子を4系統(うち1系統はARCにも対応)、ビデオ入力1系統、3.5mmアナログ音声出力(固定/可変)1系統、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、ヘッドホン、USB、LAN端子を備えている。
また、画面の明るさを抑制し消費電力を低減する「消費電力低減設定」や、無操作状態が3時間続くと待機状態にする「無操作電源オフ機能」、外部入力選択時に無信号が15分間続くと待機状態にする「無信号電源オフ機能」などの省エネ対応設計が施されている。
「12GL1」は解像度466×350(2D/3Dとも)・約147万画素・アスペクト比4対3のパネルを採用。
コントラスト比は500対1。グラスレス3D専用レグザエンジンも搭載している。
推奨3D視聴距離は65cm。こちらも3Dの視野角は左、右それぞれ15度。
地上・ BS・110度CSデジタルチューナーを各1基搭載する。
● 12GL1のサマリー
● 12GL1
また入出力端子としてInstaPortに対応したHDMI入力端子1系統、ビデオ入力1系統、ヘッドホン、LAN、USBを搭載。
SDカードスロットも備え、SDカードへのワンセグ録画やカード内のJPEG画像やAVCHD動画の再生にも対応する。
● 右サイドにSDカードスロットなどを搭載
● 左サイドにはHDMIやUSB、ビデオ入力端子を備える
さらに、両モデルともUSB HDDへの録画も可能。最大4台の同時接続に対応している。
ただし録画機能についての詳細は未定とのことで、「20GL1」が2番組同時録画に対応するかについて、あるいは用意される録画モードなどについては明らかにされなかった。
こちらは「詳細は11月中に決まる予定」(同社説明員)とのことだ。
■グラスレス3D専用LED液晶パネルとは
通常の液晶パネルは横方向に長方形のRGBのサブピクセルを並べ、3個のサブピクセルで1画素を構成するところ、この新開発のパネルは平行四辺形のRGB サブピクセルを縦方向に配置、RGBそれぞれ9個・計27個のサブピクセルで1画素を構成する。
そして縦方向の9つのRGBサブピクセルで1視差の映像を表示し垂直レンチキュラーシートで9方向に放射することで、裸眼での立体視を得るという。
● 新開発パネルの詳細
特に、20V型の「20GL1」は、「4K2K相当のパネルを搭載している」(同社説明員)という。
こちらは2009年度補正予算により総務省から受託した「眼鏡の要らない3次元映像技術の研究開発(次世代・究極3次元映像技術)」において、東芝モバイルディスプレイ社と東芝が共同で開発した研究成果を採用しているとのことだ。
バックライトにはLEDを採用。20V型の「20GL1」は1,440個のLEDを液晶直下に配置することで、明るい3D映像を実現するという。
また 12V型の「12GL1」については、個数や配置方法の詳細については語られなかったが、「エッジ配置である」(同社説明員)と説明していた。
また、画面中央と画面端の光線の向きを変えることで視域を改善している点もアピールしているが、こちらはソフトウェア的に制御しているとのこと。
RGBそれぞれのサブピクセルに表示する映像をずらすことで光線の向きを中央に傾け、画面の左端から右端まで正しく見えるよう、視域を改善するという。
● 光を最適な方向へ制御するという
本パネルは東芝モバイルディスプレイ社で製造を行うが、具体的にどこの工場で生産するかは未定だという。
「平行四辺形の画素というのも通常の液晶パネル製造とは違う部分。
グラスレス3D専用パネル用に生産ラインも開発した」と語る説明員。
その点からも、コスト的には月販1,000台ずつではペイしないだろうということが想像される。
■グラスレス3D専用のレグザエンジンとは
また、「20GL1」はグラスレス3D専用CELLレグザエンジンを、「12GL1」はグラスレス3D専用レグザエンジンを搭載している点も特徴として挙げられる。
● 「20GL1」はグラスレス3D専用CELLレグザエンジンを、「12GL1」はグラスレス3D専用レグザエンジンを搭載
グラスレス3D専用CELLレグザエンジンは、「Cell Broadband Engine」と新開発の多視差変換LSI(本製品の場合は9視差に変換)を合わせたもの。
Cellの高速な演算処理により、グラスレス3D用の9視差映像をリアルタイム生成する。
9視差映像の生成方法だが、2D映像の場合はまず、手前の物体ほど見かけの動きが速いという基本原理から前後関係を推定し、奥行き復元を実施。
さらに四隅の色のヒストグラムと1,400ものサンプル画像から、構図識別に基づく奥行きの復元を行う。
3D映像の場合は、奥行きの推定を実施する。
その後の工程は 2D/3D同様、映像データを9視差分にレンダリングし、さらに超解像処理にも使われるプロセスで高画質化を施してパネルへ出力する、という仕組みだ。
● 2D映像/3D映像それぞれの変換のしくみ
なお「グラスレス3D専用CELLレグザエンジン」と「グラスレス3D専用レグザエンジン」の違いは「演算処理量。20GL1は解像度1,280×720、12GL1は466×350で、必要とされる処理量が違う」(同社説明員)のだという。
今回、20GL1は外形寸法640W×663H×105Dmmと奥行きもあり、画面下にもかなりスペースをとっている。
説明員に聞いたところ、これはグラスレス3D専用CELLレグザエンジンが大きいためとのことだ。
● 見ての通り両機とも奥行きがある
● 20GL1は画面下側(iMacで言うところの”アゴ”)にかなりスペースが設けられている。ここにCELLが入っているという
■56V型のグラスレス3Dテレビ試作機も参考出展
ブースには製品化される2モデル以外に、今後の大型化を示唆する56V型モデルも参考出展されている。
説明員によると、グラスレス3Dテレビの大型化は、通常の液晶テレビの大型化と比べて技術的に乗り越えるべき問題が多いのだという。
「大型化にあたってポイントとなるのは『画素数』と『視差数』。画素数が少ないまま大型化すると、引き延ばされた感じの3D映像になってしまう」と説明していた。56V型モデルの詳細については多くを明らかにされなかったが、「20GL1と同じく4K2K相当のパネルを搭載しているが、20V/12V型のように9視差ではなく、6視差に減らしている」
とのことである。
● 参考出展された56V型のグラスレス3Dテレビ
』
やっぱり難しい。
[◇]
『
記事入力 : 2010/10/24 05:39:31
http://www.chosunonline.com/news/20101024000012
http://www.chosunonline.com/news/20101024000013
3Dメガネ、開発競争が激化
3Dメガネの市場は数年以内に急速に拡大する見込み
サムスン電子は度入りの3Dメガネを開発
LGは重さ半分の3Dメガネを開発中
今年1月、米国ラスベガスで開催された国際家電展示会「CES2010」に出席したサムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長は、3D(3次元立体映像)テレビ用メガネを着用した際、
「もっと楽なメガネを開発せよ」
と指示した。
李会長が着用したメガネの重さは90グラムだったが、現在サムスン電子が販売している3Dメガネは30グラムにまで軽量化された。
サムスン電子は今月20日から、新たに開発した「3D度入りメガネ」の販売を開始した。
これまでユーザーは、自分のメガネの上に3Dメガネを着用しなければならず、映画を見るとき、メガネがズレ落ちるケースもあり、不満の声が多かった。
この問題を解決するため、サムスン電子が新たに開発したのが 3D度入りメガネだ。
3Dテレビが世界のテレビ市場で注目を集める中、3Dメガネも急速に進化している。
■3Dメガネ、3Dテレビと同時に成長
この日登場した3D度入りメガネは、サムスン電子が指定したメガネ店600カ所以上で販売される。
指定店で視力検査を受け、レンズメーカーのブリック社がレンズに度を入れるという方法で作られる。
この流れが続けば、一般のメガネ店でも3Dメガネを取り扱うようになる、と業界関係者は予測する。
一般のメガネをあつらえるのと同じように、3Dメガネについても、ユーザーがフレームやデザインを選べるようになるというわけだ。
3D度入りメガネの市場は、3Dテレビ市場と共に成長すると見込まれている。
3Dテレビを購入する際、通常は二つの3Dメガネがついてくる。
追加で購入するには、1個当たり5万ウォン(約3600円)から15万ウォン(約1万1000円)ほど支払わねばならない。
市場調査機関のディスプレーサーチは、今年世界の3Dテレビ販売台数を324万台と予想しており、2011年には1742万台、2012年には 4084万台に急増すると見込んでいる。
2014年には、世界のテレビ販売台数の30%以上となる9155万台に達すると言われている。
サムスン経済研究所のチャン・ソンウォン研究員は、
「動画コンテンツをより立体的に楽しみたいという需要が高まり、今後数年以内に、3Dテレビは最もよく売れるテレビになるだろう。それに伴って3Dメガネ市場も拡大するはずだ」
と述べた。
■メーカー各社は3Dメガネの技術開発に拍車
そのためメーカー各社は社運をかけ、3Dテレビ用メガネの開発に力を入れている。
現在、サムスン電子、LG電子、ソニー、パナソニックなど大手電子メーカーはシャッターグラス方式を採用している。
シャッターグラスとは、左右のレンズのシャッターが互いに開いたり閉じたりしながら、短時間で双方の映像を見えるようにする方式だ。
美しい3D効果を出すことができる一方で、メガネに電力を供給する仕組みが必要な点が弱点とされている。
これらの問題を克服するには、さらに軽量化し、着用時の負担を取り除く必要がある。LG電子の関係者は、「現在、3Dメガネの重さは40グラムほどだが、来年には20グラムにまで軽量化できる見通しだ」と語る。LG電子はレンズメーカーと協力し、鼻にかかる負担を最小限に抑える研究に取り組んでいる。
しかし、ユーザーが待ち望むグラスレス3Dテレビ時代の到来には、しばらく時間が掛かりそうだ。
メガネなしで3Dの効果を出すには、テレビの正面だけでなく、横から見るときも同じような画面が表示されなければならないが、それを実現するディスプレー技術はまだ開発されていない。
今月12日に国際情報ディスプレー展示会に参加した、サムスン電子映像ディスプレー事業部の尹富根(ユン・ブグン)社長は、「現在の技術でグラスレスの3Dを実現するには 140型以上のサイズが必要だ」と述べた。
』
低レベルな状況把握である。
<future design>
_
登録:
投稿 (Atom)